--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フジファブリック志村正彦、逝去

2009年12月25日 23:36

何がどうなってんの?訳が分からない。

公式

ナタリー

スポニチ


アベの時もそうだったけど、今回はそれ以上に、ひたすら気持ち悪い。意味が分からない。
死因不詳って……。正直悪い考えしか浮かばなくてろくに悲しめない。

ポリのカヨ脱退がクリスマスイブ直前に発表されて、ただでさえあんまりいい気分でなかった音楽好きの方々も、これには、なんか、悲しいとかどうとかよりも、ひたすら驚き、困惑していると思う。意味が全然分からない。

アルバム四枚出して、中堅どころって感じの時期に入っていて、30手前で、最新の日記によると、なんか体調は良かったそうで、もう、何がなんだか。

今年死んだひとの中でも、こう、一番音楽好き的にはまあ、割と近いというか、親しみ深そうなところのひとだけに、その何とも言い難いおぞましさばかりが感じられて、本当に、悲しいとかよりも、凄く理不尽な気がして、何でしょうねこれは。

今年は本当に色々死んだが、まさか最後の最後に、しかもよりによって個性と実力、そしてこれからの可能性を持っていたソングライターが死ぬっていうのは、しかもクリスマスの夜に、っていうのは、なんか、余りに酷過ぎる話だ。本当に訳が分からない。怖い……。


2ちゃんのフジスレは大荒れ。メシウマ、かあ。
しかしこれ、同業者の方々にとっても相当びっくりだろうし、恐ろし過ぎるだろ……。

川本真琴、まさかの新譜リリース

2009年11月30日 22:32

川本真琴9年ぶりソロ「音楽の世界へようこそ」で完全復活

驚いた。最近暗いニュースが多い音楽業界で、これは久々に凄くスッキリするニュース。

調べてみたら、音源のリリース自体は2006年のタイガーフェイクファー名義のシングル以来、川本真琴名義なら実に九年ぶりだそうな。まあでもアンダーグラウンドとはいえライブ活動はしていたから(小沢健二ほど絶望的ではない感じ)、それがいきなりアルバムというのは「ついに……満を持して……!」という気持ちが一気に沸き上がる感じ。とても素敵。

この長い沈潜は何も悪いことばかりじゃなくて、この長い時間にメジャーとの契約、というかそれも含めた表世間に対するあらゆるしがらみとは完全に切れているようで、ということは今作る彼女の作品こそが一番何の制約も掛かっていないはずで、そんな彼女がどういう作品を出すのか凄く楽しみです。というか、メジャーから切れても(いい意味で)しぶとく活動を続けることが出来ていることが良いですね。そしてアルバムリリースでその成果を、といったところか。

しかしどういう作品になるのか全く想像がつかない(笑)ただただ楽しみです。っていうかキャロル・ケイっておい。まさか川本真琴の記事でPET SOUNDSの文字列を見ることになるなんて思っても無かった!


ROCK!なんか天然って感じでROCK。確かに真似するタイプの音楽じゃないわ。


圧倒的な「うた」って感じ。
ここまで「あさって」の方向にぐっと踏み込んだうたを歌える彼女が恐ろしい。
素晴らしいことに、それは演技じゃないのだ。真っ直ぐ歩いただけの素敵な素敵な「あさって」。
ぴゅーん、と。
とりとめの無いイメージの海から、素晴らしいものを引き上げて形に出来る才能!

タイガーフェイクファーのマイスペース。
アルバムの予習になるとは(いい意味で)思えませんが、一応。

五十嵐ちゃんを救う会

2009年11月13日 23:02

Syrup16gの軌跡を完全網羅したボックスセット緊急発売

五十嵐ちゃんは生きていくモチベーションが低く
このままでは生活を続けるのが困難です

生活をするには生活費がかかります 

五十嵐ちゃんを救うために
シロップのCDの印税による支援が必要です

どうかファンの皆様
ご協力をよろしくお願いします


こういうこと?

