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『Mellon Collie and the Infinite Sadness』 Smashing Pumpkins 後半

2009年06月03日 01:30

疲れたよママン。

(6月27日 追記:やっと書き終わりました)
Mellon Collie and the Infinite SadnessMellon Collie and the Infinite Sadness
(1995/10/23)
The Smashing Pumpkins

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Disc 2: Twilight To Starlight
1. Where Boys Fear to Tread
優しく始まった一枚目とは違い、二枚目はハードに始まる。音合わせみたいなラフな始まりからリフだけ残り、ドラムが入ってから重厚に展開する。意外にも爆発はせず、ずっと不穏なリフを撒き散らし続ける。まるでビリーのボーカルだけで曲をコントロールしているような、そんなダルでルーズな曲展開。倦怠。
2. Bodies
前曲で溜めた分はここで鋭く爆発する。チャンネルが変わったようなノイズから、単調で重厚でそして冷淡なリフが鳴り始める。シンプルなリフとサディスティックなビリーのボーカル、そして常に低くそして正確にドコドコ鳴っているドラムのアンサンブルの一丸性が強力。そして曲展開によって喉をキリキリと締め上げて歌うビリー。突如宗教的に静かになり、繰り返される「Love is suiside」、そしてまた押しつぶすようにリフの再来。緩急の付け方が絶妙で、単調な繰り返しが見事に冷徹に機能している。スマパンのハード曲の中でもとりわけクールな曲。
3. Thirty-Three
打って変わって穏やかなイントロが鳴り響く。転がるようなメロディ。Disk2はDisk1以上にサウンドの童話性・郷愁性が強い。歌詞を無視すれば、この曲もそういう流れにある。そしていいミドルエイト。メロディだけで風景が加速しているような錯覚に陥る。
4. In the Arms of Sleep
続けて穏やかな曲。シンプルで陰りの深いシンセの音をベースに、アコースティックな香りが強い優し目の曲。ボリューム奏法による奥行きと土臭い(主にドラムによる)演奏による曲の構造の風通しの良さが魅力。インドっぽい感じに鳴るギターも魅力。
5. 1979
M3からの流れのトドメ。『Tonight』が「これでどうだ!」って感じの必殺、って感じだとしたら、これはさりげなくクールに皆殺し、って感じ。クールキッズに快適なスピードで、淡々と美しい。アメリカの学生どもはこれをデカイ道路や荒野なんかで聴きながら車運転してぶらぶらしてるんだろうないいなあ羨ましい妬ましいクソアメ公がッ!
6. Tales of a Scorched Earth
突然ノイズから、爆裂って感じのイントロが始まるが、なんか妙に音が悪い。ハイがぶち切られている。ビリーの声もラジオを通したかのようなボロボロ具合。何を意図してこんな音にしたんだろう。間奏のノイズ噴射もこのミキシングのせいで迫力薄し。曲もちょっとこれは勢い任せ過ぎやしないか。私がこのアルバムで一番必要ないと思う曲。本当に突き抜けて来ない音質が気色悪い。
7. Thru the Eyes of Ruby
優美なピアノに導かれて始まる、二曲目の長尺曲。と思ったらいきなりスマパンらしい力強い盛り上がり方をして、そこからサイケな音の揺らぎに突っ込む。どっしりハードとサイケを往復し、5分くらいから曲は一番の盛り上がりにさしかかり、ドラムが全開ギターもエフェクトが掛かる。特にいいのはその爆発が収束してから穏やかにかつスケールを広げながら終わっていく所。最後数十秒のアコギとぼんやり優しいフレーズの締めがなんかいい感じ。
8. Stumbleine
アルバム中唯一の完全弾き語り曲。コードチェンジの時の運指の擦れる音が奇麗。メロディや雰囲気はどことなく『Disarm』っぽい。ノイジーさを極限まで削ったビリーのボーカルは本当に優しい。メロディも特別盛り上がる訳でもないけれど、優しく降りてくるような感じで心地良い。
9. X.Y.U.
前曲で待ったりした所にいきなり重厚なリフが降りてくる。三曲目の長尺曲。これはもう、ほぼ全編に渡りハード。ゆったりしたリズムで、突抜を与えること無くじわじわと責めるビリーのS局面。この盤の一曲目に近いかも。長いだけあってもうちょっと展開するけれど。3分以降のドロドロしていく展開、そしてビリーの絶叫によって爆発し、加速し、急停止の後ぐっちゃりとスローに。この辺の重力変化を楽しむ曲かと。ライブで聴いたらきっと盛り上がる。和訳の歌詞に「ズドーン ダダダダダ」とかまで書いてあってなんか笑える。
10. We Only Come Out at Night
急に可愛らしいリズムに乗って始まり、幼稚園のちゃっちいオルガンみたいなのに乗せて歌う、優しく懐かしい感じのメロディなノスタルジィ曲。この曲からアルバム最後のノスタルジィメドレーに突入。合唱する感じのリフレインとキュートなブリッジの対比が可愛い。
11. Beautiful
打ち込みっぽいリズムと単音ピアノ、不思議なサウンドコラージュの中をゆったりとハモるビリーとイハの歌が流れていく、タイトルの通り奇麗な曲。サビのちょっとだけ舞い上がるようなメロディが好き。そしてちょっとSgt.Pepper的なピースフルでジェントルな盛り上がり方(しかもそれがあくまでノスタルジィであるかのような絶妙なアレンジ)がとても切なげで良い。最後に登場するメロディも凄くポップで、それがどんどんあいまいになって消えていくのは狙い過ぎなくらい奇麗。
12. Lily (My One and Only)
M10と被っている気がしなくもないちょっと間抜けなリズムから、牧歌的なノスタルジィさを全開に引き出してくる音色が流れ、そして本当に素朴な優しさと茶目っ気だけしか残っていないようなメロディがとてもとても可愛らしい名曲。歌詞もなんだか微笑ましいが、警察に引きずられていくオチまで付いているのはどういうことだ(笑)最後に登場するメロディのちょっとしたアクセント具合も完璧で、なんだか本当に胸が乾いて死んでしまいそうな絶妙なノスタルジィ具合。ビリーのこういうキュートでポップな側面が凄く良く出ていると思う。本当に絵本のサウンドトラックみたいな穏やかさ・可愛らしさ。
13. By Starlight
ピアノに乗って流れてくる、しっとりしたリズムの壮大な曲。ノスタルジィサイドの締めの高揚。穏やかに、そして奥行きを感じさせる世界で、ビリーが切実そうに音を伸ばして歌う。こういう世界観を作るのが本当に上手いな、このアルバムの時期のビリーは。3分くらいに絶頂を迎え、そしてたおやかに虚しさの世界を漂い、フェードアウトによってアルバムを完結させる。全編を通してギターのエフェクトが素晴らしく、世界観を最大限に広げている。
14. Farewell and Goodnight
アルバムが完結したあとの、それこそ本当に子守唄のようなもの。幕が下りるよと、メンバー全員で夢の波止場みたいなサウンドの中を穏やかに歌い継いでいく。最後までメロディは美しく、ピアノは噓みたいに切なくも虚しい。

太陽は輝くけど、僕はそうも行かない 銀色の雨が洗い去ってしまう
きみにも分かるでしょう どっちでも同じだってこと
おやすみ 僕の愛 いつもいつの日も いつまでも 純粋な心とともに

