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アドルフに告ぐ/ 手塚治虫

2007年11月23日 11:27

アドルフに告ぐ (1) (手塚治虫漫画全集 (372))

アドルフに告ぐ (1) (手塚治虫漫画全集 (372))

いやー面白かった!手塚治虫は勿論多彩なアイディアと作風で漫画貝を開拓した奇跡の人物であるが、その一方で年密なプロットをもった長編作品も書ける、ほんとうに万能な作家であったことがこの作品で分かる。第二次世界大戦期の世界観の描き方も、それぞれの国の人間のことも、そういった枠を超えた個人の感情も、見事に書ききっている。ちょっと人物関係が都合よすぎる嫌いもあるが、それでもこの作品の構成の素晴らしさはこと現代においても抜きん出ているものがある。

ネタバレしちゃうとあれですけど、あらすじとしては「ヒトラーの出生の秘密を巡って、ヒトラー含む三人のアドルフを軸に展開する群像劇」です。漫画や小説、映画なんかの場合、説明のしすぎはネタバレになるしどうしたものかなあとは思いますが、とりあえずこの本当に粗いあらすじに魅力を感じた人は読んで後悔はしないはず。

しかしどいつもこいつもレイプばっかりしやがって。画風もかなり劇画チックな部分が入っている。そもそも『週刊文春』に連載されていたという時点で彼の作品中でも異質な作品だと言える(まあ手塚治虫自体が様々な雑誌に出没する、漫画の歴史の中でも非常にまれな存在ではあるが)。『奇子』とかと並ぶ、かなり「大人」でブラックな手塚治虫と言った感じ。読み始めたら最後、最後の結末にたどり着くまでぐいぐい引っ張られ続けることでしょう。


あと、演奏機材のシールド一式をベルデン製にしたり、家用のアンプを買ったり(voxのPathfinder10)、しかもそれがやたら忙しくって全然弾けなかったりで、出費が凄いですがそれを全然満喫できません。課題漬けで死にそうさ!窒息しそうだ!Fallin,fallin,fallin...誰か結構マジで助けてぇ!あと髪もやたら抜けるし……。

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ART,NBA,髭

2007年11月23日 11:27

最近はまた買い物が酷い。色々買いまくっている。漫画は前に述べたとおり。CDもそれなりに買ったりした。あと演奏用の機材とか。

LOVE/HATE(初回)

LOVE/HATE(初回)

UNDER MY SKIN

UNDER MY SKIN

DIVA

DIVA

ヤフオクで買ったCDズ。これで第一期Art-SchoolはあとCD音源はシングル『EVIL』だけだけど、あのシングルは収録曲四曲中三曲がアルバムに入っているから買う気にならない。それでもいつか買ってしまいそうな自分が怖い。

『LOVE/HATE』は初回プレス分限定の曲『Seagull』一曲のために買ったようなものだ(まあ以前はデータでしか持っていなかったのでどっちにしろCDで欲しかったけど)。このボーナストラック、それなりにいいけど確かに本編に入れたら浮いていたかも。どちらかといえば『LOVE/HATE』の憂鬱陰鬱路線じゃなくてもっとインディー時代に近い曲だった。しかしやっぱりこの時期の曲は彼らのキャリアの中でも特に繰り返しが頻繁で、普通に「手抜き」に見える。それでもそれがそれなりによく聞こえるのは、単純に私がこういうシンプルな曲構成が好きなだけなんだろう。

しかし聴き返すたびに、「『LOVE/HATE』はいいアルバムだなあ」と思う。色々なUSオルタナ系バンドの影響と、ニューウェーブかポストロックよろしくな切なげな旋律が巧くはまっている気がする。なんとなくイメージで言えばMewとかが一番近いかも。

