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『AURORA』 SHERBETS

2009年06月30日 23:31

ここでなんかインタビューを受けさせてもらったので(28, Jun, 2009)、
その補足と言うか、言い訳と言うか。解説と言うか。
AURORAAURORA
(2004/10/06)
SHERBETS

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1. 愛はいらない
グランジ的な攻撃的なナンバー。だが、ブランキーのそれよりもシャーベッツのこういう系統の曲は鋭さと神経質さが強調されていて、個人的にはこっちの方が好き。この曲も、単純な繰り返しによる強弱の極端さや病的さがいい具合に響く。途中の止まったり始まったりの応酬がややクドいが、クドいのはシャーベッツではよくあること(笑)ギターの切れは良い。最後のアコギもいい味出している。

2. Merry Lou
ベンジーはキュアーやポーティスヘッドなどが好きという側面を持つが、シャーベッツではそういう側面が特に強調される。この曲なんか、ベンジーの歌が無ければかなりキュアーしている。静寂からブリザードのようなサウンドに突入するのは、ベンジーのギターもあるが、やはりキーボードによるところが大きい。強烈な冷気のうねりを思わせる曲。アルバムに先駆けて発売された『38 Special』にも収録されていた。

3. グレープジュース
イントロからキュアーチックな香り全開の引きこもった繊細さを感じさせるアルペジオが美しい。細く切ないギターソロも、やたら繰り返すのはともかく良い。そしてサビで重力的に力強く陽性に向かったかと思うと、また陰鬱なアルペジオに戻る。この温度的な落差が気持ちよい。特にサビでのフレーズ連呼で上がってから一気に落とす展開は素敵。ともかく、メインとなるアルペジオパートの雰囲気を気に入るかどうかな曲。気に入ってしまえば、妙に長めのアウトロも永遠に続いて欲しいと思えるくらいに美しく感じる。ベンジーは微妙な歌い回しで静寂の中で囁き、寂しく吠える。シャーベッツの多分、ベンジーの求めるシャーベッツらしさという点においての代表曲。流石に二曲連続6分越えはどうかと思うが、気に入ればかなり浸れる。

4. BAR Mie Boo
ジャジーで落ち着いた感じのロカビリー。細いギターの音色と水を打つようなキーボード、そしてベンジーの囁きの対比で曲は進む。ベースがかなりいい仕事をしていると思う。気持ちのよいウネウネ具合。そしてゆっくりと爆発し、歌もギターもどんどん自由になるベンジー。でもどう見てもこれは長過ぎ。

5. トカゲの赤ちゃん
キーボードに導かれて、やはり冷えきった音色のギターとともに冷たい世界観が広がっていく。コーラスたっぷりなギターと重厚なキーボードの中で、神経質に調子を上げ下げするベンジー。ソロのギターも非常に雰囲気に合ったサウンドで好き。歌は同一のメロディを囁き、サビで張り上げるパターンだが、盛り上げ方がはっきりしている。まあ長いが。最後の唐突に崩れる感じが怖い。

6. 勝手にしやがれ
陽性で繊細なアコギの音から、ベンジーのハミングが入る。メロディが繊細でかつ流れるように美しい、「SHERBET」時代を思わせる爽やかさの曲。歌が途切れるところのアコギのフレーズとシンバルワークが素敵。うねるキーボードも静かに曲の世界観を膨らませている。ブランキー時代なら『15才』や『Sweet Days』なんかと同系統か。それらよりももっと牧歌的に繊細で美しい。終盤のドラムのフィルからの展開は本当に爽快感に満ちていて聴いてて気持ちがいい。急に風景が明るく開けていくような、そんな素敵な曲。

7. エスカレーターと彼女の水彩画
割と重厚なリフと繊細なアコギの対比が印象的なインスト。やはり盛り上がる部分では寒冷なサウンドを展開させる。かき鳴らすギターと遠くで神経質なフレーズを鳴らすギターの左右の対比も面白い。だがやはり長過ぎがも。