そしてピアノだけが残り、切ない旋律を残しながらアルバムは閉じる。まるでアルバムの冒頭にまた繋がっていくかのような(「終わりの無い悲しみ」!)。

Disk2の方が長いんだな。一時間以上ある。こちらはちょっと長いかな、Disk1の濃度と比べると。

このアルバム本人曰く、最初は片方のディスクは「凄く静かで美しい音楽」、もう一枚は「エネルギー炸裂のロック」にする構想だったらしいが、Disk2からは特に前者的なコンセプトの残り香が漂う。アルバム終盤のノスタルジィメドレーこそがこのDisk2の核であり、そしてこのアルバムの精神的テーマの中心であると。ハードな側面はそれをより際立たせるためにあるような気さえしてくる。この両面性が彼等(ビリーとジミー?)に可能な限りの多面的な形でサウンドになったのが、まさしくこのアルバムなのだ。妄想って素敵。世界最高の妄想(被害妄想も多分に含まれる所がビリー的)が世界を救うと、きっとビリーは本当に信じていたのではないかとか思っちゃう怖い。

ファンが作ったPV?でも女の子可愛くて、なんか切なくて、良し!


最近のライブでの『Bodies』。ベースの女の子可愛かったのに。
あと合唱いいなあ。私も「Love is suiside」って合唱したい!

おまけ

そんな『Bodies』も、カバーする人によってここまで爽やかで切ない曲になるなんて、という動画。
彼のイケメン具合もあるが(笑)まるでシンガーソングライターの名曲みたいじゃないか。


長かったメロンコリー地獄も、やっと終わった。本当に疲れたわママン。
ZEROティー大事にするよ。ありがとうビリー!
新ドラマー加入で上手く行くといいね!いや本当に。頑張ってください。
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『Mellon Collie and the Infinite Sadness』 Smashing Pumpkins

2009年06月03日 00:02

決死の全曲レビュー。死ねる(笑)順次追加で更新していく予定。
そして相変わらずこのジャケットはどうかと思う(笑)ジャケはサイアミーズの方が好きだな。
ホントにプッツンしてるぜビリー。それともあの彼女のせい?

Mellon Collie and the Infinite SadnessMellon Collie and the Infinite Sadness
(1995/10/23)
The Smashing Pumpkins

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Disc 1: Dawn To Dusk
1. Mellon Collie and the Infinite Sadness
優しいピアノで始まるイントロダクション。途中からストリングスも入ってより優美に。ジャケットからも伝わってくるなんかヨーロピアンな趣がひしひしと感じられるが、3分弱のインストは導入にしては長過ぎませんか?でも気がついたら終わってる。普通に素敵な導入。
2. Tonight, Tonight
そして一気にストリングスの嵐。おおよそロックバンドのアルバムの出だしじゃない(笑)いきなりもう最高にロマンチック。というかまあ、この曲は確かにここくらいしかアルバム中に置くところは無いかも。同じタイプの曲が存在しないし。でも、最高の出だしだと思う。最後にブチ上げる例の六行、特に最後の二行「The impossible is possible tonight / Believe in me as I believe in you, tonight」が死ぬ程ロマンチック。分かったよビリー、わたしも信じるよ!って気分になる。クソ長いアルバムが始まる。
3. Jellybelly
美しくシメた前曲がまるで噓みたいに、ぐっちゃぐっちゃなイントロから始まる、ドラムハネまくりのパワフルロック!サイアミーズからの流れを感じさせる。グチャグチャに潰れたギターのハードなリフと、そこから時折突き抜けるリードギターの対比、そしてともかくどこまでもロールしまくる圧倒的なドラムが凄い。パワーに満ち溢れまくっている。ギターとドラムのキモイくらいの掛け合い。メロディも陽性に突き抜けて、歌詞もいい具合に吹っ切れて(いきなり「どこにもない!お前はどこにもいない!」と来るか!)、どこまでも無理矢理上り詰めていくようなカタルシスが凄いアツい。そして最後のカオス、ビリーのシャウトまで飛び出し、もうデタラメだあああ。こういう系統のスマパン曲でも代表格だろう。
4. Zero
で、パワー全開の前曲から急にパワーを絞って、この曲でどっしりと重くなる。この表情の変わり具合がカッコいい。なんと支離滅裂なアルバムの出だしだろう。やっぱり間奏はカオス。この訳の分からんパワーはどこから出てくるんだ。
5. Here Is No Why
すりつぶすようなシンプルでハードなリフを主体にしたこの曲は、しかし意外とポップでスムーズなメロディを持っている。無理を言えば、『Today』路線の曲であろうか。独特の粘り気の強い歪みと緩急自由自在なドラムが織りなすスマパン的重力を強く感じる。終盤の収束して爆発する展開も流石に慣れたもの。無茶苦茶具合とポップさがばっちり噛み合っている。
あと、注目すべきは歌詞だな。

諦めたらお前は負けてしまうだろう
何故ならお前は悲しみ機械(サッドマシーン!)に永遠に留まるから
スピードに燃え上がり、夢の中で迷う、十代機械(ティーンマシーン)の夢