で、その『LOVE/HATE』以前のシングル『UNDER MY SKIN』は、正直表題曲よりもカップリングの方が出来がいいように思える。『JUNKY'S LAST KISS』はブリッジ部がかなりNIRVANAを思わせる、しっかりと上り詰めない激しさがのた打ち回るメロディで素敵。そして『LUCY』は本当にそれこそMewとかを引き合いに出すような優しい音でできた名曲だと思う。これは彼らの第一期の曲の中でも一番第二期以降っぽい曲かも。歌詞は相変わらず中二だがな。

で、その前のアルバム『Requiem For Innocence』の先行シングル『DIVA』。こっちは四曲中二曲がアルバムに収録。実は『Requiem For~』って十二曲中五曲が既出曲なんだな。まあ別にいいけど。ちなみにそのアルバムに収録された二曲はどっちも好き。で、そんなこのシングルの魅力は『レモン』に尽きる。僅か二分足らずの激しめなUK風ギターポップだけど、サビのローゼズ風ブレイクが格好良い。そして適度に揺らぎ激しくなるギター。こいつらがどういう音楽に憧れているかがすぐに分かる一曲。あともう一曲はソロ時代の曲のリメイク?メロディが見事に『LOVE/HATE』の『Bells』に使い回されている、ピアノが入った静かな一曲。こういう曲は最近に近づくにつれて良くなっていくので、この時期のこういう曲はそんなにでもない。まあ嫌いじゃないけど。

どちらのシングルも移籍前の東芝時代のもので、両方とも廃盤。オークションではそれなりにプレミアもついた。


Love/Hate

Love/Hate

で、ちょっとややこしいけれど、UKオルタナロックバンドNine Black Alpsの新譜のタイトルも『LOVE/HATE』。こっちは忙しくてまだちゃんと聴けていない(次に挙げるCDばかり聴いてるせいだけど)。前作はグランジ曲ははっきりとグランジ、エリオットスミスな曲は完全にメロウって感じで、両方が一体となった曲はせいぜい『Unsatisfied』くらいだったけど、今回のアルバムはそれら二つの傾向が混じった曲が多くなっている。一曲目からやたらポップな『Bitter End』だからなあ。そして自然と、切なげなアルペジオと轟音を繰り返す曲も増え、アルバムタイトルだけでなく曲まで本当にArt-Schoolぽくなっててびっくりする(本当はMySpaceで発売前から聴いてたんだけど)。だからUSインディグランジって感じは結構後退して(それでも十分にグランジだけど)、80年代以降のUKギターロック的な側面(Ride!ジザメリ!ローゼズ!)が増えた。多分このせいでファンの一部には評判は良くないと思われる。私はどっちも(USもUKも)好きだから無問題。聴き込みます。メロディは本当にいい感じ。単純にいい曲を書くと思う。

Chaos in Apple

Chaos in Apple

そして、ここ最近でUSインディな傾向が更に促進されていた髭(HiGE)の新譜。もうずっとこれを待ってた。グランジと聞いてずっと待ってた。実際はそこまでグランジグランジな曲ばかりでもなく、そして何よりも、どう考えても前よりも練られていない、というか練り上げることを完全に放棄した曲が並ぶ。その辺のせいか2ちゃんでは結構評判悪い感じだけど、いやいやでもこれはいいぞ。へろへろしたUSインディロック、本当にPavementっぽい曲がずらりと並ぶ。この感じが好きな人にとってはまあ見事なアルバムだろうこれ。『GOO』とか、やってることは悔しいくらいにシンプルなのに、微妙な盛り上がりでやたら興奮するし、『B級プロパガンダ』の最後のサビ前のちょっとアルペジオがサイケになる部分とかが曲のシンプルさにとってつけた感じてやたらその曲作りに魅力を感じる。シングル曲が過去最大の三曲入っているが、それらが特に山場になったりすることも無く、かといってアルバムに核となる大曲が存在するわけでもなく、そしてサイケとグランジとシューゲイザーの隙間でヘロヘロとめまぐるしく展開していく『電波にのって』でアルバムはなんとなく終わる。確かに『Thank You,Beatles』で見せた大胆なダイナミズムみたいなのは無いけど、その代わりにあるのは非常に確信犯的な倦怠感。『100%太陽』のベイビー連呼なんて、相当やるせない。ある意味Pavementでもここまでしねえよって部分がある(いやでもあいつらなんでもありだからなあ……)。適度にやる気の感じられない須藤寿のボーカルももう何て言うか、狙いまくりだよね和製マルクマス。ああ、抗えない……。