8. タクシードライバー
M1以上にシンプルで単調なリフに乗って歌う、やはりグランジな曲。結構真剣に単調な中で、不穏なフレーズを弾いたり弦楽器風になったり様々に表情を変えるキーボードがアクセントになっている。「(セックスを)したいぜ!」の連呼はちょっとどうかと思うが、ベンジーらしいヒステリックさ全開である。あと最後の方のギターのうねるリフと絶叫は流石ベンジー。もっと短ければいいのに。

9. チャームポイント
シンプルなエイトビートとパターン化されたベースラインにベンジーの短いフレーズと吸い込まれていくようなキーボードが出入りし、そしてサビでギターがかき鳴らされる。そういうかなりシンプルな構造の曲なのだが、このシンプルさがかえって気持ちが良い。終盤の逆再生やギターのフレーズなど、シンプルなアンサンブルで不思議な世界観の広がりを導く。サビのシンプルなフレーズの連呼も、ベンジーの微妙な抑揚のつけ方によってかなり突き抜けて聞こえる。不思議な疾走感のある一曲。

10. 魔王をぶっとばせ
M3みたいなアルペジオから始まって、徐々に広がりを見せていく。前半はほぼインストで、途中からキーボードが弦楽器風になり、アコギが入り、ピアノが入りギターの音が鋭くなり、半分くらい過ぎてからベンジーが同一のフレーズを連呼し始める。そしてまた冬の嵐みたいなサウンドに突入する。そして唐突にギターを残してブレイクしてからの展開が圧倒的。最後のギターの爆発はちょっとレディへ的。

11. ボーリングクラッシュ
グランジ風なリフを主体として、所々にキーボードがフレーズで絡み、そしてリズムの単調さを維持したまま爆発する曲。アルバムの締めといった感じの曲だが、やはりちょっと長過ぎか。ベンジーのギターが自由になればなるほどに曲が長くなる。そして最後は意外と唐突に終わる。


シャーベッツの2ndフルアルバムにして、シングル『38 Special』を挟んで、ブランキー解散後初のベンジー関連のアルバム。個人的にはこの作品がベンジーのキャリアの中でもベストかも。シャーベッツは元から寒さやそれに付随する孤独について重点的に取り組んでいたバンドだったけれど(1stが『シベリア』だし)、その頂点がこのアルバムだと思う(個人的には同じ寒そうなコンセプトの『ミラクル』は今ひとつだった)。

そのサウンドとしては、ベンジーが繊細で冷えきったアルペジオからブリザードのような激しいギターまでを弾き倒し、その世界観を福士さんのキーボードが更に広げるといったもの。やはりこの役割分担が、シャーベッツにあってブランキーに無い大きな魅力の一つだと思う。曲においても、ブランキーや後のユダ的な猥雑さやファニーさは徹底的に削ぎ落とされ、ひたすらに神経質さと表裏一体の繊細さを追求したものとなっている。その世界観にはベンジーが敬愛するキュアーなどのアーティストの影響を見いだすことが出来て、ああ、ベンジーもやっぱり他の音楽と繋がっているんだなあと思い、なんか良い。

ブランキー以外の浅井健一関連のバンドにおいてしばしば「緊張感が無い」と言われることがあるが、それはシャーベッツにおいては必ずしも当てはまるものではなく、少なくともこのアルバムにおいては完全に不適切だ。徹底的に突き詰められた緊張感もまた、サウンドの冷徹さの構築に欠かせないものだし、またそういったストイックさがあるからこそ、M6が非常に開放感を持って聞こえる。

ただ、ベンジーがあまりに自由過ぎるせいか、「オレが満足いくまでギター弾いて歌うまでが曲」という形式がシャーベッツではよく見られ、特にこのアルバムはそのパターンが多い。一曲一曲が冗長気味なので、アルバムの雰囲気に入っていけない人にとっては苦痛かもしれない。だけどその分、ベンジーはここで自信のこのアルバムのような繊細さ・寒冷性を思う存分追求していて、それはしっかり魅力的な音楽となっている。むしろ「ブランキーはよく分からない」とかそういう人が聴くと気に入るかもしれない、そんなアルバム。

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「中村一義」な新譜に期待大!?

