ヒリヒリする僕の太陽

 2007-08-28

長崎のSky Jamboree07'とか言うフェスに行ったら、手と顔がやけに日焼けしまくって痛かった。


簡単に、所々熱を上げてこのフェスの経過を紹介するよ。


一番目:10-FEET

ふーん。


二番目:THE RODEO CARBURETTOR

ポストミッシェルな熱いガレージロックバンドということは知ってたけど、結局フェス前にアルバムを借りれなくて、前情報が公式サイトの試聴だけで観たんですけど、まあやはりというか、格好良いわけですよ。ギターがテレキャスでジャキジャキバッキバキのサウンドでリフを弾けば、ベースがそれを上手に掬い、ドラムがシンプルながら力強くロールする、そんな正統派ロックンロール、オイオイコールの要らない、あっちゃいけないロックンロールでした。事実途中からほぼ完全にオイオイコールがなくなったのがざまあみろって感じでよかったです。曲調はミッシェルで言うならロデオ期的な感じが一番近いかもしれないが、結構ボーカルの声が違う(誤解を恐れず言えば、ちょっとビジュアル系にも通ずる声だったかも)し曲の作りももっと3ピース的でちゃんと区別化は果たされているんじゃないかなあ。しかしまあ、演奏中はそんなこと考えるまでもなく格好よかったですよ。


三番目:FUNKY MONEKY BABYS

恥ずかしながら私、この人たちが有名であることも、この人たちがバンドではなくラップグループであったことさえも知らなかったんですよ。で、ふーん。こういうのでみんな一緒の身振り手振りをするのって、ちょっと好きになれませんね。


四番手:髭(HiGE)

このフェス、それぞれのアーティストが出てくる前に地元ラジオDJが前煽りを入れるんですが、それなしに突然本人たち登場、『アエニウタエバ』を演奏、そして須藤氏の煽り。「挑戦状を叩きつける!」と言ってオーディエンスを盛り上げるも、「じゃあ一回引っ込む」と言って舞台袖へ。サウンドチェックだったらしく、この熱い調子外しでむしろ盛り上がるオーディエンス。

DJがしゃべってからちゃんと始まると、今度はメンバー三人が演奏している中を須藤氏が氷とアイスピックを持って登場して、氷を粉砕しては口にくわえ、それを客に向かって投げていた。そして曲に入る、『白い薔薇が白い薔薇であるように』。ここでもういきなり盛り上がりまくり、あとはずっと激しい曲とハイテンポな曲をやって終わった。MCも面白かった。人を食ったようででもわざとらしすぎるほどにオーディエンスとの距離を縮めようとするスタイルは格好よい。

しかし、まさか髭でモッシュが観れるとは・・・・・・。演奏した曲のせいもあるけど、えらく縦ノリだったし、ファン層が意外と若いのかもしれない。個人的には、横ノリなサイケな曲や、新曲『黒にそめろ』をやってくれなかったのが残念。でも良いライブだったことは間違いない。単独ライブにも行ってみたくなった。

   サウンドチェック:アメニウタエバ   

          1:白い薔薇が白い薔薇であるように

          2:ブラッティーマリー、気をつけろ!

          3:Mr.アメリカ

          4:王様はロバの言うとおり

          5:ギルティーは罪な奴

          6:ダーティーな世界

          7:ロックンロールと五人の囚人


五番目:Rickie-G

全然知らないアーティストだった。そしてこの頃が一番暑かった。日焼けもあって一番しんどい時間で、あまりちゃんと聴けなかったが、そのゆったりとした、レゲエな雰囲気は、激しい曲で溢れかえりがちなフェスにおいていい清涼剤となるんだろう。そんな感じだった。多分。本当にちゃんと聴いてないから何も言えない。


六番目:BEAT CRUSADERS

まさに一番暑い時間帯。死にそうなほど暑いから後ろの方で見てたんですけど、流石にこのバンドはフェスが似合うなあと思った。キーボの人が赤い服着てて、しかもキーボ弾かない時はやたらパフォーマンスにかけてたから相当笑った。キーボ弾いてる時間がそんなに無いから基本は変な動きしてた。しかし熱かったなあ、演奏も客のテンションも気温も。


七番目:the pillows

順番を勘違いしていて、あやうくどうにかなるところだったんです。友達が気付いてくれて助かった。

それで、ピロウズのライブは二回目なんですが、まあ短い短い。このフェスは一バンド30分なんですが、まああっという間でした。始まり一発アウイェ!で、いきなり『Little Busters』!これは熱かった。凄く盛り上がるオーディエンス。MCも軽快で、これは2ちゃんからの転載ですが、

・ビークルが汗だくで帰って来て「僕達今からあそこ行くんすかマジッスか」と思ったとかなんとか

・レディバ前「この前シングルが出たんだが…あれ?反応薄い…言わなきゃよかった」

・さ「上下関係に厳しいエルレのDr.のタカシくんをタカシさんを呼ぶと嫌がるんでいつもさん付で呼んでます、出て来たら呼んでやれw」

P「タカシさんコンチハッス!」

・さ「zepp福岡でやるんでヨロシクアウイェ」

とか言ってた。しかしもっと色々と曲が聴きたかったなあ。割と軽めなセットリストだったから、激しい曲も聴きたかった。まあでもそれなりには満足。ただ、オイオイコールはやめて欲しい。何で間奏でみんなオイオイ言っちゃうかなあ。

             1:Little Busters

             2:ROCK'N'ROLL SINNERS

             3:Ladybird Girl

             4:Funny Bunny

             5:スケアクロウ

             6:サードアイ

             7:ハイブリッド レインボウ

八番目:ザ・クロマニョンズ

うん、音源よりもずっと良かった。やっぱりライブのために曲書いてる感じなんだなあと思いました。そりゃあもう、あんな卑怯なくらいシンプルな曲がもう盛り上がる盛り上がる。昔のバンドの曲をやってくれないのが残念ですが、そんなこと関係無しに格好よいライブをしていました。ヒロトはやっぱり格好よいです。あんな華奢な体であんなに訳分からない動きをずっとやってたらぶっ倒れそうなもんですよ。途中でやたら原始音楽的なドラムソロがあったりもして、30分にしては物凄く濃いライブが見れた気がします。


九番目:ELLEGARDEN

なんか、DJの前説無しに始まったような。2ちゃんによるとやっぱり、サウンドチェックからそのまま始まったらしい。しかしそのせいか、何か音のバランスが悪かった気がします。声が全然通らなくて(細見氏の調子も悪かったらしいけど)、なんかがしゃがしゃしてたかも。しかしそれでもファンはクソ盛り上がる。流石に疲れたのか人が少ないかなあと思ってたら、奴らやたら密集してやがった!エルレが終わってからとりあえず引っ込む客の量を考えるに、奴ら相当ぎゅうぎゅうになってたぞ暑かろうに。オイオイ&モッシュ!勝手にやってくれい。なんか細見氏本人がそういう行為について、「音楽とエンターテイメントを一緒にしすぎてる」とか苦言を呈してたのが受けたが、その直後にモッシュする、何に話も聴いていないバカもいて笑った。別に特に好きでもないが、報われないなあ彼らとは思った。


ラスト:KEMURI

スカイジャンボリーフェス始まって以来ずっと参加していたらしいケムリも、今年末で解散してしまうために、これが最後のこのフェス出演となってしまったわけで、一体どんな気持ちでこのライブをやってたのだろうと思うと凄い。しかし、ライブ自体はそんな悲しさや切なさは全く無しの、もうひたすら楽しく、楽しく、楽しく音楽が回っている状態でした。エルレが終わって引っ込んでいた人たちも次第に帰ってきて、みんな重い思いにその楽しい音楽に体を預けていました。

そして凄いのはアンコール。一旦終わった後にまた出てきて、二曲アンコールをして、それでもう最高に、これ以上無いって程に盛り上がったのです。それで終わって、ああ凄かった帰ろうとみんな出て行くわけです。終わったあとの音楽も流れて、「すかいじゃんぼりー07をおわります」的なアナウンスが流れますよ。

