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いわゆる「オルタナ」的サウンドとは?(第一回)

2008年07月04日 03:18

ある曲の紹介をするときなんかに「オルタナ風のギターがうんぬん……」って書かれたりすることがある。これで「はて?オルタナとは」と思ってウィキペディアでオルタナティブミュージックを引くと、このように色々と書いてあるが、大元の意味は大体こんなものである。

・既存の音楽に「取って代わる」新しい方法論を用いた音楽

なんて大ざっぱすぎる意味……。つまりこの意味ならば、多少のニュアンスの違いこそあれ、その意味自体は「ニューウェーブ」と何ら変わりの無いものになる。そう、だから、こういう意味のオルタナの場合、その起源はThis HeatやP.I.LやThe Pop Groupなんかに求められる。

しかしだ、雑誌やネットなんかで見る「オルタナ風サウンド」ってやつと、上に挙げたバンドの音楽性は正直言って全然異なる。上で挙げたバンドの音楽性はむしろ「ポストパンク」とか「ニューウェーブ」とかにカテゴライズされる。この辺、言葉自体は同じ意味でもそれが差す音楽的傾向性が異なっているからややこしい(そして分類が楽しい)。

最近STUDIO VOICEで特集されていた「オルタナティブミュージック」は、ポストパンク・ニューウェーブ・ポストロックなど、「当時の最左翼的サウンド」の名盤を取り扱っていたが、その中に「オルタナ風サウンド」みたいなレコードはそれほど多くなかったはずだ。確かピクシーズもダイナソーもニルヴァーナもスマパンも入っていなかったはず。ソニックユースだけ入っているのがいかにもそれっぽい(ペイヴメントもあったか)。

つまり、ここに二つの「オルタナ」概念が存在する。「オルタナティブ」の言葉通り、先進的な音楽全般を指す方を「広義の」オルタナティブとして、「オルタナ風ギター」とかの方を「狭義の」オルタナティブとする。これから述べるのは後者の方である。

余談だが、筆者は「パンクはアティチュードだ!」とかいう姿勢があまり好きではない。いや、それ自体は否定しないが、だからと言って、音楽様式としての「パンク」というものをあまりにないがしろにしてしまうのもどうかと思う。もちろん様式に拘り過ぎてもいけないので、アティチュードと様式の両方についてしっかりと認識する必要がある。つまり今回の場合、「広義」「狭義」両方のオルタナをしっかり意識しながら音楽に接することが出来ることを理想とする。


「広義の」オルタナティブミュージックの代表的なバンドPublic Image Ltdの曲。先鋭的(未だに先鋭的な感じさえする)な意味で「オルタナティブ(代替的)」だが、いわゆるオルタナ風サウンドとはかけ離れている。

しかし、『Top Of Pops』もよくこんな変態バンド出したな。凄い時代だったんだなあ。歌ってるのが元パンクロッカーの第一人者って知ったら、全国の短パンパンク少年たちはなんて思うんだろう。


「狭義の」オルタナサウンドの典型Dinosaur jr。これを聴いて「先鋭的だ!」って思う人はあまりいないと思うけど、ギターの感じやら歌やらは見事にサウンド的に「オルタナ」している。

しかしこの曲の終わり方は唐突すぎるだろ常識的に考えて……。


詳しくは次回。
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コメント

  1. osa | URL | -

    これは期待せざるを得ない。

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