っていうか廃盤になってるのかよシロップのCD……。『Free Throw』はともかく、『coup d'Etat』『delayed』『HELL-SEE』『Mouth to Mouse』が廃盤だったとは……。要するに活動休止までのシロップのコロムビア/トライアドからのリリースは全部か。末期の活動休止中に契約がアレしちゃったんだろうなあ。

廃盤になったやつは、とりあえずはボックスでは出すけど再販はしないんだろうか。このボックスがダイザワレコードが主に頑張っているような感じだから、もうコロンビア/トライアドの方はそこまで……って感じなんだろうな。

というかボックスセットもいいけど、未発表曲の方がもっと興味あるなあ。特に活動休止から解散までのやつ。平気でアルバム三枚分くらいあるんでしょう?ライブ音源でも五十嵐の弾き語りデモでもいいから出して欲しいな、っていうかいつか出すんだろうな。ダイザワ代表の「現状で許される全ての音源をまとめてボックスセットとして発売いたします」という言い回しが、様々な権利問題のゴタゴタやらが見え隠れして結構嫌な感じ。

ナンバガは解散後三年くらい経ってから執拗に掘り尽くされ、『omoide in my headシリーズ』を出し切った(『ワンダーフォーゲル』のナンバガカバーが入っていないのが大いに不満)と思ったらFACTORYのDVDまでひねり出される始末。果たしてシロップはどこまで吸い尽くされるのか。犬が吠えるの楽曲は結局何のリリースも無いまま闇に葬り去られるのか。そして五十嵐は生活出来ているのだろうか。音楽活動的には本当に死んでしまったのだろうか。何と言うか、自分のパブリックなキャラクター性に本当に忠実だな、というか、それこそがシロップが「素」なバンド……少なくとも楽曲は……だったっていう証拠なのかしら。

未発表音源のリリース、シロップに限らず待ってます。そして出来れば、ソロでも全然構わないからまた何か音楽活動して欲しいです。その性質上、無理は出来ないとは思いますが……。

それにしてもこの動画はひどい(笑)『BLACKSOUND』のDVDちょっと欲しいなあ。ボックス21000円かあ。割と良心的な値段な気がしてしまうから怖い。

パニックスマイル、現行メンバーでの活動終了

2009年10月21日 01:29

ナタリー:PANICSMILE、新作が現行メンバーでのラストアルバムに

まじか!?でもアルバムが出るのは凄く嬉しい。っていうかニック・ケイヴって、そんなしっかり歌ものまであるのか?前作が凄く良かったので凄く期待。前作って二年半前か。懐かしいです。総決起で観に行きました。雨が降って急遽屋内で、ただでさえ狭いライブハウスは完全にパンクしていて、その中でも凄くかっこいいライブで、とてもいい空間でした。その後もう一回観たなあ。エレキトリック・イール・ショックとの対バンツアー、これも凄く良かった。

まあ解散じゃないしアルバム出してくれるしライブにも来てくれるので、その点は凄く良し。折角なので観に行こうと思います。

KIRIHITO+PANICSMILE
2009年10月27日(火) 福岡県 福岡graf
OPEN:19:00
START:19:30
ADV:¥2,000
DOOR:¥2,300
ローソンチケット Lコード : 85221
popmuzik records (092)732-5265
メール予約 : mad-cap@u01.gate01.com 

C)EEVEE/オオクボ-T/KIRIHITO/PANICSMILE/DJ:ミヤガワエレクトリック808

まさかこの曲にPVがあったなんて……。それにしてもひどいwこれメンバー?