で、そういう帰りムードの中、突如盛り上がるステージ前。まさかと思ったら、そう、そこには彼らが三度ステージに立っていました。まさかのアンコール。一曲だけでしたが、それはそれはもう感動モノで、全然彼らの曲を知らない私も、物凄く心にぐっと来るものがありました。

ライブ中何回か、ボーカルの伊藤氏が挨拶をします。というか感謝。ライブスタッフの皆さん、警備をしてくれている人、このフェスで共演したアーティスト、そしてオーディエンス・・・・・・。どういう気持ちでそういったことを言ってるか分かりませんが、彼らの精一杯の誠意とかそんなものが強く伝わってきて、なんだかヒリヒリしました。




終わってみればもうそれは汗だくで、私たちはドロドロの体を夜風で少し乾かし、バスの冷房で乾かして長崎市街へ帰り、適当なネカフェに泊まり、次の日観光して帰ったのでした。ネカフェはシャワーがついてなくて、シャワーがついてるところを探そうとして結局見つからず、頭だけ洗ったのはいい思い出かもしれません。泊まり場合はちゃんと事前のチェックを怠ってはいけないということを学んで帰った月曜日でした。

epってなんか格好よい響き

 2007-08-25

天神の蔦屋を舐めてた。「なんだよスーパーカー置いてないってありえんだろ〜」とか「ソニックユースは〜?」とか思ってたら、そういうのが集まっているコーナーがあんな分かりにくいところにあるなんて・・・・・・。そのコーナー、ポストロックとか銘打っているが、元々ポストロックって定義自体が適当だからか、これポストロックかってものも結構あったが、しかし驚いたのはその圧倒的な品揃えで、これからは金額をあまり気にせずに利用しまくることになるでしょう。だって買うより圧倒的に安いし。


でもね、スーパーカーは別にJ-ROCKのコーナーでいいと思うんですよ。レディオヘッドもあんなところにあったんだ判りにくって感じでびっくり。もっと分かりやすいところにコーナーつくって欲しいような、でもポストロックという意味的に微妙に日陰なジャンルのCDの場所としてはある意味相応しいような気もしてなんのこっちゃ。


くそっSister普通に置いてやがる!買ったのに。まあ買う価値は十二分にあった名盤でしたけど。

Sister

Sister

  • アーティスト: Sonic Youth
  • 出版社/メーカー: SST
  • 発売日: 1994/10/11
  • メディア: CD



話は変わって、昨日ぶらりと天神をぶらりあいてたんですが、そのとき入った大名のボーダーラインでいいものを見つけました。しかも二枚。

Tremolo

Tremolo

Glider

Glider

マイブラのラブレス期のep2枚。前々からアマゾンとかで試聴して「うわ、何これカッケーヤベーフベベー」とか言ってた私なんですけど、タワレコでは何とこんな一枚18分ちょい(シングルとしては中々のボリュームですけどね。二枚あれば傑作アルバム一枚分くらいにはなる)に1400円とか1700円とかしてたわけです。ああ、流石に高いなあと思って後回しにしようと思ったんですが、この度無事手に入れました。トレモロの方が980円、グライダーの方が780円。なるほどボーダーラインそれなりに足元見てくるじゃないかと思いつつも、タワレコで買うときの半額くらいの値段で買えたわけだから不問に。


何故かどちらのシングルも3曲目が特に名曲。

『Tremolo』の方は『Honey Power』。『When You Sleep』なんかに繋がりそうな、マイブラのラブレス期の疾走ソング。疾走と言っても全然リズムは速くないけど、どっしりと進んでいく感じの曲想にギュワンゴワンとうねるラブレスなギターが乗って大変格好よい。他にも二曲目『Swallow』はバグパイプっぽい音がギターの壁の上をするすると抜けていく、ちょっと民族っぽさの出てる曲で、四曲目『Moon Song』はケビンの童謡ボーカルが聴けるまったりギターノイズな曲。あとラブレスにも入ってる『To Here Knows When』の別バージョン。四曲がラブレスみたいな感じで繋がっていて(曲が大体終わってから大体一分くらい曲の繋ぎみたいなパートがあるのはやりすぎかとは思うけど)、まさにラブレス前夜な感じをリアルタイムの人は味わったんだろうなあと思うと、ちょっと羨ましい。曲のクオリティも高く、ポップさはむしろラブレスを凌ぐんじゃなかろうか。


『Glider』の方は、『Tremolo』より先に出たepだからか、ラブレスっぽさはやや薄め。曲間も繋がってないし。特に三曲目『Don't Ask Why』は、曲の大半がアコースティックギターとぼんやり歪むようなクリーンな音とボーカルだけの綺麗な曲で、そして終盤にその空間を切り裂くように入ってくる歪んだラブレス風味ギターが格好よい名曲。まさにラブレスとは異なった作風で、シングルだから出来た曲想かもしれない。二曲目『Glider』のちょっと過渡期っぽさもあるノイズインスト、四曲目『Off Your Face』でかなりラブレスっぽさが出てくる。一曲目『Soon』はラブレスの最後の曲だけど、やっぱりそんなにラブレスっぽくない曲な気がした。まあアルバムにおいてはエンドロール的なものらしいからいいんですけど別に。ヘッドフォンで聴くとベースラインが聴こえやすくなるんだけど、この曲ベースラインが結構かっこいいんだなあ。リズムもちょっとダンス風味だし、やはりラブレスの中でも、彼らのキャリアの中でも独特な曲だなあと思ったり。



流石に『You Made Me Realise』のシングルは無いか・・・・・・。あってもどうせ超高価で買えやしまいが。

終わりのある『日課』

 2007-08-16

ここ数日蔦屋でCDを借りる。と言っても一度に一枚しか借りない。その代わり今のところ三日連続で借りてる。これはカードを作ったときに貰った一枚100円のクーポン券が一度に一枚しか使えないので、そして蔦屋はCDレンタル半額セールとかをちっともしてくれないので、安く借りたい私は最も安い方法を模索、それで、当日レンタルで一枚借りてクーポン使用、次の日の午前十時が日付変更なのでその直前に返して、またCDを一枚借りる、これをクーポンが尽きるまで行う、こういうスタイルになった。よく考えたらいちいち蔦屋に行かないといけない上にストレスのたまるやり方で、実際効率は悪いんじゃないかと思うが、まあいい運動になるし引きこもり解消にもなると思って実践中。でも朝十時はこの時期は本当に暑い。


おととい借りたCD→『ファンファーレ』advantage Lucy

ギターポップらしさ全開だった。キュートな感じとスノッブな感じのバランス。ちょっとオシャレで透き通った空気がありすぎて、遊びな感じが少ない気がしたが、まあ普通そんなことはしないわけで、そういうのをこういうバンドに求める方が馬鹿か。でもこういうアルバムに一曲でもおバカなポップソングか、えらくぶっ壊れた曲があったら凄く全体として映えると思うんだけどなあ。『smile again』が何の朝のニュースのタイアップだったか分からなくてもどかしいけど、ググる程のことでもない。コーラスも綺麗だし洒落た音の隙間を感じさせるし、また最後の転調も決まってるし、かなり完璧ないい曲だなと素人的に思う。メンバーの写真に関してはもうちょっと垢抜けた方がいいだろwwwと思った。最近何してるんでしょうか?消えてしまうには非常に惜しい存在のはず。


昨日借りたCD→『GREEN』R.E.M

最近、そういえば私はこれまでR.E.Mをあまり聴いてなかった、聴かなければと、妙な使命感に襲われている。こんな聴き方絶対に良くないはずなのに。他のオルタナバンドに比べて地味なのが多分今までそんなに食指が動かなかった原因。でこのアルバムは、ていうかR.E.M自体がそんなに「オルタナ」って感じじゃないけど、「良質インディーバンド」的な雰囲気が出まくってる。特にこのアルバムは『Out Of Time』(まだこれとGREENとベストしか聴いてない)よりもバンドっぽさがあって、でもなんと言うか、「良質インディ」的な地味さはやっぱり感じるが、多分聴きこむと好きになりそうな気がする。正直な話、先にPavementを聴いてしまったのがまずかった。あいつら確かR.E.Mのことバカにしてたしなあ。影響されてるかもしれん私。

