甲州街道は春も過ぎて忙しすぎだから
2009-05-03
忌野清志郎死去(いつものナタリー記事)遂に死んでしまった。復活ライブとかやってたのもこれで全部台無しだ。
さあさあ、次は『追悼ベスト』『オールタイムベスト』はいつリリースされるのかな?
2008年に出したばっかり?そんなケチなこと言うなよ。だって死んだんだよ。
それともRCサクセションの全アルバムリイシューとか。
折角死んだんだぜ。稼がなきゃ。
そして追悼ライブをやるんだろう。
クラムボンやフィッシュマンズの残党どもなんかを核に、
その他様々なロック系アーティストがこぞって参加、会場は涙に包まれる。
どうでもいいアーティストから大御所までこぞってライブのMCなんかで一言残し、
最後はみんな集まって『雨上がりの夜空に』を合唱する。
そしてそれを監修したアルバムだってリリースできるだろう。
DVD、いいね。BLもどう?感動をより高画質で、なんて素敵でしょ?
トリビュートだって出せるぜ。もうあった気もするけど。有名曲がずらり。
ジャンルや国境を遥かに越え集まった多様なアーティストが素晴らしいカバーを。
雑誌なんかでも、アーティストたちのコメントが溢れる。
音楽家だけでなく漫画家や小説家、映画監督やタワレコの店員、なんでもござれ。
ある者は熱くなって錯乱し、ある者は歌詞を引っ張って上手く言おうとし、
ある者は個人的な清志郎との交流の引っ張ってくる。
そして雑誌やネット上での急激な再評価が始まる。
スヌーザーは良かったね。日本ロックセレクトで一位に『楽しい夕に』を選出できて。
ブログとかの検索ワード第一位は当然。どこかしらの記事の引用が軒を連ねる。
中にはアクセス稼ぎのために、知りもせずノリで追悼する様な輩だっているだろう。
アフィリエイドのリンクを堂々と貼付けながら悲しい振りをする奴だっているだろう。
それもいい。だって祭り。死にゆく人だって賑やかに送ってもらえた方が幸せだから。
なんて言い出し、自称「かわいそうな人」が「大勢集まった」。モダンヒッピーども。
楽しい夕にぼくのともだちは
ゴキブリといっしょに昼寝をするのさ
忙しすぎだから / RCサクセションより引用
ずるい人だ君は ずるい ずるい 責任逃れ
君の荷物さそれは ぼくのじゃない
ぼくに背負わせないで 誰もやさしくなんかない
やさしさ / RCサクセションより引用
ぼく まっぴらだ
もうまっぴらだ
これからは来ないでくれないか
ぼくもうまっぴらだよ
うそばっか
甲州街道はもう秋なのさ / RCサクセションより引用
訃報の直後にこんなことを書こうとする私は、実はちっとも清志郎のことなど好きではないのではなかろうかと、酷く不安になる。
あるいは、サブカルファッションとしてしか清志郎を見ていない様な愚か者。
あるいはこれもまた、悩んだふりしたアピール/アクセス稼ぎなのさ。
悪い予感のかけらもないさ
スローバラード / RCサクセションより引用