もいっこPV。

最近は吉田氏のMUSICAでのレビューとかあと石橋さんのソロ活動とか七尾旅人とバンドとか(!!!早くアルバム出ないかなあ)ちょっと露出が多かったから、アルバムにもライブにも期待したいしその後の活動も楽しみです。

曽我部さんはワーカホリック

2009年10月14日 21:10

なんかこんなの見つけた。
曽我部恵一アコースティックカバー集「Sings」全国発売

しかしよく考えればなんとも手軽でレコーディングの予算も掛からない企画だなあ。そのせいで正式発売じゃなくてライブ限定だったんだろうけど。

しかしまた、これほど確実に品質補償されているレコードも無いなあ。悪くなる訳が無い!しかも選曲が良すぎ。トラキャンにピクシーズにギャラクシーあたりがこう、どういう層を狙っているかがよく分かるしその狙いは正しいとか思ってしまうし何よりも嬉しい。

2500円か。悩むなあ。でも実は曽我部バンドのアルバム(2nd買ってないです)よりも興味引かれる。曽我部さんごめんとか思ってしまうけど(笑)まあサニーデイの新譜でも出ようものなら喜びで部屋をのたうち回りそうですが。

サニーデイのライブでこんなことを平気でやれて、そして良いのが曽我部の強さ。いいなあ。
今年のミュージックシティー天神に来なかったのは残念だったなあ。

スパルタローカルズまで解散

2009年08月03日 04:37

スパルタローカルズ解散!

なんか、もうやばいな。日本のインディロックシーンがどんどん変わってしまう。
大体、新しいドラム入ったばっかりじゃないか。シングルも良かったじゃないか。

バンドを続けていくのって大変なんだろうなあと思う。

これでモーサムも解散したりしたら福岡勢は全滅だな。DOES?そんなん知らん。
パニスマはこの場合ちょっと別格。

『水のようだ』埋め込み無効だったので。
この曲のゆったりしてちょっと寂しげなメロディと、
情熱的で不思議だけれどちょっと悲壮感のあるギターが好き。しかし本当に奇麗なPVだ。


原曲は私も凄い好きです。で、そんな『Sitting On The Face』 のカバー。
ボーカルの相性良し。そして原曲には無いギターフレーズが素敵。


古き良き時代。メンバーが素敵。今やアナログフィッシュもマイナー落ちな感じで寂しい。
小沢健二のカバー。志村がメインを歌うのが独特、というかオシャレさは消滅しとる(笑)
そしてコウセイのラップ(!?)ハジケすぎ(笑)絶叫するか!?最高。
下北沢界隈のサブカル文化の伝統と流れを感じる。


テレヴィジョン直系のギターロックという風にとりわけ紹介されていた初期。
へんてこなメロディとひねくれて印象的なギターがトレードマークでした。


最後に。多分これが一番の代表曲なんだろうなあ。ユニークでしかも最高にポップで最高。
やっぱり最後の繰り返しの幸福感は半端無いなあ。


本当に最近の音楽シーンは逝かれているぜい。気味が悪い。

ミッシェル再結成の可能性が消滅した件

2009年07月22日 20:11

アベフトシ死去!

し、信じられん。
まだキヨシローとかは分かるよ。死にそうだった。赤塚不二夫とかもずっと死にそうだったし。
マイケルはちょっと不思議だったけど、でもあの人は生きていても生きていない感じだったから。

これはそれらとはちょっと訳が違い過ぎる……。なんか怖い……。


確かにアベはミッシェルの後、ちょくちょく活動はしていたけど
特にこれといって大きなことはして無かった。
ちゃんと食えているのかなあと、ファンの間でも冗談まじりに心配されていたはず。
しかし……。

だってまだウィルコ・ジョンソンだって生きてるのに……。
なんか、そりゃあないよって言うか……。

きっと今日はミッシェルの動画を貼るブログばっかりだろう。
わたしも貼っちゃおう。それでこの混乱が少しでも収まるなら。


カッティングやソロがあまりない曲だけど、その代わりギターの音の良さがよく分かる。
本当にいい音だ。緊張感と適度な鋭さ、ノイジーさとクリーンさのバランスも凄い良い。
そしてこの曲自体がいい!
しかし何故フェードアウト?