いやでもこれは本当に、日本産の『Crooked Rain, Crooked Rain』かもしれない。日本のローファイロックのメジャー進出の大切なワンステップかもしれん。これも聴き込みます。好きだー!ローファイ万歳!

平野耕太・榎本俊二

2007年11月17日 11:28

まさかヘルシング最新巻より先にこっちを手にしてしまうとは……。まだ九巻は未読な私。

進め!聖学電脳研究部

進め!聖学電脳研究部

『HELLSING』で狂った熱血描写とともかく悲惨な世界観と過剰なネーム力で有名な平野耕太、彼がその前の時代、ファミ通PS(最早名前自体がノスタルジアの世界なのか?)にて連載していた大暴走漫画。一応ゲーム版『げんしけん』的な部分はあるが、そのコアさはともかくぶっ飛び具合は確実に比べるべきものですらない。ヘルシングの台詞回しがやたら調子がいいときのテンションでゲーム関係のマンガを書くとここまで酷くなる(素晴らしい!)!ネタもいちいちレゲークソゲーの嵐だが、それをファミ通誌上で、しかもこれでもかというほど執拗にやっていたというのは凄い。更に徹底的なこの時期のスクウ○ア(7,8くらいの時期)批判(というかおちょくりというか)を展開する様はまさに気が狂っとる。挙句の果てに「自分で選べもしねーで流れに乗ってゲーム買う奴なんざセングラでもやってろっての!!」というセリフまで吐く始末。結局打ち切り。当たり前だ大馬鹿野郎!!!最高すぎる。そして頻出するヘルシング巻末とかのあのヘロヘロなノリ。ああいうのが好きな人は好きになれるかも。あ、でもレゲークソゲーの知識が無いときつい……。私も半分くらいは分かってない気がするし。あとおっぱいはでっかい。やたらでっかい。平野耕太、男である。



今日は夜も十時を過ぎてからブックオフに行って、久々に二千円以上のお金を漫画だけにつぎ込んだ。悔いは無い。

他に買ったのは『アドルフに告ぐ』全巻セット(まだ読んでない)とこれ↓

榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)

榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)

とあるお知り合い様のレビューを読んで感化された、『えの素』大好きな私(集めたい!でも意外と見当たらない)は、こんな本もブックオフで見つけた。ちなみに平野耕太の上の本も結構レアそうだ。

こっちは『えの素』のぶっ飛び方とも『ゴールデンラッキー』のシュールさともちょっと違う、でも共通したノリで持って作者の育児の経過を綴ったエッセイ的な漫画。育児漫画だから基本ほのぼのしているが、それでも特にだれることも無く、むしろ勢いに乗って読めてしまうのは作者の実力というか技法のせいだろうか。色々省略してスピーディーに状況転換する作風は、ひたすら突っ込みのいない『えの素』の良く分からないがからっとした勢い、エログロなのにそれを感じさせない勢いにおいて確立されたものだったが、それがこの漫画の上では完全に作者の持ち味として輝きまくっている。言うなれば「育児ギャグ」漫画なんだろうが、彼以外の漫画家の誰でさえもこんな漫画は書けるまいといった独特のスピード感溢れる作風が、まさかこんな漫画でも発揮されるなんて。そして子どもかわいいけど、奥さんがまた可愛い。しかし漫画家夫婦ってなんかいいなあ。えっトガーシー?タケウーチー?あと四回しか読めないよHH。



アドルフに告ぐは明日読もう。




やった、久々にCDとかのこと以外のことを書けたぞ!

