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『Zero』 Smashing pumpkins

2009年05月28日 11:46

ジャケットのデザインは当時のビリーの恋人Yelena Yemchuk。この後活動休止まで続くビリーのビジュアル的ゴス趣味の根本はこの人から来ているらしい。
ZeroZero
(1996/04/23)
Smashing Pumpkins

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1. Zero
この曲以前も以後もリフ中心のハードロックな曲はスマパンには沢山あるけど、これはそれらとはなんか違う感じがする。PVのせいもあるのかもしれないけど、物凄く「ゴス」ってる。どっちかと言えば他のリフ曲よりも『Ava Adore』とかの方がイメージが近い気がする。詞の世界観なんかもどことなく「ゴスな恋人」感に溢れてるし。多分この曲から、スマパンのゴス化が始まるんだと思う(『Bullet With~』はその一歩手前の段階かなあと)。
それにしても、こんな簡単なリフからしっかりさらっと盛り上がりもつけて、簡単な構成の曲なのにきちっとシングルらしいキャッチャーさを持ってるのが凄い。ブレイクの使い方といいギターソロの完結かつ異質さといいシンプルにどっしりとしたドラムといい、抑制の利いた、引き算の美学を強く感じる曲。そして最後はアウトロ無しで歌でぴしっと止まる。クール。2分41秒。クール。
2. God
このシングルのハードロック曲の中ではまだ全然いい方。でも『メランコリー』の他の憧憬等の曲と比べるとちょっと弱いかなって曲。でもその小規模さがこの曲の魅力かも。不穏なドラムとボーカルだけのセクションから一気に爆発する、スマパン的グランジな曲。単調で沈静なところから、曲全体が短いリフの畳掛けみたいになる展開は鬼気迫る感じがして良い。サビのドラムの感じはいかにもジミー・チェンバレン。アメリカ人~って感じが凄くする。マッチョさとクールさが割と上手くハマってると思う。
でもアルバムのリフ曲の方がいい。
3. Mouths Of Babes
ビリーが大した抑制のアイディアも展開も考えずにリフ主体の曲を作るとまあこんな感じ?って曲。サビのメロディはそれでもちょっとビリー的美メロを感じるけど、リフがくど過ぎる。曲を通しての倦怠感・停滞感も苦手。スマパンのこういうノリの曲はわたし苦手。緩い出来だと思っちゃうと同時に、アルバム収録のリフ曲はアイディアや突破力に秀でているなあと思わせられる。
4. Tribute To Johnny
イントロから典型的ハードロッキンなリフが鳴り始める、まさかのインスト曲。スマパンっぽさは皆無。タイトルの通り、ギタリストのJohnny Winterに捧げられている。リフもドラムもマッチョ過ぎる。とても苦手な世界。
5. Marquis In Spades
「ファッカー」と呟いて、また重く鈍いリフが鳴り始める。リフの合間にビリーの金切り声が聞こえる。個人的には、大体この辺でもうすっかりウンザリしてくる(笑)ミックスのせいかビリーの声が埋もれて聞こえる。これといった強烈なフックが無いのが辛い。ドラムが無駄に動き回るのもまた、なんか重たいっす。最後のシャウトはカッコいいはずなんだが、後ろのリフがちょっとダサい。
6. Pennies
ここで急に雰囲気が変わる。確かにこの曲もメインのリフを伴った曲だけど、曲調は明らかに『1979』とかのささやかなギターロック。こういうビリーの微妙なメロディの抑揚の付け方は非常に好み。そしてその微妙な抑揚を曲展開とともに最大限に盛り上げるドラムは流石だと思う。歯切れよく小気味よいドラム。さっきまでのハードロッキンが?のように軽い。気持ちのよいシンコペーション。たった二分半によくこんだけ突っ込めるなあという、かといって濃過ぎることも無い、絶妙のギターポップ。これはホント名曲。
7. Pastichio Medley
いきなり重たいリフが始まり、何かと思うが、そしたら急に変わってノイジーな中期ビートルと思ったらあれっ、あれっ、あれれー。収録時間23分の、要するにボツになったリフの集合体。ボツの怨念。大体はハードなリフばっかりなのだが時折入ってくるギターロック調や『Today』の焼き直しの残骸や『1979』路線なリフが気になる。使えばいいのにと思う。ハードなリフの中にも幾つか気になるのがある。使えばいいのに。
要するに、そういう「ああ、このリフいいね」っていう、そういう展覧会。一個のリフは長くても30秒くらいなので、死ぬ程リフを楽しめる。ただ、気に入ったリフが出てきてもすぐ次に切り替わってしまうが。っていうかこんなのを見せびらかすって、ビリーったら本当に自意識過剰。
ちなみに、以下のような曲から成っているらしい。英語版ウィキより引用。

It features: "The Demon", "Thunderbolt", "Dearth", "Knuckles", "Star Song", "Firepower", "New Waver", "Space Jam", "Zoom", "So Very Sad About Us", "Phang", "Speed Racer", "The Eternal E", "Hairy Eyeball", "The Groover", "Hell Bent for Hell", "Rachel", "A Dog's Prayer", "Blast", "The Black Rider", "Slurpee", "Flipper", "The Viper", "Bitch", "Fried", "Harmonia", "U.S.A.", "The Tracer", "Envelope Woman", "Plastic Guy", "Glasgow 3am", "The Road Is Long", "Funkified", "Rigamarole", "Depresso", "The Streets Are Hot Tonite", "Dawn At 16", "Spazmatazz", "Fucker", "In the Arms of Sheep", "Speed", "77", "Me Rock You Snow", "Feelium", "Is Alex Milton", "Rubberman", "Spacer", "Rock Me", "Weeping Willowly", "Rings", "So So Pretty", "Lucky Lad", "Jackboot", "Milieu", "Disconnected", "Let Your Lazer Love Light Shine Down", "Phreak", "Porkbelly", "Robot Lover", "Jimmy James", "America", "Slinkeepie", "Dummy Tum Tummy", "Fakir", "Jake", "Camaro", "Moonkids", "Make It Fungus", "V-8", "Die".



Smashing Pumpkinsのアルバム『Mellon Collie~』からの3rdシングル。って言っても7曲収録でしかも収録時間41分(まあ半分以上Pastichio Medleyだけど)、圧倒的すぎる物量。
で、このシングルは「ハードなリフ曲」のコンセプトで曲を集めている。どの曲もリフから出来たっぽい曲ばかり。ただ、表題曲と他の曲はなんかカラーが違う上に、大抵の曲は「まあアルバムのアウトテイクかなあ」的なクオリティだと思う。一曲一曲もそんなに長くないし。何せ最後にアウトテイクの最たるものがどしんと構えているから。ただ『Pennies』は名曲。これも明らかにカラーが違うけど、バランスをとったのかなあ。

ジャケットと同じく、Yelena Yemchukの監修。ゴス!って感じ。
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