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『Past Masters Vol.1』

2008年05月19日 21:06

Past Masters, Vol. 1Past Masters, Vol. 1
(1990/10/25)
The Beatles

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1. Love Me Do
アルバム『Please Please Me』の方はリンゴが下手こいて他の人がドラムを叩いていて、こっちのバージョンはリンゴが叩いている。でもね、そんなことどうでもいいくらいうんこ。でもアルバムバージョンよりはマシか。ギターもちゃんと聞こえる。
2. From Me to You
2分足らずのミドルテンポ。ジョンのパワフルな声とあか抜けない感じのコーラス、時代を感じるリズム。シンプルでいい曲なんだろうけど別に面白くは無い。
3. Thank You Girl
ジョンの歌がふてぶてしくてかっこいい。他は別に。ビートルズらしいもっさり感。
4. She Loves You
冒頭のドラムから一気に有名過ぎるコーラスへ。若さにまかせて疾走しまくる世界の大ヒット。ブレイクがあざとい。しかし、別に「永遠の名曲」とかそういうのでもない気がする。正直『With The Beatles』の中にこれを収録しても、まあちょっとしたアクセントにはなるとは思うけど、どうかな。『A Hard~』や『Help!』が現代に生き残ってこれがなんか目立たないのは何か分かる。古臭いんだ何かが。メロディか?もちろん当時としては物凄かったのは理解できるが。
5. I'll Get You
ハーモニカとハンドクラップが印象的なまったりナンバー。初期って感じのまったりさ。他に言うことなんかないよ。つまらん。
6. I Want to Hold Your Hand
こちらも世界の大ヒット。ハンドクラップは完全にビートルズの個性だな。なんというか、リズムギターの音が凄く時代を感じさせると言うか、これをどうにかしたらこっちはまだメロディ自体はキラキラしたいいものを持っているので、現代でも全然通用する曲になりそう。段々上がっていくコーラスはなんだか楽しそう。サビの高揚感と、あとクソくっだらない(ハハハ)空耳は多くの人を虜にしたものだ。
7. This Boy
三連バラード。アコギとコーラスがメイン。ジョンのボーカルの情感の込め方はソウルフル。三人のコーラスの絡みが良い。しかし何よりも、邦題が『こいつ』というのが素晴らしすぎる。訳した奴頭湧いてる。
8. Komm, Gib Mir Deine Hand
「ビートルズの貴重なトラックはすべからく聴く価値がある」とか思っているマニアックな方には、申し訳無いけれど自重していただきたい。M6のドイツ語バージョンを誰が喜ぶんだ?「わあ、ドイツ語だとまた違った味わいがあるわあ」だなんて言っている人の気がしれない。
9. Sie Liebt Dich
M8と同じく、なぜかドイツ語バージョンのM4。こんなトラックに価値なんかないから。こんなトラックをありがたがるファンのせいでビートルズは神格化され、高い所に置かれて、「近頃の若もんには分かるまい。分らん奴はかわいそう」みたいな、ただ優越感に浸るために使われてしまうんだ。全曲名曲だって?ビートルズのどの曲に比べても今のバンドはカスだって?死んでも言ってろ。
10. Long Tall Sally
ロックンロールと言えば『Jonny B Goode』とこれです。そんな歌を力一杯カバーするポールは、激しく私の興味範囲外ですが、まあ流石にかっこいいか。
11. I Call Your Name
いかにも『A Hard~』期って感じの、けだるげロックンロール。なぜか途中スカっぽいギターも登場する。まあ、「ただやってみただけ」だろうから、過剰に評価すべきじゃないと思うんだけど。曲自体はジョンが油に乗っている時期だけに良い感じです。
12. Slow Down
カバー。ジョンが吐き捨てるように歌う。ピアノの含めたノリがいかにも60's。しかしそれ以外何とも言いようがないなあ。
13. Matchbox
ロカビリーカバー。そう言えばビートルズって意外とロカビリーっぽい曲って無いな。リンゴボーカルで、そもそもダサかっこいいみたいな部分があるロカビリーがさらにそんな感じに。しかしギターソロはいかにもながらかっこいい。定式化されたものをしっかりとなぞっている。
14. I Feel Fine
イントロのフィードバック音で「おお、遂に!?」と思うが、その後に続くのは気が抜けるほどのポップシングル。M4やM6のような勢いがない分、リフといいメロディといいリズムといいひねくれた感じに聞こえる。サビは流石にポップだが。
15. She's a Woman
裏拍のギターが印象的な、黒っぽい感じのポール曲。R&Bを意識しただろうその作風は、まあ私はどうでもいいんだけれど、完成度というか、本物の模倣度は高いと思う。横で暗躍するピアノが大人な雰囲気。
16. Bad Boy
これはかっこいい!ギターのだるいリフとジョンの歪んだボーカルが交互に現れる、いかにもなロックンロールカバー。『Help!』の『Dizzy Miss Lizzy』とよく似ている雰囲気がある(確か同じ時期に録ったんだっけ?)が、こっちの方がいかにもな重たいリフと3コード展開の点で勝っている。こういう古臭い曲でもクオリティが高ければ全然問題なく今日でも生き残れるという証拠。
17. Yes It Is
これはちょっと凄い。三人のコーラスを主体とし、ボリュームペダルを使用した(今で言うボリューム奏法)浮遊感のあるアレンジは独特の雰囲気を醸し出している。コーラスがやや古臭い感じがするのが惜しいか。アウトロのギターが利いている。
18. I'm Down
暑苦しいぜポールのロックンロール。良く聞くとギターにトレモロがかかっている。でも別に無くてもいいような。いかにもな3コードロックンロールの上を楽しそうなポールやピアノと、けだるいジョンなどのコーラスが乗る。その対比がいかにもロックンロール。


ビートルズはシングルB面はおろか、A面曲もアルバムにあまり入れようとしなかったために、シングルでしか聴けない曲が多くて、これはそう言った曲を集めた編集盤。ベストじゃないよ。

本当なら『Help!』の次にはレビューするのが楽しくなり始める『Rubber Soul』だったんだけれど、その前に初期ビートルズをとりあえず網羅しておこうと思ってこの、『Past Masters』という玉石混合のアルバムをレビューした。正直つまらん曲は本当につまらん。流して聴く分にはいいが、集中して聴くと、どこが聴きどころなのかよく分らない曲がいくらか入っている。個人の価値観ではあろうが、私はそういった点から「ビートルズはB面も完璧」という定説は嫌いだ。「『Help!』以降のビートルズはB面も凄い」なら認める。

というか、『Past Masters vol.2』が凄すぎるのだ。中期以降のビートルズのB面は確かに、並々ならぬものを感じる。そのためなんだかこっちの存在感は薄くなり、普通に興味の湧かない曲が多いこのアルバムは全然聞き返さないし、曲名を覚えていない曲も多い。レビューも今一つやる気が起こらない。

まあこれで、私にとってちょっぴり退屈な初期ビートルズ作品レビューが終わった訳で、次からは楽しみな中期ビートルズな訳だ。『Revolver』まであと二枚。
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