ところで最近出てきたらしい日本のえーと何あれバンド?そんな『GREEN』とやらの曲を一度も聴いたことが無い気がする。本当に流行ってんの?どうせなんかのタイアップなんだろうけど、テレビ見てないから全く知らん。

今日借りたCD、つまり明日返さなきゃならないCD→『シャーロットep』ART-SCHOOL

これでシングルとライブ盤以外は大体コンプか。優れた先頭曲二曲が『Requiem For〜』に入っているため、買うにはかなり抵抗があったCD。しかしこのアルバムにおける木下の英語の発音は特に凄いかも。サビには必ず英語の部分が入ってるから目立つ目立つ。終いには英語曲のカバー(このバンドについては何も知らないです)までし出す始末。曲自体もクオリティは次第に『Requiem〜』に近づきつつあるが、前作『MEAN STREET』に比べると緩急がついてないというか、三曲目からの曲の展開がなんか似通ってる感じがした(まあ常だけど)。でもやっぱり一曲目『foolish』は名曲だと思います。あのヘナヘナのリフがいい。ポップさも何ていうか、綺麗過ぎない適度なジャンクさがあって良いと思う。最新アルバムで綺麗綺麗な世界はある程度やり通しただろうから、今度はダーティーに攻めて欲しいって思ってたら、今度のミニアルバム(『左利きのキキ』)が本当にそんなのだそうで期待させられる。

ファンファーレ

ファンファーレ

Green

Green

  • アーティスト: R.E.M.
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1994/10/26
  • メディア: CD

シャーロット.e.p.

シャーロット.e.p.



追記:正直な話何も知らなかったものだから、advantage Lucyのバイオグラフィを見て結構びっくりした。大変なんだなあ相当・・・・・・。やはりああいう爽やかさや綺麗さの影にはこういった大変な話が多く転がってたりするものなんだなあ、と思ったりした。それでも活動は続いているらしいので、よくは知らないけど応援したい気持ちになった。あとルミナスオレンジとも関連があったのにも興味が沸いた。ルミナスオレンジのCDは本当に聴いたことが無いので、もし明日蔦屋にあったら借りよう。

「感情が無い」っていう感情

 2007-08-15

轟音でグシャグシャになる音楽と、静寂の中を細い楽器の音が通り抜けて行く音楽を最近やたら求めてます。これは、趣味がどうとかではなくて、もっと実践的な意味で、つまりパクるためにその元ネタとして求めているのです。とりあえず、こんな感じの音が最近気になるわけです。

D D

この二曲、元から凄く好きな曲だったんですが、私自身が曲を作る必要に迫られているかもしれない今、この二つの曲は参考にするところが非常に多いのです主に歌とギターと曲中の展開とかで。特にギターは、最近色々考えないといけないなあと思ってて、歌モノをつくるためのコード進行とかではなく、どうやってかっこいいリフやフレーズを作っては曲にしていくかについてばかり考えています。これまでシンプル極まりないものばかりを弾いてきたので、知識も経験も足りず作業は進んだり進まなかったりですが、とりあえず独特のものが造れたらいいなあという、誰しも抱く感情を糧に頑張っています。パクる方向で。


で、この二つのバンド、RADIOHEADとJOY DIVISION、両方ともその音楽の中に激しく極端な部分を持ってる二バンドですが、やはりサウンドの要というか、感情を表現するために効果的に使われているのがボーカルと、そしてどう考えてもギターな訳です。「おいおいjoy divisionのヘナヘナギターのどこが感情的なんだよ〜^^」とか言ったりするのは良くないことですよ。最近の私が思うにニューウェーブ期の象徴的なギタリストはジョニーマーでもアンディギルでもなく、それは色んな意味でもバーナードサムナーが相応しいのです。

これは私の解釈ですが、イギリスの80'sニューウェーブは大体三つくらいのタイプに分別できて、1・シンセが鳴り響く、所謂ポリシックス的なもの(日本でニューウェーブって言ったらこれが一番有名ですよね)、2・最近のイギリスのリバイバルの主流であった、Gang Of Fourや中期XTC的な、鋭角的なギターが角角でポップな曲を作り上げそれに踊れるリズムってやつ(The Futureheadsなんかモロですね)、そして3・ゴシックで静かで鬱な空間をギターの音で、埋めるというよりもむしろ曲の輪郭をなぞるみたいな感じで装飾するもの、この三つかなって思うんですけど。それでjoy divisionはまさに典型的な、そしてある意味もっとも理想的な3のバンドなんです。そのゴシックで鬱な部分がボーカルのイアンカーティスのお陰なら、その世界観の外側を必要最小限で飾り付けるのがバーニーのギターな訳です。彼はヘタクソなギター弾きですが、そのフレーズは曲の世界観を上手に作り上げています。ハードロック的にギターで曲を塗りつぶすのでなく、曲に線を描くような不器用で繊細なギターを弾くのです。そのもっとも顕著な例の一つが上の動画です。彼は単音のフレーズをよく使用していますが、これは明らかに曲を埋め尽くすことなどできず、無音の真っ暗な空間にかすかな閃光を撃つに過ぎない状態です。それは熱量が極端に少なく、曲全体をクールダウンさせる効果があるのです。これと同様のことがソニックユースの様々な曲などにおいても言えます。弾きまくらない、単調な単音のフレーズは基本的に寂しさを持っているものです。無感情的なというか、機械的なというか、そんな寂しさ。

で、そういったギタープレイと対極なようで対極でないのが、ジョニーグリーンウッドのギタープレイです。私が思うに、一番意味的にグランジというかオルタナというか、そんなギターを弾くのは彼だと思います。彼のギターはなんと言えばいいのだろう。ブルースだとかハードロックとか定番リフだとか、そういうのを全く通過していなくて、その分の隙間にこれでもかと感情を詰め込んでみました的なギターだと思います。その感情は本当に、いつも心が空虚な、憂鬱な奴が頭にキてわめき散らしてるかのような、そういった負の感情的なものだとおもいます。そういう点では先程のニューウェーブなギターとも共通しているので、この二つは逆ではないのです(逆なのは感情よりもテクニックだとか理論だとかにしっかりと基づいて弾かれる、所謂ブルージーだったりハードロッキンだったりの、悪口的に書けば様式美的なギターかと思います。ああ、また敵が増える。)

あと、そんなジョニーの感情的過ぎるギターこそがレディオヘッドが他のポストロックバンドに飲み込まれすぎずに存在するための生命線な気がします。どんなにバンドがクールにポストロックをやっても、ジョニーのエモってるギターがポストロックすぎない、スノッブすぎない位置へバンドを持って行ってる気がします。よく分からんし説明できんですけど。

この二人のギター弾きの間にこそ、オルタナティブ以後のギターロックの極端な部分の精神性が宿ってると、さっき私は唐突に思ったのです。勉強しなくてはならない。やってやらねば。ぼちぼち頑張る次第です。

夜行性の生き物になりきれなくて眠い

 2007-08-13

実験中




上の三文字は気にせずに。全然この日記の機能を使いこなせていないなあといつも思いますが、勉強するつもりも無い!