どうしようもない十代を歌うビリー。厳しいような、優しいような目線。
ちなみにART-SCHOOLの『サッドマシーン』の元ネタはこの曲の歌詞。
6. Bullet With Butterfly Wings
アルバム冒頭からのパワフルな流れが、ここで極まる。血が逆流しそうな勢い。恐るべき完璧な反抗心。漆黒の生命力に満ちた、ひたすら暴力的な混乱。暴動、十代機械の暴動。本当にここまで、凄い勢い。全力疾走です。
7. To Forgive
前曲からギアを落として、ゆったりとした曲が始まる。この曲はニューウェーブ的なダークさやリフレインを持つ鬱曲。先ほどまでとはまた別の意味で「重たい」リフに導かれて、しっとりと歌う。サビで鳴ってたキーボードが、後半で強烈に浮上してくるのが凄く印象的。「オレは忘れるために忘れる。大切なものなど何も無い」無頼派なビリー。救いを振り払うような。
8. An Ode to No One
と思ったら、またパワフルなリフが鳴り始める。歌詞カードではこの曲のタイトルが『Fuck You (An Ode to No One)』となっている。『Fuck You』て(笑)そこまで怒ってくれるビリーに、何故か感謝したくなってしまう。何が彼にそこまで言わせるんだ?
曲としては、『Jellybelly』よりもダークに重く、ビリーの歌は鋭く、って感じ。ドラムは相変わらず無双状態。ホントに気持ち悪いくらい自由自在だが、曲のお陰かマッチョさが気にならないのが大きい。そして強烈なブレイク。そしてじわじわと滾り、と思ったら急にメロウになってみたりして、そして再び、爆発。やはり『Zero』のカップリングの曲群とは詰め込まれたアイディアの量が圧倒的に違う。最後のブレイクのビリーのどうしようもないシャウトがもう、最高。
9. Love
急にエグいシンセのうねりが始まり、ノイズまじりのゴスな雰囲気を構築する。ビリー的なゴスなダウナー感。打ち込みと思われる重たいリズム。美学チックなエグさ。正直この曲ニガテ。個人的にはDisk1で一番好きじゃない(唯一好きになれない)曲。この路線はやはり『Ava Adore』以降の方がより徹底されているように思う。
10. Cupid De Locke
浮遊感漂うハープか何かの調べに乗せた優しい歌。絶対生まれた国を勘違いしている。でも、こんな曲でもドラムがやたらと動き回っていたり、反復する打ち込み音が聞こえてきたりと、作り込みは凄い。というか、ハープにストリングスにコーラスに、しかも仕舞には語りが入るし。滅茶苦茶作り込まれている。
11. Galapogos
静かなアルペジオの中を、一定のペースでシンバルが鳴りながら、ビリーの奇麗な歌が流れていく、美しい曲。ソングライティングの時点でのメロディの良さ、盛り上げ方の上手さを強く感じる。特にドラムの加減は本当に絶妙。ひょっとしたらこの曲が一番『Tonight』に近いのかも。何と言ってもこの曲が素晴らしいのは終盤の展開、静かになり、ゆっくり世界が広がっていき、そしてギターのカッティングが炸裂しそこから一気に上昇する。この美しさ・力強さには鳥肌が立つ。「僕は痛みを否定しない、変化を否定しない」。一枚目後半でとりわけ好きな曲。
12. Muzzle
このアルバムで一番『Today』や『Rocket』なんかと陸続きな曲ではなかろうか。あの粘る歪みのギター、そして緩急自在のドラムによるミドルテンポ。スマパンの一つの王道。この曲ではドラムの三連拍の使い方が特徴的。そして終盤、静かに歌ってたところから一本ギターが増えた時の快感。オルタナティブって感じ全開です。やや地味だけど。ちなみに当初はこの曲をシングルカットする予定が、何らかの事情で『Thirty Three』になったという。この曲のPVまで作っていたとか。み、観たい。
13. Porcelina Of The Vast Oceans
二枚組アルバム中三曲存在する超尺曲の一つで、三曲中一番長い(9分21秒。圧倒的!)。静かで神聖な海が広がっていくような長いイントロから、一気に強烈なリフに突入するところが気持ちいい。航海のイメージみたいに壮大な歌が流れ、そしてまた強烈なリフで落ちる。リフと一体に鳴って鉛を打つようなドラムがやはり強力。そしてギターのエフェクトに凝っている。遠くで聞こえる強烈な歪みや不思議なディレイ、イメージを薄く広く淡く伸ばして、そしてやっぱりリフで落とす。うん、やっぱりこの曲はリフに尽きる。静から動のモーションを、スマパンらしいやり方で冗長に突き詰めた名曲。
14. Take Me Down
Disk1の締めはアルバム中唯一のイハ単独曲。アコギにドリーミングな音をピアノやら何やら、って感じの、曖昧で優しい曲。そして駆け上がるようにメロディが昇り、エンディング然とした壮大な美しさを見せる。どことなくビートルズの『Good Night』を思い起こさせる。イハのいい意味で弱いボーカルなんかもそう言う意味で非常に幻想的。もうこの曲で十分アルバムは完結していますが、更にもう一枚あります。でも、ちゃんとここで聴き終わることが出来るようにもなっているので、まあ安心。その辺は配慮したのかなあ。ここまでで既に57分49秒。もう普通に一枚のアルバムでいいよね。しかしビリーはそれを許さない。


やっぱり長過ぎるので二分割します。個人的にはこれ一枚で十分サイアミーズ越えしている気がするんですが。アイディアの量が半端無い。

ただ、そのアイディアがこう、センセーショナルで時代を先導するような感じじゃないから、その点でレディへとかに比べて軽んじられている気はする。まあ実際支離滅裂だよなあこのアルバム。逆に、最早時代の先導とかそういうのを意識しないようになった最近のUSインディとこのアルバムは立派に陸続きしていると思う。


画質はクソだが、1996年ライブの『Jellybelly』。無敵!ジミーむっちり。

『Bullet With Butterfly Wings』 Smashing Pumpkins

2009年06月01日 04:19

なんかヨーロピアンなジャケ。ビリーの趣味が爆発している。
ジャケット裏はもっと強烈。
Bullet With Butterfly WingsBullet With Butterfly Wings
(1995/10/12)
Smashing Pumpkins

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まず、当初のシングルに収められた二曲。

1. Bullet With Butterfly Wings
スマパンの曲の中でも、最も分かり易く、そして激しくグランジしている曲だと思われ。爆発を前提とした抑制の中短く切れたメロディを歌い、そしてサビの激しさに繋がっていく。生き急ぐように拍子足らずで、明るいイメージは無く、ひたすら攻撃的なパンプキンズ。ハネはしないが要所要所でロールするドラムや、途中からもう何がなんだかよく分からないギター、そして極めつけのリフレインが超強力。そこからのブレイクも、定番とはいえ否応無しに盛り上がる。そして最後の強烈な爆発と強引な収束。フラストレーションが一気に燃え上がり、燃え尽きるかのような展開。
ビリーはこの曲を「オーディエンスと合唱し易い」と思ってシングルにしたようだ。確かに、ライブでこれを聴いたら否応無しに盛り上がるだろうなと思う。スマパンの他のハード路線の曲みたいな爆発とはまた異なった、純オルタナティブミュージック的興奮。演奏するのも楽しそう。PVでも演奏してるし。
2. ...Said Sadly
激しい前曲とは打って変わって、非常に穏やかで優しい、イハによるカントリーソング。それは、まるでNeil YoungとNicolette Larsonのデュエットするカントリーソングのように穏やかで優しくてか弱い。この曲の場合、デュエットの相手はNina Gordon、私は彼女について何も知らないが、イハよりもしっかりした歌声が、(悪い意味で無く)弱いイハの声とよく合っていると思う。西海岸の夢を思わせるスライドギター、芝生の上に降り注ぐ優しい太陽を思わせるメロディとハーモニー。この曲は、イハがソロに持ち越すことになる作風と何も変わりはしない。彼の「核」のようなものを、ソロを聴いた後では強く感じる。彼のソングライティングの無欲さがよく伝わってくる(ビリーとはそこにおいて対照的だと思う。ビリーのソングライティングは多くの場合世界を塗り替えんとする欲求に満ちている)。


スマパンのメランコリー期の1stシングル。先行シングルだったか。先行シングルとしてはパワーがあっていいんじゃないっすかねー。カップリングも好対照をなしてるしぃー。二曲じゃ総評する意味ねーっすわ。いやまあ両方ともいい曲なんですが。