2009年06月29日 12:16

なんかかなりワクワクすっぞ。
世界のフラワーロード(DVD付)世界のフラワーロード(DVD付)
(2009/07/08)
100s

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雑誌でもやたら言葉を尽くしてべた褒めしまくりだし、2ちゃんの中村一義スレでさえも、視聴会に行った人が「これはいい!」と言っていたのでかなり期待が持てる。実際先行シングルの四曲も結構好きだし(『ミス・ピーチ!』はそんなに好きでもないが)。

コンセプトもいい。自分自身の原風景(フラワーロード)を見つめることから世界へ拡散していくようなスケール感があるとかインタビューかなにかで言っていたので、そして全然「100sっぽくない、むしろソロっぽい」とのことなので、物凄く期待できる。個人的には『金字塔』+『100s(アルバムの方ね)』みたいな感じを想像しているけれど、果たして。

『魔法を信じ続けているかい?』とか、タイトルだけで期待満点だって。


『そりゃそうだ』のPVが消えているようなので、代わりにこの曲が主題歌な映画のトレイラーを。


これもいつ消えるか分からん(笑)『モノアイ』PV。やはり中村くんの多重コーラスは素晴らしい。
あと麻生久美子さん可愛いし、こういう雰囲気もなんかいい。みんなカメラを持って街へ出よう!


6月30日追記:なんか新しい曲のPVが公開されてました。抑制した感じがいいな。

以下は私が撮影したフラワーロード。やはり実物を見ている分、期待も想像も膨らむ。
魅惑の佐内正史ごっこ(笑)本当に楽しみ楽しみです。
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発売日は7月8日。

『帝都高速度交通営団』って程よい中二臭がする

2009年06月27日 00:23

実はマイコーよりもこっちにビックリしてました。

東京メトロと都営地下鉄、統合へ

何これ!?超かっこいいんですけど。
まさに「日本最大の地下組織」ワロタ。

私は個人的に東京で地下鉄の乗り継ぎに失敗して、余計に200円払ってしまったことがあるので、こういうのは助かります。福岡住まいだから滅多に利用しないけど(笑)でもかっこええなあ。

20090627003128.jpg
田舎者が東京に来て、まず始めに爆笑して、そして次第に恐ろしさを感じるマップ。
初めて観た時はいつ自分の爆笑が歯の震えに変わっていたか気付かなかった(笑)
文句無しに世界最大級の密度だそうです。これでも足りないくらいなんだから恐ろしい。
路線図だけ見て言うと、大江戸線の大江戸具合(笑)は結構好きです。かっこいい!
あと浅草線の意味不明具合も(笑)まさかの五反田―浅草に初めて知った時は爆笑しました。
浅草線利用者の方々本当にすいません。

fukuoka05.gif
福岡なんて、ピローンとしたのが左右に伸びて、そこからアホみたいに誰得って感じの路線がペローンと伸びてるだけなのに(そのシンプルさ小規模さが福岡のいい所ではあるんですが)。正直ヘンな劣等感を感じている所はあります。何だこの感覚……?ただのミーハー?
この画像はまだ七隈線開通してないな。しまった。

sample-fukuokasw12.gif
でもこうやって見たら意外と福岡もかっこいい。福岡の街は結構平野部が細かったりするので、山の間の平地いっぱいに街が広がっていて、そこに線路も走っているイメージ。ある意味洗練されている、のでしょうか?