バイトの話。夕勤は暇です。バイトの話終わり。


バイトの話2。今日はバイト無い日と思い込んで痛い目に遭いました。ああ危ない危ない。終わり。


CDの話。私個人は今のところ『ゆらゆら帝国3(なんかはてなではローマ数字が出ないみたいなんでこの表記)』の方が『ミーのカー』より好きなのですが、ファンから言わせると『3』は残念な作品で、『ミーのカー』は最高傑作に限りなく近い作品という感じの評価が多いみたいで、あれ?って。まあ別に人の評価見て自分の音楽観決めるのは決していいことじゃないんだろうけど。

でも凄くミーハー気味な私はそういうのに弱いんですよ。だから『PET SOUNDS』は永遠の名盤ですよ。レコードコレクターも時々立ち読みするもんねーっ。面倒くさいから時々ですけど。

だから『ミーのカー』を聴き直して評価を上げようかと一瞬思ったんですが、やっぱり二十分もあるタイトル曲はだるいし、70分のCDは私の守備範囲ではないです。私の好きなサイケはお花畑かファズの洪水なんで、ジミヘン系のゆら帝のいくつかの曲はやや苦手です。正調ブルースなギターよりも、暴発しっぱなしなごちゃごちゃフィードバックしまくりな方が好きです。超大作よりも、さらっと聴き返せるサイズが好きです。精神的に深く中二ですから。

やっぱりいいと思うんですけどねえ『3』。ポップって全然悪い事じゃないのに。全体的に割と60'sUKなサウンドが時にキラキラしてて時にキリッとしてて時に暴走してて好きですけどねえ。やっぱり『どろどろ』が彼らの魅力なんですかねえ?でもゆら帝のキラキラは何というか、表面はお花畑でもその中は腐ってでろでろって感じでいいですけどねえ。

ゆらゆら帝国 III

ゆらゆら帝国 III

無駄に豪華で世界観爆発過ぎなドン引きモノの極厚ブックレットも好きです。何コレ!?





倦怠をサウンドにするのは難しいと思いますが、そんな倦怠サウンドを評価するのも難しいなと思います。例えば『ペイヴメント好きだお』って言うだけでも、「ペイヴメントか好きな自分が好きな自分」と「ローファイサウンドが好きな自分が好きな自分」というバイアスが多少なりとも掛かってる可能性があるからです。倦怠は即ち堕落・退廃に繋がるわけで、そういうのが好きな趣向ってのはある人々からは「若い」とか「中二」とか言われてさようならです。それと、退廃に関するナルシズムの厄介なところは、マッチョ的なナルシズムはマッチョに至る努力が必要なのに対し、退廃ナルシズムはそんなマッチョを笑って適当にダラダラしてたらそれっぽいと思えてしまうところです。勿論本当の堕落退廃はそんな簡単なものではないはずですが、ナマケモノはその自分のポジションは退廃寄りだと思い込んでナル武装するわけです。

自分で書いててこの辺の文章は多少ズキズキします。でも自虐大好きなんで平気です。へ〜いきぃ。

マッチョは確かに間違いなくしっかりと努力をして、その自らのボディをつくる。それはストイックで素晴らしい過程のはずなのに、そうやって頑張ってるはずの人々を嘲笑したくなる、この薄暗い欲望は果たして何処からやって来ているのでしょうか?でも私はそういう自分が嫌いで好きだからどうしようもない。

だからこんなこと普段は考えないんです。日記は良くも悪くも普段考えない事を考えてしまいますね。



最後に、倦怠・堕落・退廃の限りのアルバムを紹介。ここまですれば何の文句もない。本物だし。

The Madcap Laughs

The Madcap Laughs

こんなアルバム我々は作れません。何故ならおクスリはイケないことだから。どんなに酔っ払ったってこんな酷いメロディは中々出来るもんじゃないです。しかもそれが妙に天才的なポップさで響くのと、そんなヤク中を一生懸命バックアップした旧友たちの涙ぐましいアレンジがこのアルバムを名盤に押し上げているのです。ピンクフロイドは一枚目だけ特に好きです。これも腐ったお花畑的なポップさとダークさがあって大好きです。『星空のドライブ』なんて邦題はなかなか素敵じゃないですかあな『Interstellar Overdrive』は、ヴェルヴェッツの『Sister Ray』と真逆(前者は目も潰れそうなサイケ、後者は現実に対するニヒリズムに基づいているのです・・・・・・多分)のアプローチによって同等の、最高なアヴァンギャルドを展開しております。これはどっちも完全に前衛ではなく、微妙にポップなところが時に素晴らしいです。どっちもそんなに技巧的でないですし。技巧的なものはやや苦手です自分が全然ギター弾けないから。シドバレットはある意味憧れだけど一生近づけない(近づけたらその時は人間さようなら)、そんなソングライターでありギター弾きです。

The Piper at the Gates of Dawn

The Piper at the Gates of Dawn

  • アーティスト: Pink Floyd
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

日本語とは美しいものですね(棒読み)

 2007-08-12

この前買ったビッグマフ、電池入ってなかったから使えなかった!!!ちくしょう!!!

明日買う。ついでにエフェクターケースも買う。金が飛ぶ。やたらと飛ぶ。さようなら諭吉。


凄く唐突で不自然な流れですが、イースタンユースが苦手です、いや、苦手でしたが今はどっちかなあって感じです。まず、インディーズシーンの重鎮ってところで少し敷居があって、それでしかも聴く前に持ってた情報(思い込みとも言う)が、『美しい日本語を駆使した硬派な実力派エモバンド』でしたが、ここに多くの苦手な単語があったのです。『硬派』とか、『愚直』とか、そういった単語がどうも苦手で、そりゃあ真面目にやるロックもかっこいいが、ズタズタのボロボロなロックも適当でクラクラなロックも、そして「お前らこんなのしねーだろー」的な中二なロックも好きな私としては、イースタンユースは真面目すぎる気がしてどうも駄目だったんです。エモっていうジャンルもなんかストイックそうで苦手でした(エモって単語に耐性がついたのはデスキャブを聴いてからでした)。それで、そんな聴かず嫌いを克服すべく、最初にコレを聴いたんですが、何かしっくりこなくて・・・・・・。

感受性応答セヨ

感受性応答セヨ

何だろう。イメージ通りの、何か嫌いな『硬派さ』を感じてしまって、「ああ、やっぱりね」と思ってしまったんです。確かにこれはいいものであろう、演奏も曲も詞も良くできている。しかし何だろう、完全に良く出来ているものがロックとして素晴らしいとは決して思えない根暗な私がひたすらにその真面目さを拒絶するんです。イースタンは文学チックとはよく言われてますけど、彼らの雰囲気は明治から昭和にかけての貧乏でしかし硬派な健全な文学生って感じで、私が好きなのは思いっきりデカタンにかぶれて生活はとっくに破綻していてそしてやたらロマンチストでナルシストな落伍者擦れ擦れの物書きなんですよね。そりゃあもう、リバティーンズ大好きなわけですよ。健全パンクなクラッシュよりも駄目駄目なピストルズですよ。要するに私は文学そのものではなく、「退廃文学」っぽい雰囲気だけが好きなだけなのかも知れませんね。


で、イースタンはコレ聴く限りだと苦手だよってことをサークルのキャンプ中にとある博識者に言ったら、「そのアルバムは別にそんなにいいもんでもないっすよ」的なことを言われて、それで彼らの別のCDを紹介されて、今それを聴いてるのです。これ。

其処カラ何ガ見エルカ

其処カラ何ガ見エルカ

むむむ、確かにこっちの方がバンドサウンドがやや崩れ気味でよろしいか?でも「好き」か?難しいもんです。やっぱり詞の雰囲気は苦手かなあと思いますが、でも曲はさっきのよりも好きかもしれません。


同じ北海道のインディーズシーンのバンドでも、ブッチャーズは何か好きになれそうなんですけどね。まだ『kokorono』しか音源を持ってないんですが、こっちの方がギターが面白い事をしようと必死に頑張っているのが良いと思います。あと吉村秀樹のボーカル。彼もどっちかといえばイースタン型の文学タイプだと思うんですけど、彼の方が圧倒的に不器用でボロボロでかっこいい気がします。歌とかね。あとひさ子とかね。色々どうなん?と思ってしまうのに全く憎めない男、それが私の中の吉村秀樹のイメージです。だから『未完成』っていうタイトルはそういう意味で凄く彼に相応しいと思います。っていうか『未完成』が欲しいです。天神のタワレコにはなぜか『kokorono』を除いてはひさ子加入以後のCDしかないんです。アマゾンで買っちゃうか?

