『UNDER MY SKIN』
- アーティスト: ART-SCHOOL, 木下理樹
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/09/29
- メディア: CD
1.UNDER MY SKIN
シンプルに、ごくシンプルに突き進む、良くも悪くも彼らの王道ナンバー。ともかくサビを許せるかどうかで評価が変わる曲。勢いはあっていいとは思うのだが。ライブではサビがかなり劣化する。歌えてないんですね。英語を少ない音の中に詰め込み過ぎたんだ。ハナっからまともに歌う気が無いというか。まあ基本的に木下はいつもそういうスタンスな気がするけど。この曲の半分はやはりベースで出来ている。ひなっちの今後の目立ちまくるベースの原型というか。このダークなリフだけで十分かっこいい。
2.JUNKY'S LAST KISS
リフを中心としたミドルテンポの傑作。ファルセット気味の前半からグランジ風に切り替わるボーカルがかっこいい。リフが鳴っているときのリズム隊のストイックさにも注目。ブリッジからサビに落ちていくような豪快な展開はまさにグランジとしてのARTの真骨頂。そしてこの時期の焦燥感と虚しさと中二が爆発した歌詞。どう考えてもこっちがA面。なぜか自主規制が入っていてP音が鳴る。そこの歌詞は「ヘロインと愛」。『Love/ Hate』の『プールサイド』では同じフレーズが出てきても入らなかったのになぜ?
3.LUCY
メランコリックなギターが神々しい、優しさの溢れる曲。どちらかと言えば第二期に近い曲だが、切迫感はこちらの方が上か。サビの英語は相変わらず残念だが、奇麗なファルセットが補って余りある。淡々としたドラムがまた寂しい。透明感に溢れた良曲。
ARTの、アルバム直前のシングル。アルバムのアウトテイク的な性格があるカップリング二曲の出来がやたらいい。A面曲がARTのシングルの中でもかなり弱い部類の曲(『テュペロ・ハニー』とどっちの方が弱いだろうか)なので殊更にその良さが際立つ。まあ何となく、『UNDER MY SKIN』が表題曲になるのは分らなくもないが。シングルっぽさというか、疾走感というか。まあ、出来が悪い子ほど可愛いって言うしね。なんだかんだで憎めない曲なんだが。あとひなっちのARTにおける最大の貢献の結果が刻まれてます。1はともかく2もかなり素晴らしいベースが聴けます。音がいいですね彼のベースは。「これがベース!」って感じがする。
どうでもいいけど、『SWAN SONG disk2』の『MEMENT MORI』聴けた。ググったらどこかのサイトで聴けた。ダウンロードできないものか。仕方が分らない。もどかしい。
1.SWAN SONG
名曲ですね。再販しやがれ!
2.LILY
名曲ですね。再販しやがれ!
3.MEMENT MORI
シンセが入った異色のスローナンバー。このシンセがなんとも切なくてよい。ギターもメランコリーな音でそれに絡む。何故かサビのメロディが『MEAN STREET』からそのまま移植されているが、木下はこの曲(『MEAN STREET』)が好きなのか、それとも失敗なのでリメイクしまくっているのか。弱々しいボーカルが切実でよろしい。いやホントこれもったいねえ。本当に再販しないかなあ。それかレアトラック集みたいな感じで出せばいいのに。レコード会社が違うから出せないか。
ともかく第一期のレア曲は入手困難(オークションで大枚叩きましょう)かつ良曲が多い。身近な人で欲しい人はまとめて焼いてあげますので言ってください。あぶねえこんなこと書いたらJASRACに消される。金とられる。
でも、入手困難なんだから別にいいじゃないかとは思うけどねえ。
次のレビューは遂に『Love/ Hate』か……。まず客観的に語ることが出来そうにないなあ。