しゃべるミッシェル一同。1998年って全盛期じゃん。みんな若くて勢いがありそうで楽しそう。
なんとなくアベはまだ健康そう。


後期ミッシェル。ブラッシングの音も凄くいい。これぞガレージって感じ。そして弾き方!
ウィルコ的な「弦を擦って弾く」タイプのギターでこの人よりいい人はいないだろ。


お馴染み代表曲のPV。若いのはともかく使用ギターが全然違う。
この頃はオシャレなんだよな。でもカッティングはこの頃から健在。

今年は本当に死に過ぎだろ……。
ご冥福を祈ります。


(また誰か死んだりしないよな。まさかね……。
 五十嵐はこの前生存確認したばかりだし……。)

イガラシ生存確認

2009年07月17日 23:46

ムジカのART-SCHOOLのインタビューにて、五十嵐隆の生存を確認。
木下と飲んでいたそうです。生きていて良かった。
しかも「最近オレ達みたいなバンドっていないよねえ」とかまで言っちゃったりしてるとか。
しかしこの辺の人達は大変だなあ。
かたやニート活動引きこもりがち。かたや遂にオリジナルメンバー一人。
どっちも頑張って欲しい。

『世界のフラワーロード』 100s

2009年07月12日 17:59

遅れましたが、間奏の類です。纏めておきます。
世界のフラワーロード(DVD付)世界のフラワーロード(DVD付)
(2009/07/08)
100s

商品詳細を見る

↑ここにアップしたもの+2ちゃんにアップしたもの↓

100s 『世界のフラワーロード』

1. 出口VS入口 ★☆
これから始まるのは過去と現在、虚構と現実が入り混ざった東京都江戸川区小岩の音楽。
中村一義の愛憎含んだホーム。
まずこの前提が無いと、これからの曲の歌詞の意味がよく分からんのはどうしたことか(笑)
この曲自体は彼のアルバムではお馴染みのインスト。
宇宙的スケールからテープを切り替え、サイケ、祭り、雨、工事、部屋、そして祝祭へ。
ところで、フラワーロードの出口・入口は駅側・反対側のどっち?
多分答えは初回版に付属のDVDを最後まで見たら分かる。

2. 世界の私から ★★★★★
ある意味最高に自己中心的なアルバムの世界へリスナーを、
そして中村自身を引きずり込むための、強烈な挑発と祝福の「招待状」。
かつての祝福に満ちた名曲群(『永遠なるもの』『主題歌』『ジュビリー』などなど)に
また輝かしい一曲が、って感じ。
彼等が自称する「100sのサージェントペパーズ」という言葉の通り、
そのピースフルでぶっ飛んだ祝福感が魅力(でもホーンは生音の方が…)。
独特な節回し、突き抜けたメロディにコーラス、そして歌うようなドラムがどことなく
中村一義初期作品っぽい。それらの現行版。
「ハーイ、ジョン、聞こえますか?」にも表れているあの魔法、そして拍手とともに現れる高揚。
アルバムの世界に入っていく。

3. 魔法を信じ続けているかい?  ★★★☆
歯切れの良いリズムとピアノに導かれる、可愛らしいハネ方で進行する曲。
これまでのアルバムタイトルを含んだ歌詞、そして何よりそのタイトルが、
このアルバムにおける中村の視点を表している。
「魔法はさらに上へ。なくすはずないだろ。」変わらぬ信念を高々と歌い上げる。
キャリアを俯瞰しての自己肯定。
何を言っているのかよく分からない歌、舞い上がるメロディ、
「同情の群れはとうに無い」、これも初期を思わせる要素に満ちた曲。