この二曲にプラスして、ボックスセットのこのCDには五曲のカバーが収められている。

3. You're All I've Got Tonight (original: The Cars)
The Carsの原曲とほぼ同じようなアレンジであるが、ギターの歪みの重さや質と、ビリーの歌い方でかなりスマパン色に仕上がっている。パワフルなタム回しと分かり易い左右のギターの壁がいい具合。間奏のギターソロはかなり抑制されている。ビリーのこういう曲における歌い方の(いい意味での)醜さ具合は一貫している。なんと言うか、えぐいあの感じ。
4. Clones (we're all.) (original: Alice Cooper)
Alice Cooperのシンセと機械的なリフの隙間を流れるポップソングを、やはり90年代風のハードさでもってカバー。ただ、ミドルエイトの部分に幾らかの脚色というか、盛り上がっていく感じの原曲のミドルエイトを、呪文みたいに冷淡に歌ったりして、その前後の構成がちょっと入れ替わったりしている。ギターのミュート時の音がいかにも90年代オルタナな感じでいいと思った。サビのメロディは、普通に聞いてたらそうは思わなかったけど、よく聴くとあんまりスマパンっぽくはない。どうでもいいけど。
5. A Night Like This (original: The Cure)
キュアーの原曲はキュアーらしさが強烈に出た、クールでちょっと力強いマイナー調というか、まさに「キュアー節」みたいな曲だけど(っていうかカッコいいなあおい)、それを何故かビリーではなくイハのボーカルで、しかもいつも以上に弱々しく歌う。タイトで音が大きめなドラムの他は輪郭の丸い音が多く、独特のサイケ感はキープしている。うっすら入っているチェロの音が夜をなぞるようで美しい。というか、イハの声でもスマパンっぽい曲に聞こえる。ということは、スマパンのメロディに占めるキュアーの位置がどれだけ重要かということを表す。まあ流石にアハーハーなんてコーラスはスマパンの他の曲じゃあ聴けないが。
6. Destination Unknown (original: Missing Persons)
ピコピコ具合がいかにも80'sポップスって感じの原曲(ガールズポップっすね)を、割とそのままカバー。打ち込みを使用している。うねうねシンセが実にそれっぽい。ただ、原曲のどこかドリーミングな感じは無く、むしろYMOを少し思わせるようなクールさを感じる。間奏にもノイズが入るし、原曲よりも無機質な感じ。ただ、メロディがポップでどこか可愛らしいので、無機質さが暗さに繋がらないのがちょっと面白い。
7. Dreaming (original: Blondie)
これはなんか、カバーだけどこう、名曲然として存在しているし、ビリー的にも多分そういう位置づけで、しかもシングルの最後を収束させる意味も持たせているのだろう。Blondieに関しては恥ずかしくも無知なのでようつべで原曲を聴いてみたら、なんか3分くらいの元気のいいポップスソングだった。それをスマパンはゆったりと丁寧に、5分くらいの「幻想的な名曲」風に料理する。リズムが打ち込みなのだが、このリズムはほぼ『Ava Adore』と同じものが使われている。既にこういう方向に向かっていたようだ。リズムが全面に押し出されている。あくまで人力チックな他の演奏と上手く合ってて良い感じ。原曲以上に「Dreaming」な感じに仕上がっていると思う。3分半を過ぎると、後はアウトしていく。順番に楽器が減っていく。リズムは最後まで消えずに、それにふにゃふにゃシンセが絡み、そして突如途切れる。いいなあ、演出上手。原曲が女性ボーカルだからか、ダーシーが「最初は」ボーカルをとるが、これがなんか変な感じ。エフェクトが掛かっているのか、声が汚いのか(笑)ダーシーの歌は全然上手くないと思う。コーラスはいいと思うけど。途中からビリーがメインで歌い出すのがなんか笑えると言うか哀れと言うか。

という訳で、追加されたカバー曲は誰かの80年代趣味に満ちている。それらのどれもがそれなりにしっかりスマパン色に仕上がっているのは流石と言うか。でも原曲のメロディとかを聴いていると、確かにそれらとスマパンが陸続きな感じはする。個人的にはニューオーダーのカバーも聴きたかったかも。
そして最後にちょっとだけ、「次」の方向性を匂わせて終わる。この辺ビリーの完璧主義具合が伺える。当然ボックスが出る頃にはジミーは既にいなかった訳だから。


スマパンのPVはどれもようつべで「リクエストによる埋め込み無効」が出る。
よってまたもやニコニコから。

怒りに満ちていながら、オレはまだカゴの中のネズミみたい
オレしかいないと言っておくれ ジーザスは一人息子だったろ
オレこそが選ばれし者だと言っておくれ
ジーザスはお前のための一人息子だった!
怒りに満ちているのに、オレはまだカゴの中のネズミなんだ
まだ信じている、オレはきっと救われはしないということを


ビリー……(´・ω・`)
この絞り出すようなやけっぱちな鬱加減、好きです。


ついでに、メロンコリー期のライブ動画。始まり方が笑える。テンポ速いカッコいい!
ビリーが望んだオーディエンスとのコミュニケーションもばっちり。
この頃のスマパンは「外部から見れば」本当に最強だな。
実際は、内面はボロボロだったという。死に体にはとても見えないが。
あとZEROティー欲しい。

『Thirty-Three』 Smashing Pumpkins

2009年05月31日 21:51

なんかよく分からんが、どことなくアメリカっぽいジャケット。
Thirty ThreeThirty Three
(1996/12/16)
Smashing Pumpkins

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1. Thirty-three
ビリーがサイアミーズドリームのツアーの後最初に書いたとされる、幻想的でフォーキーな曲。アコギの他にピアノやベース、そして単調で不思議な音を出すリズムマシーンなどが、リバーブの強烈に効いた磁場の中を漂い、まどろむ。地味と言えば地味だが音に奥行きがあって大変美しい。ベスト盤から外されたのはやはり地味だから?でも、イントロの吸い込まれるような感じからずっと、童話の世界に行ったみたいで心地よい良曲。ただ歌詞は幻想的な部分など全く無く、ひたすら孤独。当時のバンドの状況を歌ったのか?PVはビリーと噂の彼女Yelena Yemchukの監修。幻想的な映像と現実的な絵が無数に広がる。最後のオチは笑えばいいのかよく分からん。
2. The Last Song
ピアノとアコギを中心とした演奏に優しいビリーの歌が乗る。そしてドラムとストリングスが入って一気に世界が広がる。前曲に続いてどこか幻想的な曲調。絞り出すような切なさがとてもいい。ドラムが地味にばたばたと動き回りいい具合。途中に入るギターのラインも奇麗で大人っぽい、と思ったら弾いてるのはビリーの父親だった(笑)地元シカゴでのラストライブでも父親が出てきて弾いたらしい。
3. The Aeroplane Flies High
ボックスタイトルにもなった、8分37秒に渡る大曲。重く鈍く歪んだエレキギターと、単調な重厚さに賭けたリズムが曲全体を強力な重圧として機能させている。何かのアナウンスも挿入される。こういうのっていいですよね元ネタ分からないけど。テンポが変わったり変な仕掛けがあったりすることは無いので、その強烈な重力感を存分に味わうことが出来る。この重力感が、タイトル的な巨大飛行物のそれを思わせる。スマパンのハード志向が最も硬派的に露出した曲の一つなのでは。最後に静かに、しかし歪にギターと歌だけが残る部分が不穏さを残して曲は終わる。閉塞感の中広がっていった世界観が奇妙に閉じる。
4. Transformer
タイトでストイックなリズムの上に一定のリフが反復と停止を繰り返す、後の『The Everlasting Gaze』を思わせるハードな曲。ビリーのボーカルも一定の熱量を超えない程度に自由でいい具合にひねくれている。二回目のヴァースの繰り返しで効果音的なノイズギターが被さるところが好き。突然変な電子音残して止まったかと思ったらノイズ被ったまま普通に再開してそのまま呪文唱えながら終わる展開もクール。いい具合にシャープに纏まっていて好き。
5. The Bells
リバーブの効いた世界でアコギとストリングスとピアノが優しく鳴るイハ曲。フワフワとした感じ。三つの楽器の住み分けがとても良く、心地よい浮遊感に包まれる。いい奥行き、いいメロディ。ハミングとストリングスがユニゾンするところとかいい感じ。ピアノはFountains Of Wayneのリーダーでイハの盟友、今も一緒にTinted Windowsとして活動しているAdam Schlesinger。2分19秒しか無いのが勿体無いけど、その辺の謙虚さはイハっぽくもある。これを『Tonight, Tonight』に収録しなかったのはビリーの意地か?
6. My Blue Heaven
1927年に書かれ、多くのカバーを生み出した名曲を、ビリーがピアノやストリングスを引き連れてカバー。往年のアメリカンポップス的な感じとは異なり、ヨーロッパの宮廷音楽(それがどんなもんか知らんが)みたいなイメージでカバーしている。大変優美で、ビリーの歌もスマパンの数ある曲の中でも最も優しく美しい。
まあ、私はこのカバーを聴いてこの曲を知ったので、あまり詳しくは語れませんが。