未完成

未完成

歌の歌い方があまりに不器用すぎて、しかもひさ子に合わせて自分のギターをジャズマスターにしてしまった(これ合ってますかね?)、酒が入るとやたら含蓄のある話しをし始めるという、そんな吉村秀樹が凄く人間臭くて好きになれそうです。CD欲しい欲しい欲しい。


ここまで書いておいてこんなこと言うのは逃げなんですけど、これはあくまで私の今日的な主観に基づく一意見であって、決してイースタンユースを馬鹿にしているわけではありません。そりゃあ他に馬鹿にしたいものや馬鹿にしないといけないものが沢山あるから、それらに比べたらイースタンユースは素晴らしい方だと思います。ただ、なんとなく私にフィットしないというだけですので、もしこの文章で気を害した人たちは容赦なくこのブログをぶっ潰してください。コメント欄とか。

本当に馬鹿にはしてないんですよイースタンユースは。大体心の底から馬鹿にしたいアーティストなんてそんなにいませんよ。ASIDMANとか。彼らのアルバムは一枚も聴いていませんが何か色々と鼻につく。なにが宇宙的スケールだ!なにが元医大生だ!大体なんだよあの帽子!あー少しすっきりした。

すいませんが、本当にすいませんが、これは本当に馬鹿にしたいので、ファンの方は切れてブログぶっ潰して結構です。だって私あまりにも彼らについて無知すぎるんだもの。無知すぎてそこから一歩踏み出す気に全くなれないほど。



私は偏見のカタマリです。



しかしもっと身近な問題は、この前の日記で髪長いって書いたのに今日切ってしまったことだ。

自分で。

スティール マイ シープ

 2007-08-10

間が空いてしまいました。やはりミクシィ日記との並行はそれだけ面倒くさい苦労するものであると言えそうです。


前回の日記に反応して「読んでますよリンクしてください」というコメントをしてくれた人がいて、なんとなく嬉しいです。人の日記を見るのは基本楽しいが、こうやってよく顔も知らない人と日記の内容を交換できるのはいいことだと思います。遂に未知の領域に踏み込んだ感じで少しの不安とそれなりの希望が混ざります。


未知の領域といえば、バイトで入ったお金をかなり使って、エフェクターを少しばかり揃えました。Big Muff(ロシア)とSmall Cloneの二つを購入。超ベタな気がするし、エレハモ厨気味だし、やっぱり弁当箱的にかさばるけど、でもなんか少し満足してます。まだ自分のギター(オークションで買った4万くらいのジャズマスター。更にいかにもって感じ)と合わせて早く色々ゴリゴリとやってみたい。勿論、機材にばかり頼るのではなく、それをどう使うかということに意識を注がなくてはならないけど。果たして私はエレハモを使いこなせるのかと、やっぱり期待と不安が飛来します。でもまあ何とかなるでしょう買ってしまったんだから。


未知の領域といえば、最近水風呂を始めたけど、中々気持ちいい。体の中のぬるくてどろどろした感じが水風呂に入るとすっとなる。最初は冷たいが肩まで浸かると気持ちよくなってくる。朝とか眠いときとかに入ると目が覚めるのもよし。ただなんか入ってる最中やあがった後に心臓がズキュゥ〜ンとなるのは少々怖い。風呂場で死にたくないなあ。カミソリとかめっちゃ怖い。

風呂で死ぬって書いたら、昔バーローでやってた、風呂に普通に水を入れるのではなくシャワーを使うことによって死体の何とか時間をどうのこうのとかいうトリックを思い出しました。凄い昔に読んだ気がするから、現在もやってるバーローを考えるとこれはもういい加減マンネリ凄いのかもしれません。

名探偵コナン 58 (58) (少年サンデーコミックス)

名探偵コナン 58 (58) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 青山剛昌
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/07/18
  • メディア: コミック

五十八巻って・・・・・・。しかもウィキ見たら作者が「作中の時間の流れはサザエさんとかと同じ」と発言していてバーローwww


未知の領域といえば、最近髪を切る気が全く起きないもんだから、髪型がどんどん未知の領域に突入しています。生まれて大体20年ちょっと、ここまで適当に長い状態は多分無いです。でもハードロッカーみたいな髪形になるのは嫌だなあ。髪形ってやっぱり凄く大事だと思います。だってあなたの好きな二次元の女の子の髪型が全く変化したらびっくりするでしょう?髪形が全く変わった女の子が誰か判らなくなることは時々あるでしょう。キャンプで風呂入るときに、友達の髪がいつものそれと違っているので、誰だか見分けがつきにくいことがありました。まあその時は眼鏡が無かったから見えにくいというのもあるんですが。ずっと測ってないから、今現在の自分の視力が分かりません。でもどうせ結果悪いの分かってるからあまり測りたくないなあ。


未知の領域といえば、というテーマに引っ掛けるのがちょっと難しくなってきたんですが、唐突ですが、クラムボンの新作がなんだか気に入りません。本当に『なんだか』って感じなんですが。

Musical

Musical

演奏も素晴らしく、曲も美しいものが多く、客観的に見て完成度の高いアルバムだと思われるコレですが、私は別にこのアルバムは無くてもいいなあと思いました。レンタルで聴いてるのであまり偉そうなこと言うのもどうかとは思うんですが。何というか、クラムボンはここ数作でどんどん新鮮味みたいなものを失っている気がします。今回の作品は良くも悪くも初期〜imaginationまでの曲を焼きなおした感じに聴こえてしまいます。というのもこれはむしろクラムボンがimaginationまでは大変素晴らしい進化を遂げてきたと思うからなんですが。確かにあれだけ素晴らしい作品を出し続けていれば、そしてあれだけ順調に進化していれば、そのうち手詰まりに陥ってしまうのは自然ではあると思いますが。

それにしても今回はなんだか、コレだって言うキラーチューン的な曲が欠けている気がします。前作『てん』もなんだかそんな気がしましたが、やっぱりキラーチューンの不在はアルバムを聴く上でメリハリ的に問題が出てしまうと思うんです。というか何で『THE NEW SONG』を入れないんだろう。まさにあれこそ新しいクラムボンのキラーチューンたるポップさとキャッチーさに特化した曲なのに。

このアルバム、メロディが美しい曲はやたら入っていますが、キャッチーな曲はそんなに入っていません。『Carnival』『GOOD TIME MUSIC』や『Epilogue』はいい線行ってますが、これはなんだか前者は初期のアルバムに、後者はidかimaginationに入ってそうなポップな曲って感じで良いです。ただ、他の曲はどうも美しさを求めるあまりにキャッチーさを失ってしまった曲が多くなってる気がします。『Long Song』とか、アンビエント垂れ流しって感じで、しかも歌い方もあまりに流麗過ぎて、同じ長い曲でも『ドラマチック』の『ララバイ サラバイ』みたいな感動が無いんです。しかもその後に続く二曲もなんだかプログレちっくだそうなぼんやりした曲で、キャッチーさから遠ざかってしまっているのが残念です。imaginationのどこがいいって、『Folklore』の静かで力強い盛り上がりからするっと爽やかに『Don't You Know』に繋がった後にさらっとインストで締める構成だったりします。私は『imagination』が彼女らの作品の中で一番好きなんですが、それは今度別の機会に書きます。この最新アルバムは、そんなimaginationまで維持されていたキャッチーさのバランスがまだ失われたままな気がします。私はクラムボンに『美しさ』ではなく『キュートなポップ』を求めている人間なので、そんな意味で今回のアルバムは前作と同じくらいしっくり来ないものでした。あと最近の『音楽至上主義』的過ぎる佇まいもちょっとなあと思います。

imagination

imagination

しかし本当にimaginationはいいアルバムだなあ。クラムボンが一番バランス感覚に優れていた時期だと思います。

電脳的に手を繋ぐということ

 2007-08-03

最近まともに書けることが音楽の話(ウンチク自慢ともいう)とネットのニュースしか無いのは、最近その辺の行動しかしていないからです。参ったなあ・・・・・・。


最近現実で知り合いと話すことが減りに減って、流石に危機感を覚えた私は、せめてネット上でかろうじて繋がっているコミュニケーションを守るべく、これからリンクを色々と張っていくつもりです。色んな人のブログと見かけだけでも繋がって、自分の存在を少しでもこの世間のどこかに繋ぎとめておきたいのです。