SWAN SONG(DISK1)/ ART-SCHOOL MUGEN/ サニーデイ・サービス その他

2007年11月07日 11:32

前回の日記の続きじゃないんですけど、買ってしまいました。

SWAN SONG(DVD付)

SWAN SONG(DVD付)

ヤフオクで落としました。高かったです。正直自分の行動に自信がもてません。本当にこの値段で買ってよかったのか?まあ内容は良かったんでどうでも良いんですけど。


この前のライブで『DRY』という曲をやってたんですが、これはこのアルバム収録で、そしてこのアルバム自体は発売時から限定生産でとっくの昔に廃盤。値段も高騰し、非常にお求めにくい曲でした。僕はニコニコ動画で聴いてたから知ってたけど。思うに、彼らのレアな曲は妙にレアすぎることがあるのです。東芝時代のシングルのカップリングとかも廃盤で入手困難です。そういう曲をライブでするってことは、確かにコアなファンにとっては嬉しいだろうし、知らない人も知らない曲が聴けていいんだろうとは思うんですが、やはり曲は知っている方が楽しめる気はするんです。私も『レモン』という曲がはじめなんていう曲かライブ観て分からなくて、ライブ終了後の物販で直接本人(木下理樹)に聞いてしまいました。そこで彼らには、そういう昔のレア曲を大事にするのなら、何らかの形で救済措置をとって欲しいのです。今一番思いつくのは、レディオヘッドがこの度やったようなダウンロード方式。まあそれはバンドのスケールがちょっと違い過ぎるのでアレですが。せめてiTunesストアで買えたりすると助かるんですけどね。でも多分レコード会社の関係で難しいんだろうな……。

しかし何でそんなレアな曲にばかり良い曲があるんだ。『JUNKY'S LAST KISS』(シングル『Under My Skin』(これも廃盤プレミアつき)のカップリング)は大変よろしい曲でした、この前のライブではじめて聴いたけれど。

本当に、彼らに限った話じゃなくて、その辺のシステムが音楽界全体で充実してきたら、色々と素晴らしいもんが見えてくるんじゃないかなあと思います。何だろうこの「上手く纏めようとして優等生っぽく言ってみた」的付け足しは。




話が結構違う方向に行くんですけど(でもやっぱりCDの話。最近CDのことしか頭に無いなあ。前からかもだけど)、今朝蔦屋にCDを返しに行く際に、なんとなく久しぶりにサニーデイ・サービスを聴きながら行ったんです。ついでにそのまま学校に行くんですけど箱崎に。まんだらけのもう一個北側の道から都市高速の北側(つまり海が見えたり工場が見えたりする側。美しい……)を通って向かっていったんですが、このとき聴いたのは『MUGEN』だったんですが、これがまた非常に良くて。このCDの魅力は簡単にそのCDの中の世界-「昔の日々を思い返したりしながらもそれなりの幸せの中にいるけれど曖昧にまどろんだ夏休み」に入り込めることなんですが、この音楽と外の世界の車のうるささに大きなギャップがあって、それが大変感情的にキたんです。何ていうんだろう。内側の楽園チックなもの(この楽園っていうのはある意味空虚に近い幸せな感情のことを言うのだろうか)と、実際の外の世界のあわただしさの明らかな違いを前にして一人ぼけーっと自転車をこいで海沿いの道を行く。この、なんだか寂しいような、でもどこか満たされるような感覚を何と言えばいいんだろう。

綺麗なものっていうのは、ただ綺麗なものだけがあるよりも、汚いものというか、現実的なものと隣り合っている時の方が美しさを増すと思うんです。多くの人々が少年性の喪失に自らの情熱を注いだりするのも、その辺の美しさがあるからだと思うんですが。そして、そういう切ないような感じの美しさの中にいると、今度はその「汚い」側のものも、妙に趣深く見えてくるというか、色々と想像を膨らませることが出来るのです。例えば都市高速の道路を支える、海に面したあの無骨な柱。例えば海の向こうに見える私のよく知らない建物の群れ。例えば海の上に浮かぶ何かのゴミ。こういうものに妙に感情を傾けてしまったりします。

