忘れてしまいたいのだ
まともなギターケースとエフェクターケースとストラップを留めるやつと弦とターボラットを購入して二万くらい使った。でもいいんです。九月分のお給料が入ったから。学校始まって以降も週三回って本当!?
結局文芸部の作品は仕上がらないし、学校の講義の予習はやってないし、軽音の練習もそれほどにはしてないし、バイトはボロボロだし、ついでに体もボロボロだしで、本当に碌な休日を遅れなかった。いつも休日が終わる頃または終わったあとに後悔する。全くもって苦々しい!
Number Girl(この表記の頃の青々しさと言ったら!)の『記録シリーズ-omoide in my head 2』をやっとこさ全部借りることが出来た。天神の蔦屋は何故かずっと『2』が二枚ある状況で、何で片方が『1』じゃないのかと、『1』は入荷していないのかと、もしかして入荷ミスじゃないかと思ってきたが、この前半額セールにつられてぶらっと行ったらあった。それで、やっと全部聴けた。
『1』に関しては、確かに最初期の音源も面白いのだが、やはり重要なのは四枚目であろう。
まず、冒頭から初期の超名曲にして代表曲二曲を連続で収録しているところが凄い。もっとバランス考えようよ東芝……。特に『omoide in my head』はここに来てイントロの型が決定的に完成し、その後解散までに大きな変化は無い。曲のアレンジを変えまくる彼らだが、この曲に関しては決してダブ風にしたり語り口調にしたりすること無く、その上で理想的な完成を見せている。もうイントロのイントロみたいな部分で凄く緊張が高まっていくのが痺れる。
他の曲も多様に変化したりしなかったりで、アウトロが長い『TATOOあり』とか、既にダブ化した『DESTRUCTION BABY』、何故かダブ化している『桜のダンス』(これは普通のアレンジの方がいいだろ……)、カップリング曲にして代表曲みたいな貫禄のある『はいから狂い』など、彼らは演奏面でもアレンジ面でも十分に完成されていたわけだが(この後の変化はまさに自己鍛錬的な前人未到の境地への挑戦であろうか)、このCDの特徴は他ではあんまり聴けない曲が聴けることである。
まず『DRUNK AFTERNOON』はシングル『DESTRUCTION BABY』のB-Sideの、B-sideらしい佳曲だが、隠れた名曲としてファンの中で評判のこの曲のライブテイクがここに入っている。例に漏れず、スタジオ音源よりも奥行きのある曲となっている。録音いいなあ。
しかしそれよりももっと重要な二曲、このディスクの価値の半分くらいを占めるんじゃなかろうかとさえ思える二曲が存在する。『ZAZENBEATS KEMONOSTYLE』のライブテイクとブッチャーズのカバー『プールサイド』がそれに該当する。『ZAZENBEATS〜』に関しては、他に公式ライブテイクは多分CDには存在しないはず。そして重要なのが、スタジオ音源となる『omoide〜4』に収録されたバージョンとは全くアレンジが異なることである。スタジオ版が、非常に抑圧されたサウンドに向井ラップが自由自在に乗っかり、崩壊するエンディングへ向かっていく、まるでNUM-AMI-DABTZのプロトタイプまたは「その先」見たいな音象の曲であるのに対し、このライブテイクはまだバンドらしいハードでがっちりした演奏が聴ける。しかし長すぎだろ。メリハリもあんまり無いので、この曲が結局この形で音源にならなかったことについては納得してしまう。私は断然スタジオ版が好きだ。スタジオ版の最後の方、向井のボーカルがギターノイズの「海」にかき消されるところがなんとも象徴的で破滅的で素晴らしい。あの激しくも冷たい音はバンドが寿命を縮めている音に聴こえてならないが、だからこそ美しい。
そしてもう一曲、『プールサイド』これこそまさにこのプロジェクトの第二段最大のサプライズであろうか。演奏は非常に緊張している(動と静をブッチャーズよりもはっきりさせているため。これはドラムアレンジによるところが大きい)が、原曲の目が眩みそうなほどキラキラとした(いい意味で)「単調な」ポップさが、どっしりとしたテンポの楽曲をずんずん前へ進めていく。ひさ子のギターは何故か後にブッチャーズに加入した後よりも緊張感と激しさに満ちていて、カバーながら十分にナンバーガールらしさが表れている。しかし誰がこのライブの時、ひさ子が本当にブッチャーズに嫁ぐと想像できただろうか。現実は本当にFUSHIGIである。
『2』は、流石に四枚とも同じ時期のライブなので、それほど盤ごとに代わり映えがすることは無いが、それでも曲がどんどん研ぎ澄まされていくのは分かる。「忘れてしまった!記憶を消して!」と、センチメンタルを捨て去ろうという強迫観念に駆られている感じで叫ぶ向井の姿が眩しい『性的少女』が特に素晴らしい。ハードでパンクしまくりなbrutal manも良い。
何にしても、値段の高さと(まあそれだけの量はあるんだけど)、過去の記録シリーズをまとめたのに少しおまけを詰めた感じの東芝の売り方には批判の余地があるが、作品自体がそれによって不当に扱われることは、この音を聴く限りではまずありえないだろう。この合計八枚のライブディスクの中から自分の好みのプレイリストを作るのも面白いかも。こんな感じに。
1.日常に生きる少女 from1-Disk4
2.センチメンタル過剰 from1-Disk2
3.鉄風鋭くなって from2-Disk2
4.brutal man from2-Disk2
5.NUM-AMI-DABUTZ from2-Disk1
6.YOUNG GIRL 17 SEXUALLY KNOWING from2-Disk4
7.はいから狂い from1-Disk4
8.透明少女 from1-Disk4
9.I don't know from2-Disk1
10.MANGA SICK from2-Disk1
11.プールサイド from1-Disk4
12.性的少女 from2-Disk2
13.OMOIDE IN MY HEAD from1-Disk4
結論、記録シリーズ1のDisk4は名盤。
OMOIDE IN MY HEAD 2~記録シリーズ1~(初回生産限定盤)(DVD付)
- アーティスト: ナンバーガール
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/06/22
- メディア: CD
OMOIDE IN MY HEAD 2~記録シリーズ2~(初回生産限定盤)(DVD付)
- アーティスト: ナンバーガール
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/06/22
- メディア: CD
休みの最終日だから(今日は学校行事で学校が休みなんです。体育祭)しっかりと外で頑張ろう、でも何を?と思っていたら、窓の外はめっちゃ雨。もうやる気も失せて、引きこもり決定。あああ、駄目だなあ。そこがいいんだけど。しーとしぃとーふーるーよー雨ってえやつはぁー。