なので、唐突ですが、このブログを見てる人でもしブログを持っていて、そして別に構わないのであれば、そのブログのリンクをこのブログに張らせて欲しいのです。別に私と直に知り合いの方でなくても構いません。


なんだかなあ、やけに人恋しい季節なのかもしれません。夏場に暑い部屋で一人何をするでもなくな生活をかっこいいと思っていたのに、最近はどうもそうは思えなくなってきているのかもしれません。残念な話です。


ところで、今日は他に書くことも特に無いので、さっき観てたようつべの動画でも張っておきます。

D

こういう音源自体の入手が困難な曲がようつべで聴けるのは本当にありがたい話です。しかしこの曲、やってることが非常に少ない。リードギターなんか本当にやってて面白いのか良く分からないような曲がこの辺のアートスクールの曲には多い気がします。『Under My Skin』とかもたしかずーっと同じフレーズの繰り返しだったような・・・・・・。バンドの崩壊は必然だったのかもしれませんね。

しかし彼らの新しいミニアルバムのタイトル、『左利きのキキ』って、三回言ったら噛みそうです。ギギギ。

夏の希望その一

 2007-08-02

流石にネタとやる気を消耗して、書くことが特に無い日記。ミクシィ日記も再開したので更に書くことが無いです。




8月の26日に長崎で何かフェスがあるみたいです。Sky Jamboreeとかいうやつ。サイトはこちらhttp://www.skyj.jp/index.html

正直、福岡で行われたHIGHER GROUND 2007が、メンツ的に殆どどうでも良すぎて、実はもう既に終わっていたことすら知りませんでした。遥か北方のRISING SUN ROCK FESTIVALとはあまりに差がありすぎて物凄く悲しくなりましたね。いいなあ北海道の奴等。勿論そこまで行く金は無いです。いや、無い事も無いか?もし行く人がいたら誘ってください。悩みます。

http://rsr.wess.co.jp/2007/index.htmlいいなーいいなーいいなー。



もちろん、金や時間があったら観たかったさ、フジだってサマソニだって。




そういったものに比べて福岡と来たら・・・・・・。音楽都市が聞いて呆れる。がっかり過ぎて涙すら出る。


それで、福岡のそんな非常に残念なフェスにがっかりしている時に、私がたまたま閉店間際(閉店って、店が潰れる方だよ)のボーダーラインレコード六本松店にいたら、何かポスターが張ってあって、そこのラインナップにとても気になる名前が挙がってたんですね。しかも二つ。まあ、ピロウズと髭なんですけど。


長崎なら北海道と違って、どうにか悩まなくても見に行ける距離です。しかもよく考えたらその余力で長崎市内の観光も出来る!早速、最近中村一義にハマったと言っていたので私がピロウズを聞かせたら気に入ってた某友人を誘ってみたところ、いいんじゃない行こうよ的な返事が返ってきたので、行く事になりそうです。


ピロウズ髭の他にも結構興味あるのが出ます。まずクロマニョンズ。クロマニョンズ見るためにわざわざハイヤーグラウンドに行った人涙目wwwwwかどうかはともかく、また九州に来るようです。せめてその前に音源を手に入れてある程度知ってから見たいものです。多分知らなくても楽しいとは思うんですが、やっぱりどうせなら知ってから楽しみたいですもの。

次にKEMURI。日本のスカロックの大御所だそうですが実は私はこれもまだよく知りません。どっかでCDを探します。たしか天神ギガにあった。まあどうせでかいツタヤにあるんだろうけど。でもあそこCDレンタルのセールがあんまりなさそうだから嫌いだ。しかし調べたところ、彼ら解散予定らしくて、おそらく私は彼らのライブを見るのは最初で最後になるでしょう。だからこそある程度はしっかりと認識してから観て楽しみたいものです。

それとTHE RODEO CARBURETTOR。なんかミッシェルガンエレファント系のロックだそうで、どんなのかなあでも3ピースだなあと思って今公式サイトで視聴してるんですが、うん、いいですね、好きだこういうの。このわざとらしいほどの如何にもなロックンロール!しっかり雰囲気が出ていてよさげです。少なくともDOSEよりは好きになれそうです。何か違ったんだよなあDOSEは・・・・・・。嫌いじゃないんだけど。

まあこんなところが私的に見所です。残念ながら、エルレやビークルはどちらかといえばやりすぎなバカ騒ぎをするバカを見て笑っていたい、いわゆる『厨房観察』をしていたい気持ちです。バンドそのものは別に完全に嫌いって訳じゃないんですけどね・・・・・・。何というか、確実に損している部分ってありますよねえ彼ら。人気税。そういうところを観てほくそえむという、趣味の悪い行為をしてみたいと思ったんです。


ただこのフェス、致命的な問題としては、何故かタイムテーブルを一般に明かさないというのが困ります。これじゃあいつ集中すればいいか判らないし、逆にしょっぱなにピロウズと髭を観てしまったら、それ以降の気分がなんだかなあって感じになってしまいそうで不安です。まあでもどうせ一日限りのフェスということで、全部見ることは容易なんですよね。多分フェスのスタッフの意図するところはそういうことなんでしょうね。『おまえらずっとステージの前でバカみたいに突っ立ってりゃあいいんだよ』と。どっかいい場所を見繕って、そこでまったりと興奮しながら観戦したいものです。ああ、雨のせいで総決起集会がアレな感じになったお陰で守られた私の野外フェス童貞又はバージンが遂に・・・・・・。

D D

この辺を観て本番まで興奮して待ち侘びています。

ギルティー目に砂砕けた千年

 2007-08-01

今日はCD借りた以外には特に何もしてません。だから思いつくネタはCD(とネットネタ)しかありません。天神ギガは1のつく日は半額なので行ってきましたということです。


リスト

Fantastic/APOGEE

echo/MO'SOME TONEBENDER

HELLO/MO'SOME TONEBENDER

Washing Machine/Sonic Youth

The Stooges/The Stooges

A Northern Soul/The Verve

融/空気公団


バイト入ってたし、別に一日中CDばっかり聴いている日ばかりでもないので、まだ全部は消化してないのですが、一応聴いた分だけは、一回しか聴いてないのにレビューしてみたり。それしかネタが無い最近。くやしいのうwwwくやしいのうwww←最近流行ってるみたいだから、使い古しの表現ばかりの人は使ったらどう?

でもそういう人が使うと途端に言葉は古びるのかもしれませんね。というか、こういう特殊な言葉って、公共に広く出回るとやはり持ち味が死んでしまう気がします。顔文字なんかもそうで、やはり諧謔表現として顔文字を用いるのが好きな2ちゃんねらーにとって、コミュニケーションにおいて自分を着飾るために使われるようにして広まった顔文字は我慢ならない気持ちがあるのでしょう。本当はそんなこと考えるのは心が狭い、そう分かってはいるんですがそういう自分も時々(´・ω・`)が死ぬほどムカつく時もあります。心が狭いと分かって言いますが、自分の感情表現(変態的な感情なら許すけど)に顔文字をむやみやたらと使って欲しくない気持ちはあります。だって○○みたいじゃないか。くやしいのうwwwくやしいのうwww

