僕らが訳を省く理由
2006-06-10
とある理由で今、詩やら小説やらを書いています。
一個乗っけます。
川沿い
ドブ川沿いにある彼の家
川の氾濫を待っている
いろいろ混ざって作り上げられた
汚水の香り
彼の宝物
星の無い夜空の下
川の底を掬い上げる
不定形の其れを抱きしめる
ドブ川沿いにある彼の家
川の埋め立ての事を知る
総てを呪って作り上げられた
淀んだ溜り
彼の宝物
何も無い日々の中
川の底を掬い上げる
不定形の其れを抱きしめる
ドブ川沿いにあった彼の家
川の想い出に縋り付く
祈りを捧げて作り上げられた
聖なる汚れ
彼の宝物
明日の無い風吹く中
川の底を探し当てる
不定形の其れは今や彼の家