マイコー死亡確認

2009年06月26日 23:29

マイケル・ジャクソンさんが死去

最近は本当に影響力の大きな人の死が多すぎる。まるで現実味が無い。でもきっと事実なんだ。

マイケル・ジャクソン死亡。

どうでもいいけど、上にリンク張ったヤフーの動画の多くは私のマックからは一切見れない。
こういう所がヤフーは本当に駄目だ。ヤフーメールはそれなりに便利だから使っているけど。

マイケル・ジャクソンに関して、私はまるで思い入れが無い。まともにアルバムを聴いたことすら無い。
せいぜいスリラーのPVを面白がって観る程度だった。

むしろ私は、彼が死んだことで彼が所有していたビートルズの版権が自由になって、iTunes Storeとかでもビートルズの曲をお求めになることの出来る時代が来るのかしらとか考える。ビートルズの楽曲はともかく彼がネックだった部分は確かにあったから。この考え方は死者に鞭打つような感じかもしれないので、批判されても仕方が無い。

マイケルのウィキペディアの記事
を見る。彼は本当に典型的なポップスターだった。輝かしさの裏でどうしようもない頽廃を抱えていたのは子供の時から最後まで変わらなかったし、強いコンプレックスと、それでもポップスターであり続ける姿勢などもいかにもだった。

訴訟・整形・ネバーランド、あらゆる方面からツッコミを入れられるのもまたポップスターの仕事だと、それを世界最大級の規模で証明したのが他ならぬ彼だったろう。エンターテイメントとは毒の花であると。

意味も誠意もあるのかまるで分からないが、とりあえずは追悼。
何が何やら分からない。


懐かしのマイケルファンタジー。フラッシュ全盛期もまた、それなりに遠い昔か……。

暑過ぎるので、せめて涼しい曲を聴いて

2009年06月21日 00:37

暑すぎる。夏か。
ということで、涼しい曲を聴きたい。というか最近は何故かSHERBETSばかり聴いているのですが。


「これぞシャーベッツ!」て感じの曲。こういう路線はブランキーよりも雰囲気があって良いと思う。
ところでこういうイラストが変化していく感じのPVっていいですよね。


何故かようつべよりもニコニコの方がPVが多いことがある。シャーベッツから二つ目。
『ダンデライオン』とかそういうタイプの曲の一種の完成系。普通に素敵な曲。売れそうなのに。
思うに、シャーベッツにはロックンロールよりもこう、爽やかな曲か幻想的な曲の方が似合う。
いや、ロックンロールもいい曲はいいんですけど。


The Cure。キュアーのポップな透明感ってのは、その後のインディポップの一つの路線を築いた感がする。心地良い涼しさ。寒いか?


もう一曲キュアー。ギターポップの永遠のテーマソング。


ベルセバ。どこかのファンが作った動画。可愛らしくって、そして美しすぎるっす。
チャーリーブラウン……。


モグワイ。泣く子も黙り、凍り付き、そして涙する。鳴ってる周りだけ圧倒的に冬。


トクマルシューゴ。沢山楽器があるのに、総体として凄く透明。そして不思議なワクワク感。


ところで、日本の夏というのは何故にここまで「透明」と対極にあるような鬱陶しき実感に満ちているのでしょうか(笑)じっとり暑い……。日本にももっと透明な「夏」がある筈なんですが。



スマパン。曲の爽やかさの割に強烈すぎるPVで冷や汗(笑)ムゴ過ぎて逆に笑えてくるPV。
一応、不快になりたくない人は注意。私たち、まだ生きてるのよねこれが。


ジム・オルーク。どうでもいいけど日本とボサノバって今ひとつ相性が良くないように思う。
国民性が合わんのか。勤勉な日本人ってボサノバ聴く余裕無さそう、みたいな。
って私は西洋気触れか。


