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曇り空がぼくの青空

2007年09月03日 00:00

今日も今日とて蔦屋でCDを漁る。いつもと違うのは、まさかの「キ」限定のラインナップということ。


・This Is Our Music /Galaxie 500

ベルベッツの後継者として名前が挙がるアーティストといえば、ジョイディヴィジョンとかテレヴィジョンとかソニックユースとかヨラテンゴとかですが、このGalaxie 500もよく挙げられるわけです。まさかレンタルでCDが見つかると思ってなくて、借りる機会を狙っていましたが、この度遂に借りました。聴いたところ、なるほどこれはと思いました。あくまでもルーリードのソロ的なロックンロールな路線ではなく、ヴェルヴェッツ時代のどろーんとしたけだるいポップさ、『Sunday Morning』とか『Candy Says』とかに近い、退廃的な美しさを湛えた曲がずらりと並びます。3ピースのバンドですが、まさにもうそれ以上必要ないという、ある意味理想的な枯れた詩情を生み出しているようです。だから多分テレヴィジョンやソニックユースよりも、ヨラテンゴや、もしかしたらジザメリとかにも近いものがあるかもしれません。



・Face To Face/The Kinks

60年代中期の、キンクス流ブリティッシュポップ三部作(勝手に命名。『Something Eles』と『Village Green』とこれ)の最初の作品。まず、先行シングルだったNo1ヒット曲『Sunny Afternoon』が、何故No1ヒットとなったのかが不思議なほど気だるい曲でいい。さっきのヴェルヴェッツ的な、さもすると死が迫ってそうな気だるさとはまた違った、大英帝国として終了した後のイギリスの社会の駄目な部分ばかりをクローズアップしていくのが、ここから数作のキンクス、というかレイデイヴィスの作風なわけですが、それがいきなり強烈かつ辛辣に炸裂してます。アコースティックなのに爽やかさのかけらもないサウンドに乗る歌が悉くあるロンドン市民のグダグダな日常とかを歌っていて、なんともいえない気持ちになるそうです。しかし、それよりも重要なのはここでガンガン作られるあまりにイギリス臭いサウンド。これが後にジャムとかリバティーンズとかに受け継がれていく独特のゴミ都会的メロディなんだなあと思うと感慨深いです。



・Killing Joke/Killing Joke

バンド名の時点でずるいですよね。キリングジョークって。格好よすぎる。所謂ニューウェーブ的サウンドですが、どうも日本ではニューウェーブって言ったらポリシックス的な、何かグシャグシャしてるけどポップみたいなイメージがあると思うんです。これは数年前のイギリスでもニューウェーブリバイバルで出たバンドの売れた連中が大体ポップだったこともあるのかもしれませんが、実際のところ80'ニューウェーブって基本的に暗いものだと思います。ポリシックス的ポップだったニューウェーブバンドって言ったら初期XTCくらいしか浮かばない私が言うのもアレですが。で、このキリングジョークもそういうわけで暗い。でもニューウェーブも色々あって、ジョイディヴィジョンやキュアーみたいな怨念的な暗さもあれば、このキリングジョークみたいに機械的、無機質的な暗さもあるわけで、何もかもを一緒にして語ってはいけないなあと思います。

で、これ。所謂カミソリ的、金属的、ダークなニューウェーブ的なギターが延々と鳴って、機械的に反復するビートが乗っかり、決して明るくない歌を歌います。こういったバキバキ無機質系アンダーグラウンドバンドの始祖の方々の一つだと思うと感慨(ry


・Greatest Hits/The Cure

で、上の流れからのキュアーです。ベスト盤なんで、シングルのポップな曲が並びます。キュアーもニューウェーブなゴスでダークなバンドだと思っていたのですが、いやあ軽い明るい。一曲目『Boys Don't Cry』から、いい意味で先入観を壊されていい気味です。前に聴いたアルバムが『Pornography』だったせいでしょうか。『Just Like Heaven』とかめっちゃいい曲です(ダイナソーのカバーの方が好きだけどな)。ロバートスミスのボーカルが激しくニューウェーブでキモイですが、しかしこのキモイ曲がなんともポップでやたら透明感のある楽曲と合うこと合うこと。詩を読んだらやっぱりキモかったりするんですが、それでもこの良くも悪くも80年代的なインディポップソングの応酬は嬉しい誤算でした。

なお、今日ジュンク堂でBUZZを読んでいたら、何かフジロックでキュアー23年ぶり来日とか書いてあって、そこで見たロバートスミスは見事なまでにおっさんな体系でしたが、それでもしっかりと化粧を施し、なんともいえない存在感を発していました。そんな記事を読んだものだからCDを借りたくなっても仕方がありません。



・Trout Mask Replica/Captain Beefheart & The Magic Band

わははははははははははははははははははは

パニックスマイルが好きな人は絶対に聴きましょう。いや別にパクリだーとか言いたいんじゃなくて、元ネタを理解した上で聴いたほうがもっと面白くなると思います。吉田氏も影響を思いっきり公言しまくってるし、何の問題もないはず。

ああ、ここまでだったとは。きっと本当に好きなんだろうなあ。なんだかそう思うと感(ry

ちなみに、そこはさすがというか、同じようなことをやってても、私的にはパニックスマイルのほうがずっと聴きやすいです。まあ昔の外国の名盤と今を駆ける日本のバンドを比較するのはフェアじゃないし、そもそもどっちが優れているとかそういうものでもありませんが。ただ、70分越えは流石にきついっす・・・・・・。69年にLP二枚組みで78分というボリュームは物凄いなあ・・・・・・。

This Is Our Music

This Is Our Music

  • アーティスト: Galaxie 500
  • 出版社/メーカー: Rykodisc
  • 発売日: 1997/04/29
  • メディア: CD

Face to Face

Face to Face

  • アーティスト: The Kinks
  • 出版社/メーカー: Sanctuary
  • 発売日: 2004/06/22
  • メディア: CD

Killing Joke

Killing Joke

  • アーティスト: Killing Joke
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2005/07/26
  • メディア: CD

Greatest Hits

Greatest Hits

Trout Mask Replica

Trout Mask Replica

ところで、都市高速千代ICのほぼ真下に住む私は、天神方面に向かう際には御笠川という川を渡る必要があるのですが、これが私が渡る部分は遠くに海との境界線が見えそうな場所で、空の2割を占めるかのような都市高速の高架と、大博通り裏の意外と昔ながらな家の並ぶ風景に挟まれた川の流れは妙に情緒があって、そこを通るたびになんかそんな景色にうっとりするような気持ちになります。川はその日その時の太陽と空の調子を見事に映しだします。朝焼け昇り赤みを増す川も、夕日沈み赤みを失っていく川も、昼間の太陽で光を放つ川も綺麗ですが、曇った日のどんよりとした、何か淀んでるんじゃないかといった感じに鈍い色をした川の様子が私は一番好きです。なんだかそれはひどく寂しい。

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