詳しくはここで。http://guideline.livedoor.biz/archives/50940770.html

やはり顔文字の本質は人をおちょくったりすることだと思う。しかしやる夫は可愛いなあ……。




あれー随分元の話から脱線したものです。元に戻します。CDの話。


まずAPOGEE。うわーーーーっ、何でこれ2006年当時知らなかったんだろう。いいです、とてもよいです。最近の新人ではかなり頭一つ抜けてるんじゃないでしょうか。ニューウェーブとポストロックを幻想的なポップに上手に消化しきってます。まず、ニューウェーブ的なのはリズムです。特にドラムのリズムが、よく聴いてみると変なことを結構やっています。ベースもここぞという時に前に出てリズムの冷却に勤めています。しかし、そんな変なリズムがそれほど前に出ていないのが彼らの強い個性の一つで、というのは、普通はリズムがメロディを支えるものですが、彼らの場合、私の主観ですけど、その立場が逆に、メロディがリズムを包み込んでいる感じがするのです。つまり、そのニューウェーブなつんのめり気味なリズムが見事にメロディに溶け切っているのです。この雰囲気作りはやはり新人の中でも際立つ事請け合いで、上モノの歌とキーボードとギターが、時には幻想的に、時には弾け、時にはポストロック風味になりながらも見事なポップさを醸し出しています。このボーカルがまた、草野正宗から少年性を抜いてクールさとサイケさを詰め込んだような声をしていて、いかがわしくもポップな楽曲を上手にコーティングしています。この声と多様な活躍をするキーボードが彼らの強い武器ではないでしょうか。調べますと、2007年の活動はまだそんなに多くはしていないようですが、そのうちアルバムを出すでしょうから、その出来が非常に楽しみです。

あと、このバンドはPVが良い出来です。曲の雰囲気に良くあった奇妙なものをしっかりと作っています。

Fantastic

Fantastic

Just a Seeker’s Song

Just a Seeker’s Song

D D

ちなみに、Just a〜はアルバム後に出た現在のところ最新のシングルです。


次、モーサム。先にHELLOを聴いたのでこっちから。ああ、初期モーサムだぜー!!!って感じ。しかし、この作品以前の鬱々としまくった重さとも、この後のLSD(!!!イニシャルで書いてみてビックリ!そういう意味だったのね)の冒頭数曲のひたすら重たい感じとも微妙に違いますね。やはりモーサムは作品ごとにきちんとキャラを使い分ける事ができるバンドなんだなあと思います。まあでも、曲の傾向とかはこの頃は似たり寄ったりですけどね!でも嫌いじゃないですよ。殺伐としている!メジャーの一枚目で中々の殺伐ぶり。『天井の低い部屋』の盛り上げ方や微妙なポップ加減にモーサムの器用さが見え隠れします。確かに、ドロドロ感ではDOWN ROCKの方が、ブチブチ感ではLSDの方が上な気がする、過渡期な作品かもしれませんが、曲はやはり良く書けていて安心して聴けます。

HELLO

HELLO


そして、上の文章を書きながら聴いているecho。か、かっけえええ!!!正直な話、私よりもよっぽどモーサムが好きな人が割と身近にいるので、そしてその人がこのCDのレビューっぽいのを書いているので、そっちを見るのが賢明かと思います。無断リンクhttp://blog.livedoor.jp/kemonostyle5555/archives/51045206.html

歌詞カードが入っていないのは仕様?しかしこのCDは、ぶっ飛び具合も初期の中でも中々のものですが、何よりもミニアルバム(といっても30分以上あるけど。十分にアルバム級だろう)であり、曲数も少ないことから、聴いている側の集中力が切れる前にアルバムが終わってしまうので、濃密に刺激を受ける事が出来て興奮しっぱなしであることです。短いアルバムはここがミソなんです。アートスクールのメジャー一枚目とか。逆に時間の長いアルバムや曲数の多すぎるアルバムは私の場合、どうしても集中力が途切れがちになってしまいますね。30〜40分台のアルバムが好きです。

しかし凄えなあこれは。いい意味で演奏が拡散して、ぎりぎりのバランスで曲になってる。3ピースバンドの面目躍如というか、もはやこれは立派な『模範』の一つでしょう。一曲ライブ+スタジオの曲があるのは良く意味が分かりませんが、その辺の『やってみました』感もモーサムの味ですかね。モーサムは、むちゃくちゃな事をしっかりきっちりとやってしまうバンドだと思います。野性味と器用さのバランスが大変素晴らしいです。

echo

echo

一曲目『DOWN ROCK』(何でアルバム『DOWN ROCK』に入れなかったのか謎。後で作ったのか?)の、怪しさが疾走していきタイトルコールで減速する構成は見事だなあ。定番といえば定番なんだけど、見事にモーサムしているのが凄くかっこいい。




洋楽の三枚はまだ聴いてない、ってのはどれも量が多すぎるからなんだぜ。ストゥージズとかサービスで二枚組だから、一応両方聴いてから評価したい気もするし。という訳で、リアルタイム更新で聴きながら、聴き終わるたびにそのCDのレビューっぽいものをここに書きます。全部のレビューっぽいものを書くまで今日私は寝ません!多分これまでで最も長い日記(?)になることでしょう。



空気公団は結構短かったし(30分台)、聴きやすかったのでもう聴きました。レビューします。しかし『空気公団』という名前が既に素晴らしいなと、いつも思います。これ、妙な単語の並びなんですけど、ぱっと見は全然いかがわしくなくむしろなんだか爽やかです。しかもパソコンで余裕で一発変換できる!だからなんだと言われそうですが、空気公団のいいところはそういったあっさりした部分だと思います。思いますって、アルバム単位で聴くのはこれが初めてなんですけどね。しかし優しい。物凄く乱暴な言い方を何も知らない私が書くとしたら、彼女らはまるで『曽我部恵一の毒と言うか執念と言うかそういうものを抜いて自然な空気と女性声を入れたサニーデイサービス』って感じがしました。ああ、これはひどい。果たしてこんな文章で伝わるのでしょうか。なんと言いますか私はこういう音楽に造詣があまり無いのでいまいち説明し辛いです。ただ、こういう都会的で自然な感じの歌を歌う女性アーティスト(ちょっとサブカルっぽいところが共通点です。悪口じゃないです。多分。)の中でも、ある種乾いた感じを受けました。クラムボンなんかだと可愛らしさが出るし、Cymbalsはオシャレな感じがあるのに比べて、空気公団は圧倒的に硬派と言うか、ただひたすら素朴な感じがしました。勿論これらはどれがいいどれが悪いとかではなく個性の問題です。先のモーサムのアルバム二つは大変攻撃的なアルバムでしたが、この空気公団のアルバムはいい意味でそれとは真逆なアルバムだと思いました。うーんやっぱりこういうCDのレビューは苦手です。『雰囲気』とか『感じ』ホントに怪しい日本語ですよね。アトモスフィア若しくはムード。私は前者のほうが響きが圧倒的にかっこいいので好きです。ジョイディヴィジョンにもそんなタイトルの素敵な曲があるし。

融




そもそも日本語とは本当に微妙で絶妙な言語な訳で、そんなことがここで語られています。http://guideline.livedoor.biz/archives/50940793.html

例えば女性の姉妹について、英語の『sister』みたいに姉と妹の区別が日本語において無かったりしたら、妹ブームやら姉ブームなどは訪れにくいだろうという問題。例えば『しんしん』とか『しとしと』という言葉が喚起させるイメージの鮮やかさとか。私がたまたま日本人だからそう思うのかもしれませんが、文芸活動を行う上では、日本語ほど表現の幅というか世界というか、そういうものが広範なものは無いのではないかと時々本当にそう思うのです。『あれ』という言葉ひとつとっても、英語の『it』や『that』や『one』の意味を持ち、更にはお互いの合意の物事から情事におけるあれこれまでを指してしまうという、なんとも恐ろしい言葉です。果たして外人がどれだけ私たちが会話の中で発する『あれ』をはっきりと認識できるのでしょうか。こういうことを鑑みるに、日本語はその言語自体がなんとも鎖国体質ではないか、と思ったり。敷居高すぎですよ日本語。日本人でも理解できない部分が多すぎるのに。私も文芸部を名乗るクセしてこの体たらくぶり。どうにかしないといけないのか、それとも時代がどうにかしてくれるのを待つか。言語というのは、特に母語というのは私たちから切っても離せないものであり、しかも具体的であり抽象的な事柄であるため、それについて考えることは、宇宙とかについて考えるよりもはっきりとしていて、なおかつぼんやりとしていると言えます。考え出したらキリが無いはず。思想の宇宙は現実の宇宙並みに無限ですから。なのでそこを旅するには『テーマ』が大切なわけですね。