4. そりゃそうだ ★★★★
まず、曲構成自体が初期中村一義っぽい、ビートルズとかそんな感じ、
それを100sで演奏したって感じの曲。
あちこちに配された様々なコーラスや、どっしりと進んでいく力強さ、
メロディに強烈に引きずられるリズムなんかも『犬と猫』とかっぽい。
ただ、単調なギターやちょっとちゃちいキーボードがやや残念ではあるが。
シングルバージョンと比べると、イントロにホーンが加えられていいアクセントになっている。

5. エコVSエゴ ★★
二曲目のインスト。電子音から不穏なアルペジオが広がる。
様々に配置された効果音。曖昧な歌。不思議な世界観が広がる。
クレジットをよく見ると、何とドラム中村一義!あの独特のもっさり感を喜ぶファンはいるだろう。
最後に中央線の黄色い電車が到着するSEが(多分小岩駅)。
これによって次曲に繋がる(「黄色い電車、降りたら。」という歌詞)。

6. モノアイ ★★★★
ぼんやりとしたイントロから、結構ファンキーで透明感のある演奏に突入。
この曲の主役はやはりコーラス。
サビのコーラス、分厚くてヒステリックでそして美しいあの感じ、どことなく『君ノ声』を思い出す。
機械的でかなり変則的なリズムも、ワウの掛かったギターも、
夏の夜空のようなコーラスのために機能する。
最後の圧倒的な繰り返し(「連弾」って感じ)から、
さらっとワンフレーズ歌って終わる展開が切なくて良い。
歌詞はおそらく、★になってしまった人への思い、
つまり、死んだ中村の祖父について。パーソナル故の繊細さが光る。

7. セブンス・ワンダー ★★★★
元ネタはおそらくELOの『Mr. Blue Sky』であろう、っていうか結構まんま。
でもこういうリズムは素敵。
軽快に跳ねるリズムや爽やかなキーボード、中村の歌も軽快に転がり楽しげ、
サビの盛り上がりもポップで良いが歌詞の内容を踏まえると…。
街を守って来たのに街の人に忘れられて死んでいく警官、
およびその目線で見た少年中村について。
それにしても「あの中村って子は街の七不思議」って凄い歌詞だな…。
外部視点で語られる中村少年。

8. いぬのきもち ★★☆
ガンダムな感じのSEから急に威勢のいい演奏が始まって、
それはまあいいんだけれど、なんか曲が中村っぽくない。
と思ったら他メンバー(ギターの小野)によるペンだった。
にしてもまるでピロウズのような荒い歌い回しやメロディ(笑)
勢い良くドライブするギター、オウ↑イエー↓な感じ、最後のコーラス。
そういえば両方ともエイベックス。まさか…(笑)
これがピロウズの曲ならかなり好きになれそうなんだけど、
これは100sのアルバムなので、ちょっとした息抜きっぽい立ち位置の曲。
歌詞はあの街で年老いて死に行く犬の気持ち。街を出て行くことについての切なさなど。
「あの頃富士が大きすぎた」のとこは好き。

9. ミス・ピーチ! ★☆
今度はキーボード池田による、ソウルでファンキーな曲。囁くように歌う中村。
ちょっと『What's Going On』な感じ、そしてオシャレなファンクみたいなところ。色々な音遊び。
正直これは無くても良かったかも。曲自体も演奏も悪くないが、
アルバム中での必要性はあまり感じない。
歌詞も少なく、そんなに意味も無さげ。卒業DANCEって何だよ。
半分インストみたいな感じ。それにしても長いけど。

10. 銀河VS俺 ★★★
重いドラムから、急に『ERA』終盤みたいなヒステリックさが炸裂して、何だ!?と思うと、
「腹痛え」…。陰鬱でどシリアスでファンクな高音で何を歌ってるんだ!?
「昨日食べたのはトマトだけえ~」って(笑)
もしかしてこれって、少年時代にそういうトラウマでもあったのかなあ。
ちょっと流石によく分からん。

