あおむけで眠りたい
選挙に行ってきたが、住民票を今住んでいるところに移していないので、地元へ帰って投票した。バスのなかでこの前難しい難しい言ってた本を読むが、やっぱり難しくてさっぱり先に進まない。
選挙の結果は民主党の圧勝・自民党の歴史的大敗か。まあ自民党はどう考えても有り得ないタイミングで悉く失態を犯してきたのでこうなっても不思議じゃないが、だからって民主党政権が素晴らしいものになるのかと。あんな事前に『ネクスト○○大臣』とかバカな事をやってる奴等はどうも好きになれない。
今回の選挙はマスコミがあまりに自民党ばかり批判しすぎた側面もあると思う。確かに自民党はそれだけの失態を繰り返したが、気をつけて見てみると民主党だって色々とまずいことをしている。しかし、野党なものだからかどうか分からないが、自民党の失態にはマスコミは猛烈に批判するくせに、民主党が同じような事をしても殆どスルーするのは納得いかない。田中真紀子とかもう本当に反吐が出る。失言率なら圧倒的なのに全くお咎めなし。おかしくない?
そして話を変えます。
今久々にイエモンを聴いている。やっぱいいなあ。これです。
- アーティスト: THE YELLOW MONKEY, 吉井和哉, THE SAINT, JON JACOBS, 朝本浩文, 笹路正徳, 森俊之, DAVID MAURICE
- 出版社/メーカー: ファンハウス
- 発売日: 2000/07/26
- メディア: CD
イエモンの事実上ラストアルバム。00年作品。雑誌などによれば、このアルバムの前のアルバム『PUNCH DRUNKER』のツアーで「燃え尽きた」バンドが新たな方向性を求めてあがきまくっている作品。シングル数曲以外は全体的に重たいが、それは以前のイエモンの持ってた重みとは大分異なってきていて、吉井和也のソロにより近い。そういった曲調や、中々に諦観に溢れた詩や、そして致命的なまでにアルバムとして欠陥があること(シングルからの曲が圧倒的に多く、純粋なアルバム曲が全14曲中4曲)などが、決定的にバンドとしてのイエモンの苦しさを表している。しかし、曲単位の出来は正直言って相当素晴らしいものがあると思う。曲ごとに多くのプロデューサーを使い、しかもそれを更に自分たちでアレンジし直したりと、やはり苦悩も伺えるが、そのしっかり作りこまれた楽曲群はよく出来てるし、新たなバンドの可能性を求めたためか、曲のジャンルのふり幅もイエモンのアルバム中でも最大であろう。イエモン的歌謡ハードロックからパンク調、インダストリアル調、ゴス調、オルタナ調、そして終いにはピアノとストリングスと吉井和也の声だけの曲まである。確かにかつてのイエモン色の薄い曲が多いのだが、その分余計なイメージを抜かれた殺伐とした曲が多い。イエモン的な曲中の「湿気」が薄い曲が多いため、どこかからっとした、空虚な感じがそうしているのではないかと思う。そういう点ではちょっと洋楽っぽいかもしれない。
もしかしたら、アルバム全体の完成度なら『SICKS』はおろか、イエモンのアルバム中でも最低クラスかもしれない。しかし、ここにはそんなことでは語れない圧倒的な存在感、他のイエモンのアルバムでは味わえない緊張感がある。良いアーティストは消滅間際の混乱を上手に作品に昇華する者がいるが、彼らもそのひとつと言っていいだろうと思う。結局この後に彼らがバンドでアルバムを出すことはベスト盤を除けば無いわけだが、それでもバンドの最期に恥じない、立派な作品だと思う。
7月が終わろうとしている。有り得ないはや過ぎる。そんなことを言っているうちに私たちも年をとるんだなあと思うとちょっとだけ辛くなる。でもどうしようもないんだから、受け止めなくちゃいけない。スタンド使いじゃないからこればかりはどうにも出来ない。ただ最善を尽くすべく、死ぬ日がやってくるまで少し賢く生きていかねばなるまい。