ギャラクシー500。途中で終わっちゃうPV。もうすぐ七月か。

中田ヤスタカ「ここまでは計算通り……あとは」

2009年06月19日 08:58

かしゆかがフライデーに撮られる 残るはあ~ちゃんだけ

展開速ええ。

しかしこうやって適度にネタにもなりつつ、しっかりと売り上げもあって、そして作品もそれなりに評価されているって、かなり理想的な立ち位置だよなあ。

果たして来週の今頃はまたこうやって騒ぎが起こるのか?
ていうかもしかして一連のこれって、アルバムに向けてのカウントダウンなんじゃね?
中田ヤスタカ、策士過ぎる……。っていうか効果あるのか?
?(トライアングル)(初回限定盤)?(トライアングル)(初回限定盤)
(2009/07/08)
Perfume

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あーちゃんがやたら可愛く見える神PV。表情が一番はっきりしてるからな。
しかし曲自体もこれはよく出来てるよなあ。リフレインとちょっと地味目なサビの使い方が本当に上手い。適度に高揚感をセーブして、浮遊感もちょっと封印して、不穏なイントロからちょっとアンニュイに展開するのが凄くクール。Perfumeで一番好きな曲かもしんない。

Perfumeは本当に、今のJ-Popの範囲で最大限の可能性を有効利用できている、本当に奇跡的なユニットだと本当に思う。アルバム買おう。

『Between The Buttons』 The Rolling Stones

2009年06月18日 09:10

久々に更新。
Between the ButtonsBetween the Buttons
(2002/08/27)
The Rolling Stones

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まずジャケットが最高にイカス。凄くシックな感じ。ロンドンのどっかの公園の冬ってこんなん?
そしてまさかのチャーリー・ワッツをヒューチャー。なんかやたら年寄りに見える(笑)チャーリーとミックの隙間で俯くブライアン・ジョーンズがまたなんか暗示的でいいんです。

60年代半ばにピークを迎えるスィンギンロンドンの高まりは、その熱をある程度維持したまましかし、水面下ではサイケデリックという新しい表現方式に突入していきます。特にビートルズの『Revolver』なんかが強烈な存在感を発揮し、また海の向こうではもう一人のブライアンがとんでもないアルバムを作り上げ、次第にロックが芸術性を渇望するようになっていきます。

で、こんな時期にソングライターとしてまともに活躍し始めたミックとキースのコンビは、キースはともかく、特にミックは「ヒップであること」に並々ならぬ情熱を注いでいて、それはつまり「時代の流れに身を委ねる」ようなこと、もっといえば「流行に乗っかりたい」ということでした。

そんなミックが当時はまだ水面下で盛り上がっているに過ぎない(この時点で『Sgt.Pepper's』はまだ未発表)このサイケのビッグウェーブを逃す手は無かった。なんか本人はブルースがしたいだけなのに、ひょっとしたらギターよりも他の楽器を扱うことの方がやけに上手いブライアンを利用して(というかドラッグ漬けになりつつあった彼はギターを弾く気があんまりなかったのかも)、あとニッキー・ホプキンスのピアノなんかも導入して、このブームにあやかるアルバムを作ろうとします。

で、出来たのがこれ。「ロックンロールバンド」の筈のストーンズからしたらとても不思議というか、不可解というか、そんなサウンドが、曲自体はいつものとそんなに変わらない筈なのに色々と首をもたげています。ストーンズのサイケ路線は次作にて色んな意味で完結(笑)するのですが、これはその一歩手前って感じで、ある種なんとも半端な感じ。

曲自体はそう、割といつものストーンズライクな、あのストーンズ的勢いがあるから聴けるタイプのポップソングなんですが、所々のサウンド処理が面白いのです。サイケを志向した彼等でしたが、それは所詮彼等の本質ではなく、このアルバムではその「付け焼き刃感」がなんとも奇妙に作用しているのです。

まず、このころのジャガー=リチャードコンビはポップソングを極めたようなソングライティングを急速に取得し、ポップなメロディをミックの歌い回しで歌うだけでかっこいい状態でした。で、そこに色々と訳の分からない、しかも「本当にサイケな逸脱」には到底届かない程度のアイディアを詰め込んだから、なんか奇妙なポップソングが沢山生まれてしまっている。曲自体はソウルやロックンロールなのに、全体としてはそう言えないようなもどかしさ。ジャンル分け不能な中途半端さ。