11. ある日、 ★★★
前曲のシリアスさ「だけ」を受け継いだまま、
今度は本当にシリアスなピアノと歌で進行する真摯な歌。
『ERA』では攻撃的だったこういう感じが、ここでは思い切り内向的に膨らんでいく。
裏声を多用し、真摯であるが故に悲壮で陰鬱な感じが、
分厚く重ねられたキーボードによって音的に広がっていく。
「状況に裂かれていた」中村青年について。その祈り、世界観について。
えらく宗教的になっていく。
ここからアルバム終盤。過去の中村自身を解放すべく、テーマも曲調もずっと重い。
しんどい分真剣だ。

12. フラワーロード ★★★
不穏な前曲のアウトロから連続したメロディは可憐に舞い、
そして三連符の強烈な重力の流れの中へ…。
ってこれ、『新世界』じゃね!?という。サビのメロディがかなり似ている。
それはともかく、歌詞は状況に裂かれた中村青年を解放し、舞い上がらせる。
「考えるな、親を想え」の辺りとか。
クラシカルなメロディと、圧倒的な浮上感。重い重い重い。
まるで血を吐きながら祝福するような、そんな勢い、狂気。

13. まごころに ★★★☆
先程までよりは大分ポップなピアノや歌になり、
そこから「愛したっていいから」と連呼し強烈に舞い上がる。まるでアルバムの終わりのよう。
「愛をバカにしてんだ?」の下りは強烈な憤りを感じる。過去の愚かな自分への。
それが良いか悪いかは別として。
サビの高揚はまた「肯定のための強迫観念」みたいな狂気を感じる。
こういうポジティブに向かう狂気もまた彼の持ち味。
そしてM2以来再び入ってくる祝福のマーチ。物語も最後の段階に入る。
サイケなリフレイン、何かのメッセージ。

14. 最後の信号 ★★★★★
ここまでの強烈な浮き沈みが、この曲に収束する。
ゆったりと、堂々としたピアノ、リズム。アルバム中最長(6分台)の曲。
注目すべきは歌。一部を除いて、全体的に低音でどっしりしたメロディを歌い、
じっくりと繊細な感覚を噛み締めるように進行する。
エレキギターが無くなり、キーボードとリズム、そして歌とコーラスによって、
「この通りを渡る」その風景を広げる。
穏やかで力強い曲の広がりの中で、この曲唯一の高音パートで、
このアルバムの「祈り」が空に還っていくような感じがする。
昔と今、星になった思いや人、それらの終着。最後のピアノの音が
『サージェントペパーズ』の終わりを思わせる。

15. ~長い深呼吸~ ☆
18秒に及ぶ、長い深呼吸。一つの回想が終わり、そこから飛び立つための。

16. 空い赤  ★★★☆
憂いを孕みながらも、気高く前向きなメロディで歌われる、過去を「乗り越えてゆく」ための曲。
歩くくらいのスピードで進む。
壮大なメロディに比べて、ちょこちょこ入るチープなキーボードが本当に残念。
やっぱりホーンは生音の方がいい。
過去の自分を全て踏まえ、そして
「だから、ここいらで、「さよなら」だ。乗り越えてゆくならば。」と歌う。
壮大な世界観は流石にもうお腹いっぱいだが、この曲はアルバムのエンドロールである。
クドい割りに意外と最後があっけなくて切ない。


総評:★★★★
中村一義を中心とするバンド『100s』の、これはバンドとしては三枚目、
中村通算でなら7枚目のアルバム。
中村一義自身の「原風景」をテーマにして、世界を呪い、
愛に苦しんだ昔の自分自身を俯瞰し解放する、多分そんなテーマのアルバム。
それゆえ、ある程度彼の経歴を知っていないと、アルバムのコンセプトやストーリー自体を
理解し難い。これはある種の構造的欠陥(笑)
ある意味、本当にエゴに満ちたアルバムだなあ。
しかもそれが全力で真摯で狂気じみて前向きだからタチが悪い(笑)
だが過去にケリを付け、新しい世界の広がりへ突入していくことが必要だったらしい。
これからの彼等の作品に期待!