私は多分ナルシストなんで。だからこんなことを幾ら説明したって自分のためにしかならないのに。

話をサニーデイに戻すと、彼らの音楽、というか曽我部恵一の音楽はそういうちょっとした街の風景とかを気にさせるような、そんな効果があるように思えるのです。何でだろう。時々そういう、やたらと周りの風景を気にしてしまう音楽があるんです。あの人工的な海沿いの道はそういう創造をするのに凄く適していて、私は好きです。

この『MUGEN』、実際世界観はかなり空虚です。本人たち的にも、前作『24時』で出すだけのものを出しでもがくだけもがいて、その結果バンドとしてのバランスが崩壊した後なので、そこにはもうバンドとしてのダイナミズムみたいなものは消えうせていて、しかしそれがこの完全な「淡くて切なくて空虚な」世界観にものすごく合うのです。

見つかった?見つからない

何がある? 何も無い 夏の終わりに

                  『八月の息子』

電車のホームに佇むふたりを見た

言葉は少なく さよならも言えず 

                  『江ノ島』

高鳴る心は寄せては消える夢のよう

手にした次の瞬間にはなくなるものだから

                  『サイン・オン』

徹底的に切なくて空虚な歌詞と、永遠の気だるい夏休みを思わせるこのCDは、高校の時相当聴き返しまくってました。別にそんな風景に出会ったことがあるわけでもなんでもないのに、なのに心が苦しくなる。そしてほんのちょっと優しくなれそうなアルバムだと思います。

全ての高校生よ、サニーデイ・サービスを聴いてセンチメンタルな気持ちになっちまえ!

何だこのシメは?

MUGEN

MUGEN

そして今日もまた、夜中に蔦屋にCDを借りに行くのです。

右利きのリキ(風邪気味)

2007年11月04日 00:00

11月2日はDRUM SUNでArt-Schoolのライブがありました。オウガ何とかとのスプリットツアーのやつ。このスプリットっていう部分といい、ライブハウスのハコの小ささといい、そしてアートとオウガのメンバーが自分たちで物販をやっていたことといい、どこかインディーっぽいというかアマチュアっぽいというか、そういう雰囲気があってよかった。その前に観たライブが吉井和也の福岡国際センターでの巨大ライブだったのでギャップが激しい(一緒に行った友人へ、日記であのライブについて触れられなくてごめんよ。なんかだるくて日記書けなかったんだ最近。チケット本当にありがとう)。


チケットを買ったのが公演の二日前だったけど、特に問題なく買えた。バイト先のファミマで買ってみた。あの色々と券を出す機械の操作が意外と簡単なことを知った。いつもはレシートみたいな紙をいじくるだけだから、その機械そのものを使ったことは無かったのだ実は。


着いたら、すぐ後ろで物販のコーナーにアートとオウガのメンバーがいた。オウガは良く分からないが、アートは櫻井氏(ドラムの人)と戸高氏(ギターの人)がいた気がする。ちょっと話しかけてみたい衝動に襲われたが、実際に話しかけている女の子を見てやめておくことにした。そういえば、やはりというか女の子が多かった。結構可愛い子が多かった気がする。私は一人で来ちゃったので(例の友人誘えばよかったかなあ)、後ろの方をうろうろしていたりじっとしていたりした(まあ実際は人が多くてうろうろとしていられないのだが)。