しかしどういうことか、これが非常に魅力的なんです。あくまでこの時期の彼等はポップソングメーカーであったので、曲はサイケとしては中途半端でも、ポップスとしては絶妙な軽快さと不思議さとカラフルさを持っているのです。それこそ、後に数々のフォローワーがサイケを「相対化」して取り入れたようなあの感覚が、このアルバムにはあるのです。なんかこう、シンバルスとかが好きそうなあの感じ。

この頃はアコースティックで上品な曲もとてもスイートで嫌味が無く、そして何より無頼過ぎない絶妙の「ブームに乗っかってるぜ俺達」感がとても楽しいのです。ああ、当時のロンドンで彼等を見てみたい。

アレンジでどうにか持ってるようなソングライティングが多いのも(笑)このアルバムの魅力です。何と言うか、それサビかよ~みたいな不思議さ、この辺り彼等独自のポップさがあってとても好きです。サイケはストーンズを神秘的・芸術的にはしませんでしたが、ストーンズポップはまさにこの時期に頂点を迎えます。ルーツという荒野に旅立つ前の最後の熱狂というか乱痴気騒ぎというか。ともかく楽しい!部屋で両手を広げてふらふらしながら聴くことを推奨。何だこのみっともない無敵感(笑)ストーンズで一番好きなアルバムです。


なんかようつべにあった、ダイジェスト版。カラフルで適度に芯が無くてヘロヘロで、楽しい。


最新版の『Connection』。こうやって聴くとやっぱり、曲自体は結構ストーンズしてるんです。
なんかこの曲、キースのお気に入りらしい。よく分からんもんだ。ヘンな曲で、いい曲。

このアルバム、UK盤とUS盤があり、一部収録曲が異なります。余計なシングルなど入れずにこのグダグダポップ感を存分に味わえるUK盤をおススメ。リンクに貼ったのもUKバージョンです。

ほっともっと:それをすてるなんてとんでもない!

2009年06月18日 08:24

ほっともっとがいつの間にかこのお弁当の販売を終了させることを決定していた。
20090618081141.jpg
なんでよりによってこれを!ほか弁の最高傑作の一つじゃないか!

解説しますと、この「豚肉と辛子高菜炒め弁当」(名前長いな……)は、その名の通り辛子高菜と薄い豚肉を絶妙にブレンドしたものがご飯の上に載っている、素晴らしくデリシャスでいいものなんです。しかも揚げちくわと小さな唐揚げまで入っていてもうおかず豪華過ぎ!ちくわ用の醤油も付いてきます。

これで430円!はっきり言ってこの値段でこの内容は凄い。明らかに他の500円クラス以上の弁当とも対等に戦えるだけのポテンシャルを持っていたのに、どうして……。

人気無かったのか?それとも大判振る舞い過ぎて採算が取れなかったのか?

無くなるということだったので、それに店内で気付いて、じゃあ食べ納めかと急遽購入して、ありがたく食しました。ありがとう私の中のほか弁最高級弁当。本当に値段以上の価値があるんです!
20090618081344.jpg
っていうか映り悪いな……。ごぼう溢れちゃってるし。

福岡マンセー

2009年06月17日 20:11

ウェーハハハハ!ホルホルホル!