スマパンのメランコリー期の5thシングル。メランコリー期では最後に出たシングルで、小野シングルが発売される前にジミーがドラッグ問題でバンドから脱退している。その後オリジナルメンバーが揃うことはほぼ無かった。カップリング曲にも「最後の蔵出し」感が出ていて統一感が無い、というか、それぞれのシングルの個性から外された曲の中から選曲されたのではなかろうか。そのためか、物凄くクオリティが高く、またバリエーションも六曲にしては広い。幻想的で優美な四曲とハードな二曲だが、収録時間的には結構バランスが取れている。このシングルを『短縮版メランコリー』と呼称しても過言ではなかろう。あのアルバムの「本当に夢みたいに曖昧な美しさ」と「どうしようもない激しさ」の両端がここには収められている(後者に関してはアルバムのハード曲とはちょっと趣が違う気もするが)。

ただ、アマゾンでは四曲入りバージョンと三曲入りバージョンしか買えない。私がボックスを買う前に持っていた日本盤には六曲全部入っていたのだが。


今回も事情により動画はニコニコから。

全体的にどこか切なげ。特にバンドメンバーが「三人で」歩くところとか。
切ない。

あと『My Blue Heaven』をいくつか。これはようつべから。

1927年当時バージョン。あああああ。古い素敵な映画みたあああい!素敵!


ロックンロール黎明期(まだR&RとR&Bが分かれていなかった時代)
の巨匠Fats Dominoによるカバーバージョン。
ブギウギ!ジャズっぽくもある。これも凄くいいなあ!


ビリーのにかなり近いと思う、Gene Austinのバージョン。美しい……。
ラジオノイズが曲をセピア色に染め上げる。誰かのおもいでに沈みたくなる。


日本音楽界の超巨頭、Eichi Otakiもこの曲をカバーしていた!
間奏のマンドリンか何かがいいムード。日本語詞もいい感じ!
大人っぽいけど、どこかユーモラスな感じもあっていい。
『ロンバケ』前みたいな余裕と諧謔精神を感じる。

他にもぱっと見ただけで、Frank SinatraからNorah Jonesまで、年代を超えた数々のミュージシャンがこの曲をカバーしているらしい。アメリカのポピュラーミュージック界の層の厚さを知る。どれも素敵です。


最後に割と最近のスマパンのライブから。現在こんな感じになってます。
年を取って深みが出たのかどうなのかよく分からん声。これぞビリー(笑)
またいいアルバム作って欲しいです。頑張ってください!

『Tonight, Tonight』 Smashing Pumpkins

2009年05月30日 14:23

それにしても、あの大名曲のシングルとは思えないデザインだなあ。
Tonight TonightTonight Tonight
(1998/11/17)
Smashing Pumpkins

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1. Tonight, Tonight
ポップやロックのシンガーには若者の声を代弁するような役割がある。10代の声。精神的ティーンエイジャーの声。ビリーもまた時折そういった面を見せるが、この曲はその中でも『1979』と並んで最大のものであろう。むしろ曲が派手な分こっちの方が凄い。多少説教めいた歌詞だが、それもサウンドの勢いに掻き消されてしまう。よくこんな曲書いたな。
アコースティックギターで作られたもとの曲から、よくここまで世界観を広げたなあと。祝福し、鼓舞し、舞い狂うストリングスの嵐。ビリーのヨーロッパ・クラシック趣味の一つの頂点。凄くシンプルすぎてびっくりするアルペジオから溜めを(繰り返される「Believe in me」)置いてそして舞い上がる!一体どこを飛行しているのだ。圧倒的なドラムの連打。どこまでも高揚していって、高揚の度にどこからともなく沸き出す「勇気」的な何か。特に物凄いのは最後の六回に渡る繰り返し。当時のスマパンの限界を超えていこうとするスタンス、もう非常に青臭いとしかいえないようなそれが、世界の普遍として鳴り渡る瞬間。ここまでの歌詞のメッセージと曲調の幸福な一体化はなかなか無いだろう。スマパンの名曲群の中でもとりわけ孤高の位置にある、恐ろしいまでの名曲。PVがまた物凄くいいんだよなあ。どんだけヨーロッパ好きなのかと。お前アメリカ人じゃないのかと。ビリーの妄想力・青春性が最大級に爆発している。
2. Meladori Magpie
『White Album』期のジョンレノンのアコースティックなそれを思わせるアルペジオを主体とした曲。気品と誇りに溢れ、乾いていて、でもちょっと優しい。ずっと同じテンポをキープするバスドラムと鈴が可愛らしい。また左右のチャンネルから鳴るスライドギターもいい感じ。大々的な曲の後にささやかに流れる極めて小規模な曲。その小規模さが素敵。
3. Rotten Apples
Nick Drake調の室内楽的ストリングスが優しいアコースティック曲。アコギとストリングスと多分ウッドベース、それと歌だけである。優美なメロディと併せてヨーロピアンな香りの強い曲。ビリーの声の汚さがいい具合にアクセントになっている。歌詞はビリー節全開。不完全でか弱い君。神聖なもの。腐った林檎。しかしなんでこんな地味めな曲のタイトルをベスト盤のタイトルにしたんだろう。しかもこの曲は収録されないし。
4. Jupiter's Lament
純粋なアコギの弾き語り。ビリーの歌は終始優しく響く。牧歌的に駆け上がって駆け下りるメロディが可愛らしい。終盤のとっておきのメロディがふわっと舞い上げる感じがしてとても良い。しかし、こういうシンプルな曲を語るのは難しい(笑)
5. Medellia Of The Gray Skies
リバーブが深く掛かった空間で(なんかおかしな表現だ(笑))クラシカルなアコギのアルペジオとピアノと歌が流れていく曲。よく聴くとベースも鳴ってる。アルペジオがとてもヨーロピアン。ビリーの声も噓みたいに甘く儚い。スマパン一めめしい曲なのでは。好きだけど。やっぱり地味だ。
6. Blank
またもや弾き語り。アルペジオでコードを弾いて進行する曲。一定の繰り返しから、ゆったりと落ちていくような優しいメロディに帰結する。ひたすら「I wish○○」を繰り返すビリー。「僕が空白ならいいのに」ってどういうことだ?
7. Tonite Reprise
『Tonight, Tonight』のアコースティック短縮版。最初のサビの後にいきなり最後の六連が四連になって入る。しかし、アコースティックでも最後の繰り返すメッセージは強い。原曲の良さがよく伝わってくるが、またこの原曲をよくあのスケールでやろうと思いついたなとも思う。


