最近のジャンプは評価されていい
2008-11-19
私はコンビニで日曜の夜勤をしているのですが、そのおかげで月曜の朝一番に来るジャンプを読むことが出来るのです。このバイトの職権の中でもとりわけ嬉しいものの一つ。
福岡市内で(本屋関係の人や金曜にジャンプが出るお店やそれを知っている人を除いて)最初にジャンプを読める人の一人が私なのです。
そんな私が思うに、最近のジャンプは結構面白いのではないか。
とりあえず私が読んでいるジャンプの漫画↓
ワンピース
ハンター
銀魂
トリコ
バクマン
ネウロ
スケット
ジャガー
いぬまる
何気に結構読んでた。
ワンピースはCP9編が終わって以降の、長大な伏線を回収し始めた時期から展開のスピードも若干上がり調子がいいですが、しばらく前の「昔の敵がなんかいい奴として登場(ナミがあっさり許し過ぎなのが逆に面白かった。むしろタコだからああいうことやこういうあらあら……)→ルーキーたち次々登場→まさかの海賊王の右腕登場→反則っぽい能力を持った海軍の偉い奴登場→全滅」の流れは、これまでのワンピースの中でもとりわけ緊張感と伏線回収の喜びに満ちた素晴らしい展開でした。
最近もなんか上手く、減速すること無く、ルフィのパワーアップと伏線回収とユーモアを並べた展開は、謎解き的にも世界観的にも面白いです。ただ、海軍本部に行ったらまたバトルが長くなるのかなあ。
ハンターハンター、今回の10週はなんか話遅いなタコとか正直どうでもいいよってかユピーに話裂き過ぎじゃねえ、とか思ってたんですが、今週の話でやっと展開した気がします。ユピーがなんか最終形態っぽい禍々しくも洗練されたデザインになり(レベルEあたりで全快だった冨樫センスが垣間見えるデザイン!)、そしてその圧倒的強さの「終わり」も見えてきました。そして、今ジャンプで最も非道な主人公・ゴンに話が移って、こちらサイドの緊張感が半端無いです。図らずも、ピトーだけでなくププの足止めをしているこの展開は何気に凄い。こう、敵キャラの葛藤を書かせたら冨樫に敵う奴はそうそう居ないなあってのをまた見せつけられた感じ。
銀魂は最近またギャグやどうでもいい話ばかりで、やっぱりこういう話の方が面白い。
トリコは最近読み始めたからストーリーはよく分からないのですが、敵の非道さや獣たちの描写、そして最近のジャンプでは久しく見なかった、ワイルド筋肉系主人公という話の具合がレトロスペクティブな少年漫画って感じで良いです。
バクマンは正直リア充サイドな主人公たちよりも、編集の人の話や、あと典型的な変人系天才として書かれる新妻エイジの方に惹かれます。
スケットダンスは、なんというか、銀魂と被ってる感じの面白さだよねえ、と思うんですが。まあどっちもかなりグダグダでそこを楽しむみたいなとこは有るんですが。こっちの方がしょうもない、読んでて力抜けるネタが多いか。
ジャガーは当たり外れが大きいです。ワールドカッ笛好きだったけどなー。
いぬまるの人は前作よりも面白くなってるとは思います。でもやっぱり、先週の「バクマン内の台詞にビビる」みたいなネタが一番面白いんだよなあ。
以上はともかく、最近のジャンプはネウロが面白いです。なんというか、ホット!って感じではなく、非常にブラックで、おぞましさに溢れたクールさが絶妙。うしおととらが最終章に入った時と同様の暗いテンション・緊張感・絶望感が良いです。
私の今回言いたいことは大体このサイトの人がここで述べています。いやあ相変わらず見事な解説で。
久々に、ジャンプ読んでてしんどくなりました。心地よい絶望感。デッサンが狂うほどにヤク中のテンションで暴走した本城博士が最後に見せるあのどうしようもない表情は、どこか藤田和日郎に通ずるものが有ると思うんです。
っていうか、ネウロとうしとらってなんか似てますよね。妖怪を豹変した犯人に置き換えたような。というか、「人の心の弱さによる狂気」を描くという点で二つの作品は共通していると思うんです。ネウロを「00年代的クールさと芸術的理論武装とブラックジョークでアップデートされた21世紀のうしおととら」と読むことが出来ます。
ホント、つい最近まで、なんかバトルの連続だったりヌルい展開だったりして、ああ、もう駄目かとか思ってたのに、最近のそれらの価値が反転するような展開は見事。まあそれでも、もっと短くは出来たような気がしないでもないですが。あとはここからどれだけ感動的に、または無慈悲に展開を収束させることが出来るかに期待したいです。
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