世界で生活水準の高い都市 日本は3位東京 16位福岡 22位京都

福岡の順位は当然と言えば当然ニダ。まあ、ランクインしなかった地方都市の皆さんは豚骨スープと明太子でもちびちび舐めてなアル。


とまあ、勿論冗談ですが。


実際私は福岡住まいですが、確かに幾つか不満な点はありますが、福岡の街は結構好きです。色々な理由から好きです。嫌な所は大体東京一極集中によるものが多いです。ディスクユニオンが福岡に無いとか、中古のCDの相場が東京に比べて高いとか、東京から遠く離れているせいでライブに来ないアーティストが多いとか、あと都市圏が狭いから都市圏を巡るワクワク度が低いとか(沢山都心的場所を有する東京がおかしい!)、カレーチェーン店がココイチしか無い(多分)とか。

大体何でもかんでも東京に集中し過ぎなんですよ。文化に憧れる若者が憧れない筈が無い。


まず、空港が都心に近く(私の家から自転車で15分!天神から地下鉄で10数分!)、そして割とシンプルに伸びる地下鉄を筋に街が広がり、そして地上は西鉄バスの天下(笑)西鉄バスは路線が腐る程沢山あって訳が分からん部分もありますが、ともかく交通に関してはある程度便利な所があります。

交通の便利さを助長するポイントの一つとして、都市としての構造のシンプルさがあります。天神駅と博多駅を二大中心として、そこから幾つかの副都心(と言えるのかあれらは?)を経てベッドタウンへ線路が延びている構造。いわゆる社会学なんかでいう所の都市の同心円モデルにかなり合致していると言えるその構造は、そもそもの都市圏のそこまで広くなさも手伝って、非常に分かり易い形態を取っています。

というか、都市圏の狭さこそが福岡の大きな魅力の一つなのかも。極端なことを言えば、ビジネスな人達はそのかなり多くが博多駅周辺だし、そしてショッピングはほぼ全て天神で完結するこのシンプルさ。

天神は結構それぞれの区画に、自然とそうなったのか、個性があったりして、それもまた分かり易いです。オシャレがしたけりゃ駅から大名まで歩けばいいし、隠れ家的(笑)な飲み屋は今泉から薬院に何故か集積しているし、デパートは渡辺通に集合。タワレコやジュンク堂も渡辺通沿いにあるといっても過言じゃないし。天神南はよく分からんが。ロフト(笑)

個人的に面白いと思っているのが天神北。ここは福岡のサブカルチャーを支える一大スポットであり、福岡の学生の溜まり場でしょう。ライブハウスと飲み屋とアウトロー系のファッション街はまだ同一地域に集積するのは分かるけれど、福岡はここにオタクショップが追加される。つまり親不孝通りやその付近一帯は、確かにバンドマン的親不孝者どものものでもあるが、同時にオタク的親不孝者どもにとっても存在価値のある場所なのです。この辺のちゃんぽん具合がとても好き。まるで下北沢と秋葉原が間違って共存しているような(まあ規模が違うが)、そんな面白さが好きです。

あと、都心が狭いということもあるけれど、歓楽街的な場所が中州とその周辺に限られるのもとてもいい感じ。風俗街とその他の商業地区がともかくかなりはっきりと切り離されているので、なんというかすっきりした感じがある。まあどこもある程度そうではあるんだろうが、特に福岡は「中州」であることが大きい。川に囲まれた地域に風俗街が密集しているというこの構図的美しさ!少なくとも天神地域でゲロを見かけることは少ない(大名とかはちょっと違うが)。雑餉隈?そんなもん知らん。昔は色々と他の所にあったみたいだが(私の家の近くにも遊郭があった!)、いつしか中州に集積した模様。

ともかく、天神・中州・博多という、狭い都心をシンプルに分けるこの三つの枠組みが、市内で行動する際に余計なことを考えずに済むという点において良く出来ている。まあ確かに天神のビジネス街的側面が大きいのも事実だが……。

そして何より、福岡市は海が近い。天神からでも自転車で数分で海に着く(砂浜じゃないけど)。再開発地区がまたももち浜に限定される(空港が都心に近いことによるビル高規制に寄るものだが)ため、西公園北から箱崎・香椎に至るまでの海岸には無骨な埠頭の風景(倉庫・貯蔵庫・船舶停泊)が広がり、そしてこれらの地域は都市高速の高架によって都心の風景から切り離される。これもまた、構造として福岡の街がとても美しいと感じるポイントのひとつ。高架を海側へ超えるとすぐに世界の果て感が味わえる、この素晴らしさ。