音楽的には、中村とキーボードの池田が中心となって作られたせいか、
全編に渡ってキーボードが様々な活躍をしている。
正直ちゃんと生の楽器でやって欲しかったフレーズも多いが、
世界観の広がりに大いに貢献している。
割と軽快な前半と、必死で真剣でどシリアスな後半のギャップもまた激しく、
特に後半はあまりの思いの強さに聴いてて窒息死しそうなくらい。
しかし曲の出来は総じて良い。アレンジも、個人的にはもっと軽い方が好きだけど、
スケール感の演出としては正しい。
シリアスさは『ERA』っぽいが、あれが外向きの攻撃ならこれは全力で内向き、
世界を巻き込んで内向きな感じ。
「100sのサージェントペパーズ」というコンセプトがあるが、
個人的には「アビーロード」な感じを受けた。音のゴージャスさとか。
正直100sサウンドもこれ以上の発展があるのかよく分からないので、
ひょっとしたら次作はソロかも(個人的にはそっちの方が…)。
重たいが、それだけ制作者の思いが詰まったいいアルバムだと思う。
あと、全体の重さの割りには意外と長くない(57分)。



沢山聴きました。やっぱりいいものだった!新譜をこんなに沢山聴いたのは久々。
何かこう、あちこちに深読みする要素があり過ぎて、面倒臭いアルバムですけど(笑)
情報量が音・言葉共に多い。そして予備知識の必要性も。
勿論予備知識が無くても普通によくできた作品なんですが。

楽しみな新譜たち

2009年07月06日 22:28

遂に明日!
世界のフラワーロード(DVD付)世界のフラワーロード(DVD付)
(2009/07/08)
100s

商品詳細を見る

このサイトで全曲視聴できます。確かに曲の作りが初期っぽい。
音はむしろ『ERA』っぽいけど。でもかなり良さげ。ドラムのバタバタ加減が少し初期っぽい。
かの田中宗一郎は「ぎこちないドラムのあの感じこそが良さだった」みたいなことを言ってた。
今回に至るまでの100sとは、演奏をどれだけ中村一義ナイズするかだったのかもしれない。
明日は即買い。


そういやバインも出しますね。しかも中村一義の一週間後。
割と似ている幼少期を送っているから(どっちも悲惨)、ちょっと因果を感じちゃう。
TwangsTwangs
(2009/07/15)
GRAPEVINE

商品詳細を見る

しかしまた、なんか地味と言うか、映えないジャケットだなあ(笑)ある意味、らしい。
最近は長田進(Dr.StrangeLove)を加えたトリプルギター編成が見られるとかで、気になる。
先行シングルも今回は一曲だけだし。動画は見つからず。
しかしいつにも増して英語タイトルが多いな。
アマゾンの説明だと渡米どうこう書いてあるから、そのせい?


こっちも一応アマゾン来てた。アルバム名はこれらしい。流石にまだ遠い……。
14SOULS14SOULS
(2009/08/05)
ART-SCHOOL

商品詳細を見る

アマゾンによると久々の50分切れ。濃いものを期待。先行曲も配信しか無いし。
ジャケットはこんなの。なんか赤ってあんまりアートっぽくないから新鮮。
なお、myspaceの試聴が一曲増えてます。『tonight is the night』。
エレクトロニカ風。ベースの音は最近のハウスの流行ぽい雰囲気っす。
映画の主題歌かあ。その映画はこんな感じらしいが↓

こ、これは(笑)ネタに振り切れたサブカル映画か。ある意味とても「らしい」(笑)
最近のPVの傾向からしても合ってるかも。
それにしても、いい具合にケンカ売ってるな(笑)何だよ城ロボットって(笑)



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。