朝・海・ことば・名前・地平線・悪意

 2007-07-27

午前四時の散歩。自転車とiPodでどこまでもいける気がしませんか?実際行き当たりばったりで適当に市内をぐるぐるしました。眼鏡をつけるのを忘れて行ったので、見るもの全てがぼやけて、ちょっと幻想的、でも危ない散歩でした。


地図も知識も無い適当な散歩は想像力と印象の世界で、そこを音楽を聴きながら通るのはまさに知らない風景に音楽で色をつけて自分のものにする過程です。「なんてナルシズムなんだ!!!」まあ黙ってなさい。印象はその時聴いていた音楽に支配されかかり、未知の世界のファーストインプレッションに影響する。


もちろん、こんなことを走りながら考えてるわけでもないく、周りに人がいないようならちょっと歌ってみたりしながら、ひたすらあてどなく、身近な未知の世界への単純な興味とそれなりのナルシズムで夜明け前の道を適当に走っているのでした。無灯火で


聴いてた音楽。スーパーカー『Answer』。これで家から出て、なんかひたすら都市高速を南へ辿り、適当なところで引き返して、気がつくと大博通りに出ていたので、そのまま海に向かう。ベイサイドプレイスでは犬にやたら吠えられて少しへこむが、夜明けの空が白い海辺で遠くを見ていると、気持ちが透明になる気がしていく。このときくるりの『World's end Supernova』がかかってたらなあと一瞬思った心は、ちょうどこのアルバムのエンディングをしっかりと勤めるスーパーカーの『Last Scene』『Time』によってかき消された。風景と音楽は激しく一致する。まあそうなるようにして海に向かったんですけど。これが偶然ならどれだけ綺麗でしょうか。


その後聴いたの、曽我部恵一『Love City』こっちは少し余計だったかもしれないが、福岡空港の方向に向かったつもりが結局また大博通りに戻ってきてしまい、くり返される何かを感じました。それでもやはり、知らないところで流れる音楽はとても綺麗で退屈しない。自転車をこぐ足も知ってる道に出るまではずっと軽いままだったんです。疲れとは退屈なのかなと思いました。最後に家の前の年高速の高架下で聴く『Windy』の美しさは清清しすぎて眩しかった。


それで家帰って寝て、風呂入ってぐだぐだ、そしてバイトして今。










話が大きく変わります。


ミクシィでは実名登録を少なくとも昔は推奨していました。許可制のSNSというシステムによる、現実をネット上に移したようなコミュニケーションを狙って作られたはずですが、ネットというのはそのような甘い考えを遥かに超えたものであって、結局その実名、そして日記内容における個人情報、これらが流出することで起こる悲劇だったり喜劇だったりなんたり。


ミクシィが株式に上場したその出鼻をくじいた事件に『ケツ毛バーガー事件』があります。http://nextxp.net/archives/2006/10/mixi2_mixi.htmlhttp://hartnet.cocolog-nifty.com/hetaiki/2006/10/post_18cb.html

この辺のサイトが事情に詳しいですが、エロですので注意を。このような事件が起こっており、よってミクシィの歌う『許可制の内輪で安全で快適なネットワーク』神話は崩壊したのでしためでたしめでたし。いや、本当に世の中には想像もしないようなことが山ほど転がっていて、それを全く気にせずに振舞うのは恐ろしく危険であるということがこの事件などで明るみに出たのです。


しかし、危険なのは別にミクシィだけでなく、要は個人情報をどこまで露出するかというところにあります。ネットで実名を曝すなんて、本当に恐ろしい事なのです。それは自分のことはもちろんですが、友人知人肉親に関しても危険性というのはあるのです。ブログなどで子供自慢をするブログは掃いて捨てるほどありますが、その危険性を示唆したお話(実話?)があります。こちら。http://garbage.web.infoseek.co.jp/pcp/honbun/blog/top_flameset_top.html


もちろん、こういったことをあまりに恐れていては日記を書くことなど出来なくなってしまうでしょう。大切なのは、程よい情報の流出を心がけること。知り合いにしか分からない情報などは、第三者が悪意を持ってどうこうしようとしてもなかなかどうしようもないものです。しかし、そこで決定的な情報を出してしまうのは、幾らかの『曝される』可能性を生むことになるのです。例えば、「○○日の○○時、○○にて○○さんとセックスした」なんていう、日記で相手の実名や特定されやすい情報を出してしまうのは非常に恐ろしいことです。付け入る隙があまりに大きすぎて、一度目をつけられたら最悪社会的な地位を失いかねません。『ケツ毛バーガー事件』はそのようなものの象徴な訳です。


http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20070722/p1こちらに詳しく『実名をネット上で曝すことの危険性』について詳しく書かれています。悪意はどこに潜んでいるか分かりません。ましてやネット上、私たちは「どこにでもいける」のですが、悪意も「どこへでもいける」ことを決して忘れてはいけないのです。まあ、普通に人気の無いローカルブログなら大丈夫と思いますが、それでも何がきっかけでそのブログが流行るかは判りません。ある程度安心と思っていても、「こういう事例がある」ことを頭に入れておきたいものです。



ネット上に安全な場所はありません。やろうと思えば誰の個人情報も取り出せる構造すらあるらしいです。みな平等に開け曝されているのです。ですから、そこで自分が何を言い、何をし、何について考えるかというのはある程度考えておいた方がよさそうです。自身がネット上のフリークスにならないように。

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