スマパンのメランコリー期の4thシングル。コンセプトとしては「アコースティックで優しいメロディの曲」を集めてある。そのため非常に眠いとても美しいメロディが沢山詰まっている。そんな中でタイトル曲だけが非常にド派手である。他の曲はどれも地味なのでギャップが超激しい。事実、ドラムが入っている曲は『Tonight, Tonight』と『Meladori Magpie』だけである。ジミー……。

ただ、ビリーは実はハードな曲よりもメランコリックな曲の方がより素質があると、彼のファンのうちの少なくない人が思っている(私も割とそう思う)。そういう人達は、このシングルでビリーの根本的なメロディセンス、ソングライティングの骨組みを存分に味わうことが出来る。このシングルの時点で既にスキンだったくせに、やたら奇麗で優しいメロディを書きます。このギャップもまたスマパン、ということで。イハの曲がないのが寂しいか。アコースティックは彼のフィールドだろうに。
(ただ、イハのアコースティックソングはアメリカ的な色が強く、で、このシングルはヨーロッパ的色彩感覚を強く感じるので、その辺の兼ね合いで収録されなかったのかも。)

あまりに画質が奇麗だったのでまたニコニコから。ただ、エコノミーの時はあまり奇麗に映りません。まあそれでも、世界最高のPVの一つだけど。元ネタは映画黎明期の作品にして世界初のSF映画『月世界旅行』。ポンキッキーズで合成した映像なんかもありました。あの歌和田アキ子だったんだって。最近知った。

今夜、誠実さを踏みにじる連中を僕達で十字架に掛けてしまおう!
今夜、全てを正しくしよう 僕達はそれを全て感じ取るんだ!
今夜、夜を捧げる方法を見つけ出すんだ!
今夜、君の人生に言葉にもできない瞬間が訪れる!
今夜、不可能が可能になる!
僕が君を信じるから、僕を信じておくれ!今夜!


今夜今夜うるせえ。もう凄い好き。
最後の一文はあえてちょっと違う訳してます。

『1979』 Smashing Pumpkins

2009年05月30日 11:21

ボックスセットも来たので勢いに乗るっ!

19791979
(2000/06/02)
Smashing Pumpkins

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1. 1979
もう素晴らしい。けどなんか説明が難しい曲。ギターポップとニューウェーブの間の子?って言ってもなんかしっくり来ない。不思議な透明感。とても澄んだ、奇麗で均一で感情の薄いクリーンギターの刻み。この曲以前には世界のどこにも存在しなかったんじゃないかと思うようなタイプの抒情。以後、この曲のフォローワーが多く現れる。中村一義の『セブンスター』とか。何でビリーはこんな曲を書けたんだろう。
この曲が明らかに後の『Perfect』や『Try, Try, Try』に繋がっていくのだけれど、それらと大きく違うところは、この曲のリズムが「打ち込み」でも「打ち込みっぽい生ドラム」でもなく、「抑制された均一な生ドラム」だということ。こういうタイプのドラムの持つ魅力、シンバルの艶などが凄く生きている。そして無駄な装飾を一切省いた素晴らしいメロディ。青春を過不足無く感じさせる絶妙なリリックと、所々おバカでそして切ないPV。そしてそして最高にクールなミドルエイト。世界中でもとりわけ完全なポップソングの一つに違いない。
2. Ugly
ギターの陰鬱なブリッジミュートを淡々と続けていき、後ろでやはり闇を感じさせるシンセを鳴らす、ひっそりとしたダークな曲。歌も若干ヒステリックさを小出しにしながらも、決して一線は越えない。そして最後はぷつりと終わる。リズムも最小限。このこじんまりとした憂鬱が何とももどかしくもあり、また魅力でもある。露骨に『Adore』に繋がっていくタイプの曲かと。
3. The Boy
陰鬱だった前曲から打って変わって、タンバリン、可愛いドラム、そして爽やかで舞い上がるようなギターのカッティングが鳴り始める。切ない疾走感。ヘタと隣り合わせの素朴さがあるイハの歌うメロディがとても爽やかで素晴らしい。これはギターポップだ。しっかりじわじわと盛り上げるドラム、途中の畳み掛けるような歌、最後にちょっとだけ入ってくる、非常に青臭い歪み方をしたギター、「I can't stop, I can't breathe, I can't think I'm in love again」なんていう非常に青臭い歌詞。なんかもう、この曲全体がジェイムス・イハであるかのような、そんな、混じりっけ無しの青臭い爽やかさ。これを外してしまう四曲入りバージョンは最悪だ!ソロに繋がるアコースティック路線とはまた違った系統の、イハによる最高の名曲。……イハの曲だよね?それにしても『1979』にしろ『Pennies』にしろこの曲にしろ、こういうスマパンの爽やかギターロック曲のギターの音は本当に素晴らしい。
4. Cherry
また陰鬱で単調ななアルペジオ的リフ(ニルバーナっぽい)が曲中ずっと続くダークな曲。シンセが不気味なリズムで鳴るかと思ったら急に別のチャンネルで電子音をささやかに鳴らす。そしてこの曲は一応陰鬱の出口が設けられている。だがそこまで昂らず、またどっしりとした陰鬱に落ち着いていく。そしてコーラスが重なり、フェードアウト。ビリーの、次第にダークな美しさを追求していく志向が強く出た曲。
5. Believe
またイハによる名曲!こればベスト盤の2枚目にも収録されている。アコースティックギター中心なのはイハ曲の常だが、これはそれでもマイナーコードを利用したしっとりした曲。室内楽的な寂しいストリングスも入ってなんだか神妙な雰囲気。『Disarm』をもっと小規模にそして切なくしたような趣がある。ドラムもささやかな感じで凄く良い。そして二回目のサビ以降の畳み掛け、ちょっとだけ出てくるエレキターに導かれて高揚する歌。青臭いってよりもひたすら美しい、いい曲。詞もイハらしいストレートで真摯な感じなもの。イハが歌うと丁寧にメロディを追いかけている感じがして(余裕がなさそうな感じともいえるけど(笑))ビリーとはまた違った趣がある。いい具合のヘボさ・可愛らしさ・実直さ。
6. Set The Ray to Jerry
エフェクトに凝った輪郭な曖昧なギターをバックに知的にうねるベースとドラムが交錯し、上にビリーのささやかなメロディが乗る、不思議にサイケな奥行きのある曲。これもベスト盤の二枚目に収録。ドラムはどこか機械的(ハットのタイミングとか)な感じだが、やっぱり生ドラムでこういうのするのはいいなあ、素敵。曲自体は大した盛り上がりもなく延々と続いていく。オープンハイハットと一回だけのビリーのシャウトでアクセントを付ける。そして曲の最後でちょっとだけギターの音が大きくなる。不思議と陰鬱さはあまり感じない。形容しがたい夢を見ているような、そんな感覚。それにしてもビリーのメロディは不思議だ。短いメロディなのに凄く絶妙に思える。