まずオウガ。ギターボーカルの人背も高いが声が高えええ!高いといっても木下やベンジーみたいな感じの高さじゃなく、凄く清涼感のある不思議系な声をしていた。百々の声をもっと少年っぽく、歪みを取り払った感じか。だから、スパルタローカルズチックでニューウェーブな曲よりも爽やかな曲の方があの声は生きていた気がする。曲の方はともかくギターがずっとフレーズを弾いているイメージ。曲自体が爽やかでもせわしなく動くギターがひねくれている。ビートはそんなに速くなくて、ゆったりもっさりした感じだった。そういえばギターボーカルの髪ももっさりしていた。その身長と合わせるとサーストンムーア日本人版に見えないことも無い。でもギターはストラト。残念(何がだ?)。荒々しい動きをして髪が乱れると木下に見えなくも無かった。ああだからスプリットしてるのねーって勝手な思い込みをした。しかしドラムのトラブルが多かった。これはなんかドラム本人のミスというよりはSUNのスタッフのせいな気がする。元々評判のいいところではないのだ。でもアートのときは特に何も無かったなあ。

曲のテンポが同じ曲が多かったイメージがある。実際には違ったはずなんだけどなんでだろう。「これだ!」っていう曲が出来たら凄く良くなりそうな気がした。


で、アート。ハハハインディな感じだ。とりあえず風邪引くなよと。裏声が非常に厳しかった。『クロエ』なんかもうボロボロだった。最後はリズムもちょっと怪しくなっててわろた。そして彼はライブを通してずっとマイクスタンドをいじり続けていた。しかも中々スタンド調節のねじが回せないらしく、時々凄くテンパッているように見えた。何というアマチュアっぽさ。しかもサビの後のリフレインとかをよく省略するし、マイクから離れるの早いし、よく手元見るし。実際歌とギター自体はオウガの方が上手かったし安定してた気はする。ある意味流石であるが、そういう部分があまり憎むべき部分とならず、むしろ愛嬌みたいになっているのはちょっと凄い。あと笑い方が怖っ!鬱系キャラなんだろうけど妙にユニークである。

曲はやはりというか、初期の曲が多かった。特にメジャー1st以前の曲が多く、そして『Flora』からは一曲も無しという恐ろしいバランス。お前らオアシスか!正直なところ何曲かして欲しかったけどなあ『IN THE BLUE』とか(あ、でもシンセがいないか)。

今回のライブツアーはセットリストを新しくしようという試みがあるらしく、結構マイナーというか、「隠れた名曲」的なものが多かった。『JUNKY'S LAST KISS』とか『レモン』とか『1965』とか『DRY』とかか。そしてライブ一番の山場が『汚れた血』(一番最初のミニアルバム収録)というのが凄い。この曲が今回のツアーの一番の目玉のようで、戸高氏は思う存分に暴れていた。彼もこの日はジャズマスでなくストラトだった。チクショー。その暴れ方が非常にプロっぽくないのが素晴らしい。木下も裏声以外は風邪の割には声は出ていたが、この曲が一番格好よかった。そうだよ、こういうのをオルタナ派のファンは望んでいるわけだよ!という感じの名演だった。

結論を言うと、最初にあげた様々な欠点にも拘らず、とても良かった。つくづくライブは安定感や技術力よりも表現力と機動力だなあと思った。いやまあ前者も大事なんですが。いや実際はアートもリズム隊なんかは結構上手いと思うんですけど、そういう部分よりももっとシンプルな部分に魅力がある。逆に言えばそういう部分の魅力が無くなったらこのバンドは終わるかもしれないけど。でも新しいミニアルバムでも絶妙(どうせ人によっては微妙に思えるんだろう。この微妙なファン心理を分かって欲しい)のバランス感覚と卑怯さ(四曲目とか五曲目とかアリかよ!)を見せていたのでまだ大丈夫。当分福岡に来る予定は無いとかのたまっていたが、また来ることがあったら出来れば観たいものである。


終わったら物販に木下と宇野氏(ベースの人)がいた。ライブ前よりもずっと多くの人が物販の前に集まる。どうせなんで私も並んでちょっと買い物をした。ピンバッチ的なものが安かったので買った。買うときに彼らと少ししゃべったわけだけど、そういうのが嬉しいと思えるファン心理がちょっと恥ずかしい。あと女の子は可愛い。





なんか読み返したら痛いなあこの日記。書き直すの面倒だからこのままうpするんですけど。




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