で、福岡タワーは他の全国各地のタワーと同様有料だが、博多港(ベイサイドプレイス)にある博多ポートタワーは無料なんです!これで市内を眺めると、本当にビルが低いのがよく分かります(笑)良くも悪くも福岡独特の光景。人口規模の割に見える景色がショボいという。だがそこがいい。そしてまた、西を向けばドームやらシーホークやらが、東を見ればなんか埠頭やらが見えてイカス!あと下を見ればホームレスの家なんかも見えます。ベイサイドプレイス近くの築港地域は元ドヤ街。その関係かあの辺はホームレスが多くて、こんなこと言うのは不謹慎ですが景色がブルースしています。

あと他にも福岡最大の某高校をはじめとする幾つかの高校と、福岡最大の私立大学(少なくとも福大と同程度)が集まり、道路向かいには活気に溢れる商店街が存在する、そして北にももち浜を臨む西新地区や、県庁と大学病院とヤクザと東公園のホモが同居する吉塚・馬出あたりとか(私が住んでるのはこの地域の端)、芸術工科大学を中心にどこかスカした若者的雰囲気に満ちた大橋地区などなど、色々はっきりした個性を持った地域が割と狭い地域にぽんぽんと配置されている感じで、それらの街と都心との繋がりなんかを考えるだけでもやたら楽しいです。え、香椎?あそこ何かあるの(笑)(香椎はまだ発展途上というか、これからもっと発展していく地域だと思います)


何だこの記事は(笑)

今後もうちょっとちゃんと福岡の街をこの場で自分なりにレポートなり考察なりしていきたいなと、そう思っています。


あと、犯罪が多いらしいですけど、実感はそんなにでも無いなあ。ガラが悪いのは方言のせいもあるのだろう(笑)あと、福岡の中国人・韓国人は割と街に馴染んでいるように思います。とくにこれといったチャイナタウン・コリアタウンは無いし。っていうかバイトの同僚にやたらその辺の人達がいるし。そういう地域に日本で一番近い大都市であることは事実なので、そういう交流の良いモデル地域になるといいですね。

あと、オリンピックは一体どこでする気だったのだろう(笑)
もう既にただでさえ狭い都市圏はパンパンだと言うのに。

魅惑のワンルーム・ディスコ

2009年06月13日 10:01

Perfumeのっち 「お泊り愛」発覚 相手はストレイテナーのボーカル ホリエアツシ(30)

なんかめっちゃ笑った。

のっち「ああ、いいよぅあっくんいいよぅ、あんっ、あんっ、わたしのシークレット・シークレットがもうすっかりエレクトロ・ワールドだよぉ。ツンデレーションがポリリズムしてるよぉぉぉ。」
ホリエ「んっ、のっち可愛いよのっち、ああ、オレのライトニングがのっちのブラックホールに激しくネクサスしてるよ、んっ、やばい、オレのメロディックストームがイェイェー、チュチュンチューン!ああああ、ロックステディしちまううううううう!」

のっち「ふふふ、いっぱいワンルーム・ディスコしたね。もう二人はすっかりパーフェクトスター・パーフェクトスタイルだよぅ。」
ホリエ「もうなんていうか、エターナルなラブレコードって感じだよな。」


ひなっち「どうしてこうなった!」
大山「どうしてこうなった!」
木下「どうしてこうなった!」
戸高「どうしてこうなった!」


このタイミングで新譜をぶつけてくるテナーとパフューム、マジグレートっす……。


あと、アートの新譜の曲目やクレジットが変わってたので差し替え。
やっぱり8月は遠い……。
あとこう、木下とホリエを比べると色々と面白いなあと。
本当に「どうしてこうなった!」レベル。だがそれがいい。



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