スマパンのメランコリー期の2ndシングル。これ、スマパン史上最高のシングルなんじゃないだろうか。まあただ私の趣向が合致しただけだろうが。

このシングルのコンセプトとしては「抑制の利いたエレキギター曲」が収録されている(『Believe』はちょっと例外かも)。よってこのシングルではジミーのあの跳ねまくる鬼のようなドラムは聴けない。その代わり、淡々と曲を進行させ盛り上げたり、やたらリムを叩いたりするジミーを満喫できる。ビリーのギターポップや、特にニューウェーブの趣向が強く出ていると言ってもいい。

しかしこのシングル、本当にメロディが奇麗な曲が多い。ビリーは勿論だが、イハがここで自身のキャリアでも最高の、そしてソロアルバムとはまた違った趣向の曲を二曲も発表しているところは注目に値する。スマパンにギターポップを求める人にとっては、このシングルは間違いなく名盤になるだろう。適度に淡々としていて、歯切れのいい、独特のスマパンポップソングが並ぶ。

四曲入りはやめろ。四曲入りとか初めから出すなよ。最高の六曲なんだから。
あと、スマパンで唯一全米一位を獲得したシングルらしい。英語ウィキより。

何故かようつべの『1979』の動画は全部埋め込み無効だったので、ニコニコから。

「僕達は落ち着くことを知らなくて、それを気にも掛けない
 千の罪の国に引き寄せられるのを感じて、セメントを注ぎ、嘆き、確信して
 下方に見える光や街へ、音速より速く、向かう意志より速く、希望の音の元へ」


すごく青春な歌じゃないですか。
しかしなんかペイヴメントみたいな連中だな。この映像。あとイハwwwwwww

どうでもいいけど、『Range Life』でスマパンをこき下ろしたマルクマスは、スマパンの取り澄ました感じが嫌いなだけで、曲自体は結構好きなものもあるとどこかでコメントしていた。特にこの『1979』は割とお気に入りらしく、いいソングライティングだとか言ってた気がする。

『Aeroplane Flies High』 Smashing Pumpkins

2009年05月28日 18:55

『Zero』のレビュー書いた一時間後に、来たあ!
写真をアップしようとしたらファイルのサイズオーバー。iPhoto重すぎ。
20090528114725.jpg
すっげーえ!かっけーえ!
開封するとこんな感じ。
20090528183330.jpg
うわあああああ。ああああああ。
ちなみにブックレットがかなり丁寧。ファンに対する誠意と愛が伝わってくる。
満喫します。あと家宝にします。


『Zero』 Smashing pumpkins

2009年05月28日 11:46

ジャケットのデザインは当時のビリーの恋人Yelena Yemchuk。この後活動休止まで続くビリーのビジュアル的ゴス趣味の根本はこの人から来ているらしい。
ZeroZero
(1996/04/23)
Smashing Pumpkins

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1. Zero
この曲以前も以後もリフ中心のハードロックな曲はスマパンには沢山あるけど、これはそれらとはなんか違う感じがする。PVのせいもあるのかもしれないけど、物凄く「ゴス」ってる。どっちかと言えば他のリフ曲よりも『Ava Adore』とかの方がイメージが近い気がする。詞の世界観なんかもどことなく「ゴスな恋人」感に溢れてるし。多分この曲から、スマパンのゴス化が始まるんだと思う(『Bullet With~』はその一歩手前の段階かなあと)。
それにしても、こんな簡単なリフからしっかりさらっと盛り上がりもつけて、簡単な構成の曲なのにきちっとシングルらしいキャッチャーさを持ってるのが凄い。ブレイクの使い方といいギターソロの完結かつ異質さといいシンプルにどっしりとしたドラムといい、抑制の利いた、引き算の美学を強く感じる曲。そして最後はアウトロ無しで歌でぴしっと止まる。クール。2分41秒。クール。
2. God
このシングルのハードロック曲の中ではまだ全然いい方。でも『メランコリー』の他の憧憬等の曲と比べるとちょっと弱いかなって曲。でもその小規模さがこの曲の魅力かも。不穏なドラムとボーカルだけのセクションから一気に爆発する、スマパン的グランジな曲。単調で沈静なところから、曲全体が短いリフの畳掛けみたいになる展開は鬼気迫る感じがして良い。サビのドラムの感じはいかにもジミー・チェンバレン。アメリカ人~って感じが凄くする。マッチョさとクールさが割と上手くハマってると思う。
でもアルバムのリフ曲の方がいい。
3. Mouths Of Babes
ビリーが大した抑制のアイディアも展開も考えずにリフ主体の曲を作るとまあこんな感じ?って曲。サビのメロディはそれでもちょっとビリー的美メロを感じるけど、リフがくど過ぎる。曲を通しての倦怠感・停滞感も苦手。スマパンのこういうノリの曲はわたし苦手。緩い出来だと思っちゃうと同時に、アルバム収録のリフ曲はアイディアや突破力に秀でているなあと思わせられる。
4. Tribute To Johnny
イントロから典型的ハードロッキンなリフが鳴り始める、まさかのインスト曲。スマパンっぽさは皆無。タイトルの通り、ギタリストのJohnny Winterに捧げられている。リフもドラムもマッチョ過ぎる。とても苦手な世界。
5. Marquis In Spades
「ファッカー」と呟いて、また重く鈍いリフが鳴り始める。リフの合間にビリーの金切り声が聞こえる。個人的には、大体この辺でもうすっかりウンザリしてくる(笑)ミックスのせいかビリーの声が埋もれて聞こえる。これといった強烈なフックが無いのが辛い。ドラムが無駄に動き回るのもまた、なんか重たいっす。最後のシャウトはカッコいいはずなんだが、後ろのリフがちょっとダサい。
6. Pennies
ここで急に雰囲気が変わる。確かにこの曲もメインのリフを伴った曲だけど、曲調は明らかに『1979』とかのささやかなギターロック。こういうビリーの微妙なメロディの抑揚の付け方は非常に好み。そしてその微妙な抑揚を曲展開とともに最大限に盛り上げるドラムは流石だと思う。歯切れよく小気味よいドラム。さっきまでのハードロッキンが?のように軽い。気持ちのよいシンコペーション。たった二分半によくこんだけ突っ込めるなあという、かといって濃過ぎることも無い、絶妙のギターポップ。これはホント名曲。
7. Pastichio Medley
いきなり重たいリフが始まり、何かと思うが、そしたら急に変わってノイジーな中期ビートルと思ったらあれっ、あれっ、あれれー。収録時間23分の、要するにボツになったリフの集合体。ボツの怨念。大体はハードなリフばっかりなのだが時折入ってくるギターロック調や『Today』の焼き直しの残骸や『1979』路線なリフが気になる。使えばいいのにと思う。ハードなリフの中にも幾つか気になるのがある。使えばいいのに。
要するに、そういう「ああ、このリフいいね」っていう、そういう展覧会。一個のリフは長くても30秒くらいなので、死ぬ程リフを楽しめる。ただ、気に入ったリフが出てきてもすぐ次に切り替わってしまうが。っていうかこんなのを見せびらかすって、ビリーったら本当に自意識過剰。
ちなみに、以下のような曲から成っているらしい。英語版ウィキより引用。

It features: "The Demon", "Thunderbolt", "Dearth", "Knuckles", "Star Song", "Firepower", "New Waver", "Space Jam", "Zoom", "So Very Sad About Us", "Phang", "Speed Racer", "The Eternal E", "Hairy Eyeball", "The Groover", "Hell Bent for Hell", "Rachel", "A Dog's Prayer", "Blast", "The Black Rider", "Slurpee", "Flipper", "The Viper", "Bitch", "Fried", "Harmonia", "U.S.A.", "The Tracer", "Envelope Woman", "Plastic Guy", "Glasgow 3am", "The Road Is Long", "Funkified", "Rigamarole", "Depresso", "The Streets Are Hot Tonite", "Dawn At 16", "Spazmatazz", "Fucker", "In the Arms of Sheep", "Speed", "77", "Me Rock You Snow", "Feelium", "Is Alex Milton", "Rubberman", "Spacer", "Rock Me", "Weeping Willowly", "Rings", "So So Pretty", "Lucky Lad", "Jackboot", "Milieu", "Disconnected", "Let Your Lazer Love Light Shine Down", "Phreak", "Porkbelly", "Robot Lover", "Jimmy James", "America", "Slinkeepie", "Dummy Tum Tummy", "Fakir", "Jake", "Camaro", "Moonkids", "Make It Fungus", "V-8", "Die".