以上の文が時間稼ぎ。これでどうにかストゥージズのアルバムの一枚目を聴き終えましたのでレビュー。2時10分。

意外とイギーの歌は単調で、一般的にパンクと言われて出てくるイメージとは異なるかも。ヴェルヴェットアンダーグラウンド的なパンクさを感じます。曲もある意味単純で、何度も同じ繰り返しを用います。こういう展開は、上手くいけば最高にサイケですけど失敗するとダルダルです。で、彼らは成功してると思いますよ。ポイントはギターの音だと思います。ファズギターってやっぱりカッコいいんですよ!といっても、彼らのギターのそれはジミヘンとかのとはまた違った感じで、より単純でその分猥雑で分かり易いです。これはかっこいいかも。後にニールヤングが『Rust Never Sleeps』でブチブチしたギターを弾いてましたし、ダイナソーJrもファズギターを振り回し、先程のモーサムもファズギター(ISO FUZZというものを使用しているようです)かましまくりですが、その源流がここだというのはなんだか感慨深いような、なんというか、ルーツを辿ったぜ的な知ったかぶり感に包まれます。いやでも実際このファズギターぷりはやっぱり以後のアンダーグラウンドシーンにおける影響は計り知れないと思いますよ。ヴェルヴェットアンダーグラウンドのそれよりもそれっぽいと思います。そして『I Wanna Be Your Dog』は私の『聴く前から名曲フィルター』が強くかかった曲でしたが、実際もかなりの名曲だと思います。個人的には、クラッシュ的なものよりもこっちの方に私はパンクを感じます(セックスピストルズはどっちかと言えばストゥージズ側ですね)。この投げやり感たっぷりの吐き捨てるようなイギーの歌、そしてバリバリいい続けるファズギター。これは現代でも全然通用するのでは?

The Stooges

The Stooges

  • アーティスト: The Stooges
  • 出版社/メーカー: WEA Japan
  • 発売日: 2000/03/13
  • メディア: CD





ここを書いている夜3時、やっぱり日記は量より質だなと、ミクシィとか他人のブログとか見ながら思う。でも一度言ったことだから最後までやるお。今ヴァーヴを聴いてる。真ん中ぐらいで、この後ソニックユースもある。段々頭がグワングワンして来る。思わず文体もですます調から変化する。この日記ではよくあること。



3時半過ぎ、やっとヴァーヴ聴き終わった。私はこの作品以外では『Urban Hymns』しか聴いたことがありませんが、『Urban Hymns』の時も慣れるのに時間がかかりました。と言うのも彼らの音楽はそのサウンドに反して意外と地味だと思うんですよ。所謂『ストーンズ的』な地味さと言うか、微妙なボーカルのうねりを聴くのや、繰り返しで強調されるフレーズに聴き入るといった、そんなタイプのアーティストだと思います。サイゲデリックなギターの音も、シューゲイザーの混乱しながら突進していくようなタイプや美しいノイズを作り出すタイプとも違って、ワウやらコーラスやらディレイやらでうねうねうねうねしている粘りっこいフレーズが畳み掛けるタイプで、それこそ先程のストゥージズを現代版サイケにしたような感じです。私はこのあまりクリアとは言えない、むしろ濁りまくった音像が好きな日と苦手な日があります。今日は微妙に前者寄りでした。まあモーサムとか聴いてたからなんですけど。しかし、そのグチャグチャの中から浮かび上がるメロディはやはり地味ながら良いものです。同時期のオアシスなんかはメロディ自体がはっきりとポップですが、ヴァーヴのメロディはうだつの上がらないむにゃむにゃした曲中に時々はっとするようなメロディが入る感じか、それかずっと上がるでも下がるでもない雰囲気の中を主張の少ない優しいメロディが泳いでる感じがします。『Urban Hymns』と比べると、ストリングスがあまり使われていない分こっちの方がバンドとしての独自のグルーブは前面に出てる気がします。ギターのアルバムにおける貢献度は明らかにこっちのアルバムのほうが上です。もう本当にトリップ。

しかしそれよりも気になるのは、アルバムの真ん中にある曲の名前。『Brainstorm Interlude』って、ブライアンストームって、アークティックモンキーズの先取り?なんか意味があるんですかねブライアンストーム。ちなみに曲調は似ても似つかないです。

A Northern Soul

A Northern Soul

  • アーティスト: The Verve
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1995/06/20
  • メディア: CD

そしてソニックユースを聴き始める。何だよ『The Diamond Sea・19:36』って……。多分レビューは五時ごろに書き上げられそうな勢い。流石に寝たくなってきた。





ソニックユース、ダイヤモンドシーを除いて聴き終わり。なんだ以外と表題曲とダイヤモンド〜を除けば結構タイトで尺の普通な曲が多い。少なくともサウザンドリーヴスの『どの曲も長くね?』状態では無かったです(あれはあれでいいんですが)。結構キム率が高くてあーと思ったんですが、『Little Trouble Girl』ではまさかのキム=ディール(ピクシーズのコーラス兼ベースの女)とのデュエットをしたり、その次の『No Queen Blues』ではサーストン的なしっかりと抑揚のある歌い方とソニックユース節のだるいサウンドがマッチしてかっこいい、と思ったらその次の『Panty Lies』ではキムの嫌いな部分(神経質な歌い方・曲の単調すぎる感じ)がハデに炸裂して、「お、今回キムいいじゃん」と思ってた気持ちが崩壊しそうになる。しかし何だこのキム猛プッシュは。その後静かなインストでこういうのもいいな、と思ってたら最後にギターのカッティング入るし、その次のリーの曲がやたら疾走感あって曲展開もコロコロ変わってかなり良くてビックリみたいな感じで、最終曲です。ダイヤモンドシー。『The Diamond Sea』。

すげえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

結論ありきで言います。彼らの完璧な曲の一つですね。ここまでやるとは思わなんだ。まさに神曲。まずはいつもどおりだけどちょっとゆらぎ多めなギターからサーストンの歌が入る。このアルバムでは出番が多くないサーストンの歌が普通によろしい。彼の歌は妙に優しくてポップだ。しばらくその穏やかな歌とギターが鳴ってるわけですが、大体9分くらいから様子が変わる。一本のギターによって繰り返される『海』を連想させる綺麗なノイズの中で他のギターが浮き沈みを繰り返す。もう一本キラキラいってるギターもあって、その音世界はまさにタイトルどおり。本当に綺麗な海の中にいるような、そんな音。透き通った世界はこんなところにあった。様子が変化するのは13分くらいからか、次第にギターのフレーズが荒々しくなっていき、遂には14分頃から激しく歪んでくる。その後はもうずっとノイズの洪水である。17分くらいからは文字通り『ノイズ』の洪水。ワウやらフィードバックやら何やら私たちの想像の及ばない方法やらでギターがずーーーっと吠えまくってます。グチャグチャのノイズが舞い、そして19分頃にそれが収束に向かい、ノイズが消えたところでフェードアウトして終わる。合計19分36秒、ここまで濃い長尺曲は中々無いのではないか。勿論多少はやりすぎな感じもあるが、いやしかし彼らはしっかり時間に見合った世界を作っている。恐ろしい事に私はヘッドフォンをしてパソコンをずっと見てるのに、脳裏には別の世界が鮮明に映る。調和と破壊。まあ良くあるテーマだけど、ソニックユースのそれはあまりにも想像を超えるものだったようだった。私は人生の少し、1,2年ばかりを無駄にしてたのかもしれない。ソニックユースに少しでも興味ある人は間違いなく聴いた方がいい、いや、サイケデリックなロック音楽に多少なりとも興味がある人はみんな聴くべきだ。確かに二十分は重い、重すぎる。しかしこの曲はそれを補って余りあることを、ここで私は誰かに伝えたい。どこの海に行ったって、こんな景色はそうは見られまい。あああ、これを子守唄になんてとんでもない!素晴らしい世界だ。

Washing Machine

Washing Machine

  • アーティスト: Sonic Youth
  • 出版社/メーカー: DGC
  • 発売日: 1995/09/26
  • メディア: CD









やっと全部レビューが終わって、『明日』の朝になってしまいました。これから寝ます。ああ、昼夜逆転現象……。

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