Smashing Pumpkinsのアルバム『Mellon Collie~』からの3rdシングル。って言っても7曲収録でしかも収録時間41分(まあ半分以上Pastichio Medleyだけど)、圧倒的すぎる物量。
で、このシングルは「ハードなリフ曲」のコンセプトで曲を集めている。どの曲もリフから出来たっぽい曲ばかり。ただ、表題曲と他の曲はなんかカラーが違う上に、大抵の曲は「まあアルバムのアウトテイクかなあ」的なクオリティだと思う。一曲一曲もそんなに長くないし。何せ最後にアウトテイクの最たるものがどしんと構えているから。ただ『Pennies』は名曲。これも明らかにカラーが違うけど、バランスをとったのかなあ。

ジャケットと同じく、Yelena Yemchukの監修。ゴス!って感じ。

スマパンのメランコリー期のシングル群

2009年05月25日 23:18

遂にこれを購入してしまった!まだアマゾンでクリックしただけなんだけど。

既にメランコリーの時期のシングルは三枚持ってるのに。
今持ってるのは『Tonight, Tonight』『1979』『Thirty Three』の三枚。
あとレンタルで『Zero』も持ってる。
あと一枚『Bullet With Butterfly Wings』で全部。

で、最初にリンク貼った『Aeroplane Flies High』というのは、この五枚のシングルを集めたボックスセットなんです。「なら既に四枚持ってるのに勿体無いじゃんこのマニアうんこ!」と言われたいところですが、実はちょっとこの辺微妙な問題があって。

まず、スマパンのシングルは時にバージョン違いが存在して、収録曲が異なったりします(シングルの各バージョンや収録曲についてはこのページが詳しい)。で、僕が持っている『1979』については2パターンあって、四曲入りのやつと六曲入りのやつがあって、四曲入りのやつの曲は全部六曲入りに入っています(何でこんなことするんだ!)。僕が持っているのが残念ながら前者なんです。で、四曲入りに入っていない『The Boy』という曲、これが名曲で。悔しい。欲しい。

あと、もう一つ大事なポイント、っていうかいちばん大事なポイントが、『Bullet With~』のシングルで、上のリンクから分かるように、シングルのこれは二曲入りなんですが、『Aeroplane~』に入っている『Bullet~』はなんと七曲入り!様々なカバー曲が5曲も増えているのです!初めっから入れろよ!ボックス買わせたいだけだろ!嫌がらせだろ!ってかどんだけ曲あるんだよ!と。

なので、ボックスが欲しいなあと。一応、iTunes Store(USかUK)でもこういうカップリング曲とかは買えるんですが、やっぱりファンとしてシングル持っておきたいなと。あとボックスのデザインも中々洒落てるし。
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かっこいい!この頃のビリーホントセンスいい!

しかし、メランコリー期のビリーは曲書き過ぎ。以下、シングル収録曲を羅列。
1st single 『Bullet With Butterfly Wings』

1. bullet with butterfly wings
2. ...said sadly
+ボックスセットに収録分
3. you're all i've got tonight (original: The Cars)
4. clones (we're all.) (original: Alice Cooper)
5. a night like this (original: The Cure)
6. destination unknown (original: Missing Persons)
7. dreaming (original: Blondie)



2nd single 『1979』(六曲バージョン)

1. 1979
2. Ugly
3. The Boy
4. Cherry
5. Believe
6. Set The Ray to Jerry
(四曲バージョンは以上から『The Boy』『Set The~』を除く)



3rd single 『Zero』

1. zero
2. god
3. mouths of babes
4. tribute to johnny
5. marquis in spades
6. pennies
7. pastichio medley



4th single 『Tonight, Tonight』

1. tonight, tonight
2. meladori magpie
3. rotten apples
4. jupiter's lament
5. medellia of the gray skies
6. blank
7. tonite reprise
(このシングルも四曲バージョンが存在し、以上から6,7を除く)



5th single 『Thirty-Three』

1. Thirty-three
2. The Last Song
3. The Aeroplane Flies High
4. Transformer
5. The Bells
6. My Blue Heaven [Writing/Donaldson]
(これは四曲バージョン、三曲バージョンが存在する。めんどい)



おまけ 『1979 remix』

1. vocal mix
2. instrumental mix
3. moby mix
4. cement mix
(これはボックスには入ってないようです。要らん。)



各シングルの表題曲はアルバムに収録されているので除くとして、アルバム未収録曲は実に22曲(カバーとリミックス、及び『pastichio medley』を含まず)にも及びます。多分もっとボツとかあるんだろうなあ(ボツの固まりが『pastichio medley』)。もうひとつ二枚組アルバムが作れてしまう。

『サイアミーズ~』から『メランコリー~』までのブランクは二年。しかも間に『Pisces Iscariot』を挟んでいる。この期間のスマパンはもう本当にリリース大杉。アルバム出てからのシングルカットを含めると二年半くらいかもうちょっとか。この辺りがいわゆるスマパンの「全盛期」でしょう。今や一人でスマパンしているビリーは、この全盛期に並ぶ作品を作ることが出来るんでしょうか?ユーチューブとか見てると、曲自体はまだ全然書けそうなんですが。アレンジとか……。

ちなみに、このようなアルバム未収録曲ですが、大体はYoutubeで聴けます。流石アメリカの国民的バンド!歌の内容考えたら、全然「国民的」に相応しくなさそうなバンドなのに。

スマパン期のイハ曲で一番いいんじゃね?

この曲も大好き!ビリーは細かいところでネタが多い。
いいリフにいいメロディ載せるなあ。
投稿者の持ってきた映像もスマパンっぽくていい。愛されてるなあ。

トドメがこれ。ボックスのタイトルにもなった大曲。8:33。圧巻。
なぜか映像が『青い春』。よく分からん。

スマパンのこれらのシングル五枚のレビューします。
持ってるものからするので順番は順不同。

Smashing Pumpkins Bros. だそうです

2009年03月18日 15:33


最初流れる曲が何か分かんなかった。
今でも「え、そんな曲だったっけ?」って気がしてるけど。
美しげなメロディをファミコン音源で鳴らすと何でもマザーっぽく聞こえる病。


しかし実質完全なビリーワンマンバンドだったにもかかわらず、
「あの四人」を求めるファンが多いところは、何とも不思議なバンドだ。



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